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『中和』という用語について

ただいま高校化学の酸塩基について勉強している者です。 アレニウス定義による酸・塩基を混合した場合は中和反応が進行し水と塩が生じる。 つまり中和とは、アレニウス定義による酸・塩基がそれぞれの性質を打ち消し合うと、認識しています。 現に、ある教科書では『中和とは、酸から生じたH+が塩基から生じたOH-と結合し、水が生成する反応と言える。』と書いてあります。 では、ブレンステッド定義による酸塩基反応では中和は起こらない事もあるんですか? たとえば、塩酸+炭酸カルシウム→塩化カルシウム+炭酸 といった酸塩基反応があります。 この反応は、塩+水ではなく、塩+溶媒 が出来ています。(あってますか?炭酸は分解して水と二酸化炭素が出ますが・・・) しかし実際にはこの反応が、身近な『中和』の例として、 河川水(温泉由来の塩酸を含む)の『中和』と呼ばれていることがほとんどです。 そこで、疑問です。 ブレンステッド定義による酸塩基反応にも、中和というものが存在するのですか?存在するとしたら、その中和の定義とはなんですか? 現状だと、高校化学では中和という言葉がとてもあやふやに使われている気がします。 ただ単に、中和とは、酸と塩基を混合するとH+の授受がおこり、それぞれの性質が打ち消される。という意味ならこんな疑問は生まれなかったのですが…

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noname#116453
noname#116453
回答No.1

そもそも中和というのはアレニウス定義に基づくものであり、水の存在が必須です。 ご存知のように、ブレンステッド定義で酸とか塩基というのは相対的なものであり、H+を与える能力の高さが基準になります。すなわち、ある相手に対して酸となる物質でも、相手がかわれば塩基になる可能性もあります。ゆえに基準となる点がなく、中和を考える基準がないことになります。なので、ブレンステッド定義には中和というのはないと思います。

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