高校化学免許というものはありません。
あくまでも、「高校理科免許」ですね。
そのため、高校理科教員として採用されると、
理科基礎、理科総合A、理科総合B、物理I・II、化学I・II、生物I・II、地学I・II、
の11科目全てを1人で教えることになります。
もちろん、大学で「理科免許」を取得するためには、
「物理学概論」「化学概論」「生物学概論」「地学概論」
「物理学実験」「化学実験」「生物学実験」「地学実験」
といった科目を全て学ぶことになります。
ただ、勉強する内容は学部によって多少異なります。
・教育学部→教育について深く広く学びますが、理科については基本的なことだけさらっと習っておしまいです。
・理学部→理科について深く広く学びますが、教育については基本的なことだけさらっと習っておしまいです。
・工学部→工業や化学について深く広く学びますが、教育や物理・生物・地学については基本的なことだけさらっと習っておしまいです。
ですから、娘さんが何をメインで勉強したいのかによって、
進学するべき学部が決まってきます。
ちなみに、各都道府県で実施している公立中学や公立高校の教員採用試験の合否は、筆記試験の成績と、面接の内容で決まります。
卒業した大学名や、卒業した学部・学科がどこかというのは、合否に関係ありません。
また、教員免許を取得されるのであれば、
中学免許と高校免許をセットで取得されることをオススメします。
公立中学や公立高校の教員採用試験の実施都道府県によっては、中高一括募集をしているところもあり、
その場合は、中高両方の免許がないと、教員採用試験の願書を提出した時点ではじかれてしまい、受験出来ません。
また、私立の中高一貫校では、中高両方の免許がないと、採用されない場合もあります。
ですから、中学免許と高校免許の両方をまとめて取得出来る大学を選ばれた方が良いです。
↓文部科学省ホームページの中の
「平成20年4月1日現在の理科免許を取得できる大学一覧」
のページのURLを貼っておきますね。
このページでは、
理科免許を取得出来る
日本全国の全ての大学が出ています。
お礼
詳しい内容の回答をしていただきありがとうございました。 また子供と相談しながら決めていきたいと思います。