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頭に入れたくない
雑多な知識は整理した後記憶するのが王道と思いますが 雑多な発想やイメージというのは整理する価値すらない場合があるので、できるだけ頭に入れたくないという心理的抵抗もあります。 ですから、変に頭に入れようとせず「忘れてもいいや」くらいの方がいいのかとも思います。 みなさんはどのような方針でやってますか? また、似たような悩みを突破した哲学者とかご存知ですか?
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質問の趣旨とは多少なりともずれてしまう可能性がありますが わたしなりの回答を寄せておきたいと思います。 ■ヘンリー・H・ハーレイという、米国のそれなりと有名な牧師さんがいます。(故人) その人の書いた本には、こんなことが書かれていました。 『哲学者とは、始める前から理解できないと知っている事柄を理解しようとして一生を過す人のことである』。 「ハーレイの聖書ハンドブック」575ページより。 理解できないことは、理解できないままにしておけばいい、という考え方もあるんですね。 ■それと、仏陀の有名なたとえ話に「毒矢のたとえ」というものがあります。 『宇宙の果てはいったいどうなっているのか、死後の世界はあるのか?』などと質問してきたお弟子さんに話したたとえです。 『例えば、ある人が毒矢で射られたとしよう。家族や友人が医者を迎えに行き、手当をする。しかし、矢に当たった人が毒矢を抜くことを拒否したらどうなるだろう。矢を射たものがバラモンか王族か庶民かあるいは奴隷か、背が高いのか低いのか、肌の色は何色か、弓はどういう弓か、弦や矢の材料は何か、などが分からぬうちは矢を抜き取ってはならぬ、と言ったらどうなるか。その人は手遅れになって死んでしまうだろう。それと同じように、私はあなたの質問に答えるつもりはないので、あなたは修行をすることなく生涯を終えることになるだろう。その質問のような偏見をいだいているかぎり、迷いがあり苦悩がある。私はその苦悩を脱却する道を説いているのだ。私によって説かれないことは、説かれないままに受け入れよ。私によって説かれたことは、説かれたままに受け入れよ。先の問題が私によって説かれないのはなぜか。それは、これらが利義をもたらさず、修行の基礎とならず、益するところがないからである』。 http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/55uchu.htm これを現代的に適用するなら、どうでもいい、役に立たないことは気にするな、ということです。 ■考えても意味のないことを考えるよりも、まずすべきことがあるのです。それが自分の人生に全く関係がない限り、そんなことを考えてもどうにもならないのです。 ■ウィキペディアのパロディサイトであるアンサイクロペディアには「誰も気にしない」という、興味深い項目があります。 http://ansaikuropedia.org/wiki/%E8%AA%B0%E3%82%82%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84 わたしは、いろんなこと、哲学的疑問に取り憑かれてかなり悩んでいた時期もあったのですが 以上のような考え方を知った結果、最近では特に悩まなくなりました。 ■これはわたしの好きな言葉です。 『今から一年もたてば、私の現在の悩みなど、およそくだらないものに見えることだろう』byサミュエル・ジョンソン。 悩みなんて、大抵、そんなもんです。質問者さんのお役に立てばさいわいです。
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- SOLAR_RAY
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分析途中の複数の事柄を頭に入れる を読んで、勝手に思いついたのですが、PCにおけるランダムアクセスメモリ、要は一時的な情報処理メモリに相当するのかなと。メモリはPCの電源を切らない限りは、一時的な記憶装置としても働くわけで。 と、言うわけで寝れば雑多な情報は消し去られると考えて良いでしょうか... 前回の○○○の中に当てはまる語句は、 有意義 が一番適当ですね、おそらく。
- SOLAR_RAY
- ベストアンサー率21% (12/56)
そもそも、興味のない雑多な知識を頭に入れない、記憶しないで済むなら、極力頭に入れないことです。 本を読むにしろ、ネットで検索するにしろ、興味のあることだけと接することです。 ただし、仕事などでどうしても書かなくてはならないレポートが在るというような場合は仕方ないですが。 しかし、私は思想家(と自分で思っている)だし、雑多な発想やイメージというものが沸いた事もないので、参考になるかどうか。 記憶させるのは、紙やPCに任せておくべきです。記憶力と、もう一方の発想力というか、洞察力というものは、反比例するように思います。 哲学者でなく、思想家であったほうが○○○。(言葉に出来ない)
補足
回答ありがとうございます。 >そもそも、興味のない雑多な知識を頭に入れない、記憶しないで済むなら、極力頭に入れないことです。 質問の仕方がまずかったです。すみません。 興味がないというのではなく、分析途中の複数の事柄を頭に入れるかどうかというのが正確でした。 例えば、「江戸時代の商業」を複数の視点(「身分制度」「アジア全体」「貨幣の素材」etc)で分析していくと、非実用的だけどアイデアは興味深いものや、進捗が遅くて役に立つか判断できないものがでてきて頭の中が散らかってくるというイメージに近いです。 >記憶させるのは、紙やPCに任せておくべきです。記憶力と、もう一方の発想力というか、洞察力というものは、反比例するように思います。 おっしゃるように反比例するような気がします。 紙やPCは入出力が面倒ですが挑戦してみたいと思います。
眠っているうちに自然とその問題は解決されているのではないかと思います。一晩眠れば解決できているのではないでしょうか。睡眠の必要性は乱れた論理回路をリセットすることにあると聞いたことがあります。おっしゃっていることは正いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 睡眠で整理されると思うと 逆に頭に入れてもいいかなと思えてきましたw
補足
回答ありがとうございます。 「悩み」という表現がまずかったです。すみません。 「学問的野心と自分の頭脳のギャップに焦る」というのが正確だったような気がします。 >理解できないことは、理解できないままにしておけばいい、という考え方もあるんですね。 そういうスタイルで生きるのは大切なのですね。