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アルチュールランボーの詩の解釈について
アルチュールランボーの有名な詩の次の部分なのですが、 本当の詩の解釈は、どういう意味なのでしょうか? 永遠=好きな人なのでしょうか? あれが見つかった 何が――永遠 太陽と共に去った 海のことさ
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>本当の詩の解釈は、どういう意味なのでしょうか? それを決めるのはあなたです。 あなたが「永遠=好きな人」と思うならそれが正解です。 太陽(フランス語では男性名詞)と海(フランス語では女性名詞)が連れ立っていってしまった。海は恋人か、母親か、いずれにせよ、その人に永遠の「女性」像を見るという解釈は、決して無理ではない。 しかし、それ以外の解釈を許さないわけではない。 あなたが科学者ならば、海は見果てぬ永遠の真理と捉えればいい。あまたの実験と思索を繰り返した末に、ようやく見つけたと思いつつ、どこかへ去って行く真理。 あなたがいつのまにか出世にしか興味のなくなったサラリーマンならば、ふと思う、 「自由になって飛んでいきたい(La tu te degages Et voles selon.)」「義務が爆発する(Le Devoir s'exhale)」 ああ、俺の夢は何だっけ、そうだ見つけた、そうだった、と。
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- ahen70
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詩は全て解釈すべきものである、という決まりはありません。 音楽を聴くとき、解釈などするでしょうか? もちろん解釈できるというか、そういう風に読んだほうが面白 い詩もあります。 でもランボーの詩の大半はむしろその対極、安易な解釈を拒む ほうの代表だと思います。ぜひ仏語を勉強なさってください。 詩の楽しさを味わえるほど外国語をものにするのは至難の技で すが、詩はやはり原書で読むべきだと思います。小説もそうで すけど。 短歌や俳句の外国語訳に意味がないとは思いませんが、日本語 で作られたものとは別物だということはわかると思います。