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電子線の照射で陽イオンになるのは何故ですか?
朝早くの質問すみません。 ある本に『原子に電子線を照射してイオン化したとき、同位体はすべて同じ電荷をもつ陽イオンになる』と載っていました。電子線はWikipedia等を参照すると、電荷をもつ電子の流れのはずです。と、言うことは電子の流れでイオン化するということは普通に考えると陽イオンではなく、陰イオンにはなるのではないでしょうか? 皆さんの知恵をお貸しください。よろしくお願いします。
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下記サイトをご覧下さい。いわく 「[質問]電子線回折法について。 (1)電子を照射することによって表面原子がイオン化してしまうことが考えられますが、このイオン化は測定にどのような影響があるものでしょうか。 [回答]一般に試料に電子線を照射すると試料から2次電子が放出されて試料がイオン化されます。・・・・」 つまり原子に(ある程度高エネルギーの)電子線を照射すると、原子内に、照射した電子が取り込まれるのではなく、その原子が本来持っている電子まで「はねとばしてしまう」ので、陽イオンと化すのです。 http://www.sssj.org/KisoKouza/47QA_02.html
お礼
回答ありがとうございます。 <つまり原子に(ある程度高エネルギーの)電子線を照射すると、原子内に、照射した電子が取り込まれるのではなく、その原子が本来持っている電子まで「はねとばしてしまう」ので、陽イオンと化すのです。> なるほど……確かに、エネルギーが高ければ、電子も跳ね飛ばしてしまいます。質問時から更に色々調べて、陽電子のせいかとも思いましたが、電子の電荷に関係なく、跳ね飛ばしてしまう(と、私は考えました)というのは新たな発見です。 とても参考になりました。