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知識の基盤を作りたい
こんにちは。小さな会社で経理を担当して4年です。 担当当初は仕訳から始まり、3年目から予算作成、決算書作成、申告書作成をやっています。 親会社が大企業のため、連結上(内部統制で)どうしても親会社の処理法に合わせなければならず、簿記2級の知識では埋められず、現在1級の勉強をしています。 勉強を進めていくうちに、処理の仕方、会計法などの知識は得られるのですが、経営により近い予算作成や親会社から数字についていろいろと突っ込まれることが多く、答えに詰まる自分に最近基盤が無いと感じるようになりました。 専門卒ですが、簿記とは無縁の学校です。 1級の勉強が終わったら、産業能率大学通信教育課程の経営財務コースに通おうかと考えているのですが、こういった勉強方法が有効なのか自信がもてません。 経理に上司もおらず(現在一人でやっています)、親会社の人にも言えず、身近に相談できる人がいないので、皆さんの力を貸してください。 皆さんが普段どのように勉強されているのか、経験も踏まえて下さると参考になります。 ご教授のほど宜しくお願いいたします。
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再回答です。 >実際、税務申告書に関しては、まったくと言っていいほど知識皆無で、 >正直困っているので、会社に関係する法人税、消費税はチャレンジしてみます。 >(実務書読んでも???なので(^^;) それは正解だと思います。 人それぞれではありますが、私はあまり勉強ができるタイプの人間ではないので、いわゆる専門書のたぐいを読んでもサッパリわからず、すぐに挫折するほうでした。 よくわかる~~といったたぐいの入門書は世の中にたくさんありますが、一番よくわかる勉強方法は、「人から教わる事」です。 本を読んで自力で一日中悩んでやっとわかったことが、知っている人に聞けば5分でわかっちゃいます。 この違いは大きいです。 特に、人に教えるための教材が充実している専門学校のカリキュラムはなかなかすごいです。 本を読んで難しい概念がスラスラ理解できる秀才タイプの人はともかく、私のような凡才は、先生にうまく上手に教えてもらわないと絶対理解できない自信があります。(笑) それから、学習期間とその効果の及ぶ期間は比例します。 たとえば、3ヶ月勉強したことは、そう長くは覚えていられません。 まあ、長くても半年くらいじゃないですか?(人それぞれだとは思いますが。) しかし、3年かけて勉強したことは、かなり長期間覚えているものです。 10年や20年くらいは頭の中に残っているものです。 お手軽に短期間でマスターできるものほどたいした価値はありません。 1年間簿記をみっちり勉強し、次の1年で法人税を、次の1年で消費税をしっかり固めれば、3年後にはCOMRADESHIさんの天下でしょう。 40歳前にして経理部門の重鎮となれる可能性があるのですから、ぜひお勧めです。 日商簿記試験でもそうですが、よくわかっていない初心者がする勘違いに、 「こんなこと勉強しても実務は違うんだ。」「これは実務には役に立たないからムダだ。」というのがあります。 しかし、私に言わせてもらえば、それはその人がその知識を実務で有効に使う方法を知らない未熟者なだけであり、経理マンにとって日商簿記でムダな勉強は何ひとつありません。 (試験に受からない人の勉強しない理由として語られることもよくあります。笑) 長年経理部門で働いていると、いろいろな会社の社長さんや銀行マンや税務署職員や税理士・会計士の先生方と交渉する機会が増えてきます。 そのたびに広い知識と理解がいかに大切なのかをひしひしと感じます。 本当は1級こそ経理マンに最も必要とされる基礎がぎっしりつまっているのです。 さらにいうと、簿記会計がわかっていないと法人税は絶対理解できません。 細かい瑣末な部分だけならともかく、法人税の本質的な理解は無理ですし、そういう人は実務でも応用力がありませんのであまり役には立ちません。 そういった意味でも、まず簿記をきちんと勉強してください。 5年後には、きっとCOMRADESHIさんにとって世の中が今とはまったく別のものになっているでしょう。
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日商1級頑張ってください。 他回答様の回答すべてに同意した上で蛇足を。 私の50年の経験で役に立っているのは「広く浅い知識」と「専門知識」です。 広く浅い知識を得るための有効手段は「入門書」だと思います。 例えば、大型電化店に行けば、どこに何が売られてるかを示されてます。そこに行けば欲しいものが手に入ります。 同様に、入門書では、何がどういう風に問題になり、それを解決するのに必要な知識は何なのかがわかります。 入門書を読むと、ここまでは一般的知識で、ここからは専門家に任せた方が良いレベルだという線引きができると私は感じてます。 入門書でも多くの関連したものを読むと、大きな流れと考え方の基本が身につくと思います。
お礼
遅くにご回答いただき、ありがとうございます。 >日商1級頑張ってください。 はい、がんばります! 浅く広い知識ですね。 本屋にはたびたび足を運び、経理関係の棚に行っては役に立ちそうな本はないかと、探してます。 先日も、「35歳までに身につけておくべき経理力」という本を購入してみました。 安定していると思っていた経理職も、大変な時代になっているものだと、初めて知りました。 こういう時代だからこそ「専門知識」というものが光るのですね。 >ここまでは一般的知識で、ここからは専門家に任せた方が良いレベルだという線引きができる なにからなにまで一人でやろうとしてはダメですよね。 そういった線引きができるようになりたいと思います。 何が自分に向いているのか、深く知識を得られる分野というものを探しながら、勉強したいと思います。 50年という経験を踏まえての助言、心に留めます。 貴重なお時間をありがとうございました。
- tappara
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資格の勉強は確かに全体を抑えるのでどうやって勉強したらいいかわかんないときには有効だと思います。また、合格しなくとも取得できた知識はそれだけで財産です。 でも、簿記1級でも感じているかと思いますが案外実務で使わない部分を含んでますよね。実務を行う為に知識を習得したいてことであれば資格試験を利用するのは逆に遠回りになってしまうかもしれません。 例えば消費税ですが、税理士試験の消費税法を勉強しようとしたらそれだけで1年かかります。また、内容は8割が特例について学んでいくようなものです。実務でよく使う部分は試験勉強の2割ほどではないでしょうか。 であるなら、実務の中で詰まった部分や指摘を受けた部分について専門書を読んだほうが効率的だと思います。 ただ、専門的な内容を調べることができるようになるにはそれなりの知識が必要になります。簿記1級の知識の下地があれば会計関係について言えばその基礎知識は満たしていると思います。 税務について言えばまずは手引きから進めていってみればいいのでは? 経営に関することは経営財務コースにかよえばできるかどうかよりも会社の実態を抑えること、現在進行での実態を抑えることがまず重要です。 そんなところからもある程度経験を重ねた人たちが担当していることが多いですよ。(若いと勤まらないです)
お礼
ご回答ありがとうございます。本当にうれしいです。 >簿記1級でも~… そうですね。 勤務先が製造会社ではないので、原価計算は実務では使わないです。 でも親会社が製造会社なので、どういう方法で原価計算しているのか、最近気になっています。 >実務の中で~… 前期申告は実務書を読みながら作成したのですが、作業の進め方の内容はやはり一例でしかないので、どうも引き継ぎの内容とところどころ違うんです。 様式も変更されているし、何がなにやらで。 何も言われなかったので、あっていたのでしょうが、わかってないまま数字を埋めていることに違和感というか、イレギュラーなことが発生したときに、何も対処できないと本気で思いました(==;) 申告書に関しては、税理士の方に指導をしてほしいところなのですが、ハンコ貰っている税理士の先生は親会社が顧問先なので、冷たくあしらわれました↓親会社に公認会計士の方がいるのですが、経理の内容を電話で指導してもらうのはなかなか難しいです……。 税効果会計はまさに、会計と税務がクロスしているなぁと、実務でやって思いました。 学校のテキストだとさら~と書かれていますけど。実際に計上している費用収益や資産負債で税効果対象がどれなのか抜粋せよ、と言われても???です。 わからないところはかいつまんで、解決していきたいと思います。 >経営に関することは~… そうですね。小さい会社なので、実態の把握はしています。10年勤めておりまして、全ての部署(という大げさなものでもありませんが)を渡り、最後に経理に配属されました。 おそらく、後釜を作らない限りは、ここから移動はないです。 管理会計という意味で、数字分析して~…というのを本格的に学んだことがないので、そういう面での会社のバックアップもできたらいいなぁと思っている次第です。 こればっかりは経験なのでしょうが、指導者がいないため、なかなか難しいです。 結局、目指しているものが「何でもできるすごい人」になっているので、果てしなく遠い気がしてきました……。 下地を作る、という意味で資格の勉強は今後もしていきたいと思います。 貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。
- 白鳥 之水海(@LakeSwan)
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お仕事をお持ちの上でコツコツとよく前向きに勉強されていらしゃるご様子と拝見いたしました。 私も仕事として入力作業から決算書やら申告書を日夜作っておりますが、COMRADESHIさんは日商簿記2級、1級と順調に「王道」を進んでおられるようで、経理マンとしては「大正解」だと思います。 1級で連結会計や原価計算の初歩を広く浅く学ぶことは、これから自分はいったい何を学習すべきなのかを理解するよい機会だと思います。 まずは全力で日商1級に合格してください。 経理マンとしての幅がぐっと広がること間違いないです。 その後の選択枝としてはいろいろ考えられますが、(1)公認会計士、(2)税理士、あたりにチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。 難易度としては、日商1級よりはるかに難しいので、万人にお勧めできるわけではありません。 しかし、年齢がもしもお若いのであれば、一生に一度くらい自分の将来のために国家試験という難関にチャレンジするのも悪くはありません。 (1)公認会計士は、会計学や原価計算はもちろんのこと、さらに会社法や経営学などを学べるのが魅力でしょう。 こういった分野に対する素養があるというのは、経営トップのアドバイザーとして直接的あるいは間接的に非常に役立ちます。 (2)税理士は、税務を学べるのが最大の魅力でしょう。 法人税や消費税の知識は経理マンとして必須ですし、所得税や相続税にも明るいと実務では上司からも部下からも絶大な信頼を得られることでしょう。 こういった分野に仕事をしながらチャレンジするのは非常に大変です。 特に公認会計士は、最終的に受験浪人を覚悟しないと厳しいかもしれません。 税理士も、本当は受験浪人有利ではありますが、しかし1科目ずつチャレンジできるので、仕事しながら勉強する人にはこちらのほうがお勧めです。 どちらにしろ、たとえ試験に合格しないまでも、仕事には必ず役に立ちますので、努力して勉強したことは無駄にはなりません。 そういう意味では非常にお得な選択肢だと思います。 専門学校もいろいろありますから、暇があればパンフレットを取り寄せてみて研究するのもよいと思います。 ゆっくりじっくりあれこれ検討してみてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 こういった相談ができる上司が、身近にいればと本当に切実に思います(;;) >まずは全力で日商1級に合格してください。 >経理マンとしての幅がぐっと広がること間違いないです。 はい。 正直なところ、内容の難度に合格という文字が薄れつつありますが、11月の試験に向けて、出来るところまでやろうと思っています。 そこでダメでも、合格証書貰うまでは、踏ん張ります。 >年齢がもしもお若いのであれば 今年30です……。「若い」の部類ではないですよね。 公認会計士、税理士ともにやってみようか、という考えまでは行きつきましたが、相当の覚悟と目標(=合格したあとのこと)がなければ、なかなか難しいかなと思い、選択肢から外しています。 ただ、LakeSwan様が仰っているように、たとえ合格しなくても勉強したことは実務に活かせると思っています。 実際、税務申告書に関しては、まったくと言っていいほど知識皆無で、正直困っているので、会社に関係する法人税、消費税はチャレンジしてみます。 (実務書読んでも???なので(^^;) また、自分が作った決算書の説明をしたり、アドバイスを求められたり(!?)することもあり、身の丈に合っていないスキルを期待されています。 会社のために自分なりの考えを言ったりはしますが、その言葉を裏打ちする自信をもっとつけたいとそのたびに感じてしまって……。 仕訳というルーティン業務から解放(一人なので今もやっていますが…)され、経営に携われるという経理の面白さを実感はしてるのですが、今の自分では出した数字を経営に活用できてないなぁと。 こういった壁が何度も何度もあり、そのたびに自分の知識のなさに凹んでいます。 そういった意味では、公認会計士の勉強も興味があります。 もちろんすぐにステップアップできるとは思っていないので、コツコツと日々勉強あるのみですね。 1級取得までの間、じっくり考えたいと思います。 最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、貴重なお時間のなか、相談に乗って下さってありがとうございました。
お礼
何度も足を運んでくださってありがとございます。 1級の勉強では「理解」を深めるということに、重点を置きたいと思います。 理解していないと、応用が利かないということはもう十分に分かっているので……(^^; 私も人並み程度の頭なので、繰り返しを繰り返し、頭に叩き込むタイプです。 >40歳前にして 私も5年10年という長いスパンで、勉強をしようと考えていました。 こういったことは短期間でどうにもなる事ではないと感じましたので、ゆっくりと確実にものにしていきたいと思います。 >長年経理部門で働いていると、いろいろな会社の社長さんや銀行マンや税務署職員や税理士・会計士の先生方と交渉する機会が増えてきます。 >そのたびに広い知識と理解がいかに大切なのかをひしひしと感じます。 似たようなことを経験しました! 一度、処理方法がわからないことを聞いたときに、先方が何を言っているのか理解できずにいました。 最後に「ちょっと考えればわかるんだけどね~」と言われ……。 (考えてもわからないから聞いてるんですけどね……) まさに、くやしくて勉強しようと思った瞬間でした。 その後、1級の勉強をし始めたころに減損会計の導入をしなければならなくなり、ちょうどその項目を勉強していたので、同じ方に処理方法を確認したことがあるのですが、何を言っているのかわかるんですよね。 勉強していてよかったと、あの時ほど思ったことはありませんでした。 会話をしようと思っても、知識がなければ同じ土俵に立てない、まともに会話も出来ないんだと本当に痛感しました。 ごめんなさい、また愚痴っぽくなっていまいました。 力強いメッセージを頂き、これを追い風にして頑張りたいと思います。 LakeSwan様、本当にありがとうございました!