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伊藤博文公暗殺から百年

伊藤公に随行し、自身も負傷した貴族院議員室田義文の貴重な証言を無視して、安重根単独犯という無難な結論で百年経ちました。 室田義文の「証言」では、誰が真犯人であるのかは分かりませんが、伊藤公が安重根の凶弾に斃れた可能性は少ないと判断できる、と私は思っています。 質問です。 なぜ、いまだに安重根単独犯説のままなのでしょうか。 韓国やロシアといまさら波風を立てたくないという外交上の問題を考慮すると、現状の安重根単独犯説が都合がよいからでしょうか。 あるいは、室田義文の証言は信憑性が薄いという決定的な弱点があるからでしょうか。 それとも、私の認識不足で、安重根単独犯説は「通説」にすぎず、複数犯説(二重狙撃説)が歴史の常識なのでしょうか。 よろしくお願いします。

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  • sosdada
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回答No.1

当時の日本としては、朝鮮統治に乗り気ではない伊藤が死んでくれてよかった。元勲なので誰も反対できなかったし。 「テロの首班を明確にする」ことで「事件を分かりやすくする」という、民衆への宣伝効果がある。「凶弾に斃れた維新のヒーロー」対「テロリスト」という分かりやすい構図ができた。 主犯を作ることでの見せしめ効果 アン・ジュグン自身が、ここで自分が死刑になることで「分かりやすい構図」ができ、抗日運動は盛り上がる、と計算した(「あんな立派な態度の人間は見たことがない」と看守も惚れ込んだ)。 事件直前までしか公開されていないが、汽車を降りてから凶弾に倒れるシーンまで、フィルムに残っている。

goo-par1732
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >事件直前までしか公開されていないが、汽車を降りてから凶弾に倒れるシーンまで、フィルムに残っている。 このフィルムは、ロシアが撮影したもので、ロシアがもっているものですよね。 公開すればロシアにとって都合が悪くなる何らかの事情(2階から狙撃した事実が確定するのでロシア側の警備が不十分だったとか)があるのでしょう。 旧ソ連崩壊後のロシアは、少しだけ歴史文書を公開するようになりましたから、公開に期待したいです。 それとも日本人カメラマンが写したものですか。 もし、そうであれば、教えていただけませんか。

その他の回答 (2)

回答No.3

伊藤にあたった弾は安の撃ったものではない、が定説でしょう。 ただ、日本側が当時、朝鮮併合上の都合から深く問題にしなかったので、今となっては解明できないだけでしょう。いくつかテレビで民間レベルの特番はあったけど。 JFKの犯人すらいまだわからんから、いたしかたないでしょう。

goo-par1732
質問者

お礼

>伊藤にあたった弾は安の撃ったものではない、が定説でしょう。 そうですか、それなら納得です。 真犯人が誰であれ、安重根の弾が当たらなかったということで、納得です。 ご回答ありがとうございました。

  • SPS700
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回答No.2

 この件は安重根単独説とする方が韓国(がまだ無い頃ですから朝鮮と言って法が正しいかも知れませんが)側にとっても、愛国の志士を一人に搾ることが出来、記念行事をしたり、犯人の名前がはっきりしたりで都合がいいのではないでしょうか。韓国の論調でも安重根単独説を既成の事実と見ている向きがあります。  歴史って時と場所や国で適当に書き換えられるものですから何を信じるかは個人の自由だと思います。政界の著名人の暗殺には、逮捕されずに健在な者達による陰謀説が付き物で、未来の修士論文が多く書かれることでしょう。

goo-par1732
質問者

お礼

今月26日が百年目のその日なので質問したのですが、 安重根単独犯にしておけば、日韓ロ3国ともに円満で波風は立ちませんね。 ご回答ありがとうございました。

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