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化学結合
イオン結合は非金属原子と金属原子の結合であると習いました。そうであるなら、炭素とナトリウムがイオン結合する事は、ありえるのでしょうか?(そのほかにも、窒素とリチウムなども同じことですが) また、メタンは炭素と水素の共有結合ですが、4個の水素が一個づつ電子を放出し、炭素が電子を受け取り、それぞれが、クーロン力で結合する考え方はできないのでしょうか? すいません、いまいち共有結合とイオン結合の違いが理解できていません。
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そもそも炭素や窒素が陰イオンとして存在する例は少ないです. C^4- と「みなせる」化合物は少なく, Be2C や Al4C3 などの「メタニド」くらいです. 一方アセチレンから誘導される (C2^2- を単位とする) アセチリドは非常に多く, 炭素と金属の 2元化合物ではほとんどがアセチリドです. あるいはグラファイトの層の間に金属原子が入り込んだりフラーレンに関するもの (フラーレンが陰イオンになったりフラーレン類に金属原子が内包される) もいくつかしられています. 一方電荷の小さい N^3- ではいくつか知られていて, 1族の Li 以外にも 2族 Be, Mg, Ca や 11族 Cu, 12族 Zn などの窒化物が存在するようです.
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- Tacosan
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「イオン結合」というものがあるかどうかはさておいて, 共有結合とイオン結合は極端にいうと「電子対がどのあたりにいるか」という違いにすぎないとも言えます. 等核 2原子分子なら電子対は 2つの原子の中間にいるので「共有結合性 100%」といえます. 逆に NaCl のような物質だと「イオン性 100%」といえるでしょう. しかし, この 2つしかないわけではありません. 異核 2原子分子では 2つの原子に共有される電子対は一方により強く引き付けられます. したがって, いくらかのイオン性を含むことになります. 例えば H2O や HF では水素に対して酸素やフッ素の電気陰性度が大きく, 従って O や F により電子が強く引き付けられるため極性を持ちます. そのために「水素結合」ができるというのはご存知でしょう. で最初にもどると Li3N は存在します. (Li^+)3 N^3- という感じ. また, 「炭素とナトリウム」ではフラーレンを使って NaC60, Na2C60 といった組成の物質が知られています. また, THF 中でシクロペンタジエンに NaH を作用させるとナトリウムシクロペンタジエニド NaC5H5 ができるそうです. まあ, カルボラン酸を使っていいならなんでもありだけど.
イオン結合というのはイオン性結晶の中でのみ見られるものです。炭素とナトリウムがイオン性結晶を作るとは思えませんので、イオン結合は作らないでしょう。電荷の偏った共有結合(極性共有結合)なら作ります。
- gohtraw
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活性メチレン部位のプロトンを塩基で引き抜いたときなどはご質問の内容に該当するのではないでしょうか?