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チオシアン酸ナトリウムとFe3+

チオシアン酸ナトリウム水溶液と水酸化鉄(III)水溶液を混ぜても、血赤色にはならないのですか。 Fe3+をチオシアン酸イオンの錯体として、血赤色を現すには、チオシアン酸カリウムしかないのでしょうか。 よろしくお願いします。

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  • htms42
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回答No.3

チオシアン酸イオンによるFe^(3+)の発色はFe^(3+)の検出に用いられるものです。Fe^(2+)の一部がFe^(3+)に変わっている事を確める時などにも使われます。 Fe(OH)3の褐色の沈殿があるところにわざわざ使ったりしないと思うのですが。水に溶けてわずかに存在するFe^(3+)を確めるのであれば沈殿をろ過してからロ液に試薬を加える事になります。 試薬にはカリウム塩が多いです。 KCN,KMnO4、K2Cr2O7、・・・ これはNa塩にはそういう働きがないのではなくて精製のしやすさとか保存のしやすさなどの別の条件によるものだろうと思います。 働きが同じであればNa塩の方が安いです。 KCN,NaCNでも同じです。 めっき工場ではKCNではなくてNaCNが使われています。ドラム缶のレベルの量です。実験室で使うのと量の桁が違います。 でも毒性は青酸カリの方が強いと思っている人が結構いるようです。青酸カリの瓶が倉庫から見つかったというニュースがあれば大騒ぎになるかもしれません。青酸ソーダの瓶が倉庫から見つかったというニュースであればそれほど大騒ぎにはなりません。シアン化ナトリウムという用語であれば関心を引くことはほとんどないでしょう。 以前ある宗教団体の敷地から青酸ソーダの入ったドラム缶が押収されたという記事が載ったときの反応はそういうものでした。

jazz034
質問者

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大変ありがとうございました。感謝いたします。 微量なFe3+の検出に使うのですね。 でしたら、同じ血赤色になるのかもしれません。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#116453
noname#116453
回答No.2

そもそもの話として、水酸化鉄(III)は水に溶けにくいんじゃないですか。まあそうはいっても、SCN-との反応には濃い着色がありますので、わずかに溶けたFe3+ででも着色するでしょうけどね。 実際にやってみた訳ではありませんが、きわめて常識的に考えて、同等に着色するでしょうね。それに疑問があると言うのであれば、実際にやって見るしかないでしょうね。そのときには水酸化鉄(III)ではなく、別の鉄塩を使った方がよいでしょうけど。 >KSCNaqの場合は、K+のKSCNへの戻りが少なく、NaSCNaqの場合はNa+のNaSCNへの戻りが多いため、その分、 残留Fe(OH)3の色が混合し、オレンジ色っぽくなるのでしょうか。 何を根拠におっしゃっているのかわかりませんが、ありそうにないことだと思います。

jazz034
質問者

お礼

大変ありがとうございました。微量Fe3+の検出に使われることがわかりました。今度、Fe(OH)3以外の鉄塩で実験してみます。 お世話かけました。

  • htms42
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回答No.1

>Fe3+をチオシアン酸イオンの錯体として、血赤色を現す と書かれているのですから イオンが共通であれば同じ変化が見えるだろうと思います。

jazz034
質問者

お礼

早速の御回答、大変ありがとうございました。 心強いです。 お世話になりました。

jazz034
質問者

補足

Fe3+との錯体を作る割合により、色の出方が異なるのでしょうか。 KSCNaqの場合は、K+のKSCNへの戻りが少なく、NaSCNaqの場合はNa+のNaSCNへの戻りが多いため、その分、 残留Fe(OH)3の色が混合し、オレンジ色っぽくなるのでしょうか。ただ単に、「イオンが共通であれば」ではないようにも思います。 どこかの写真で見ましたが、自分で実験今できません。 「血赤色」はKSCNを使った時だけ、と言い切るのは、そのような意味が隠れているのでしょうか。

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