この物質は何なんでしょうか？

質問

希ヨードチンキ液５ｍｌを純水１０ｍｌで希釈した溶液をBTB溶液を加え、２N水酸化ナトリウム水溶液を加えていってしばらく静置したところ下層に白濁したドロドロしたゼリーのような物が沈殿してました。
それを濾紙で濾し取り乾燥させたところ黄色（オブラート末のような光沢のある）粉末を得ることができました。
反応は希ヨードチンキ中のヨウ化カリウムと水酸化ナトリウムが反応し、以下の式と考えました。
ヨウ化カリウム→カリウムイオン＋ヨウ化物イオン
水酸化ナトリウム→ナトリウムイオン＋水酸化物イオン
ナトリウムイオン＋ヨウ化物イオン→ヨウ化ナトリウム

よってヨウ化ナトリウムNaIが生成したと考えたのですが、考え方は正しいでしょうか？
もし間違っていたら正しい反応式と生成物を教えていただけると幸いです。

回答No.4

kagakusuki

単なる当てずっぽうですが、使用した薬品がヨードチンキ（ヨウ素/ヨウ化カリウムエタノール溶液）ではなく、ヨードチンキと同様にヨウ素の殺菌作用を利用した消毒薬である、ポビドンヨード液（イソジン）であったという可能性はないのでしょうか？
　そして、ポビドンヨードに含まれているポリビニルピロリドンが、何らかの理由で、架橋反応を起こし、水に不溶のポリビニルポリピロリドンが生じた、という可能性はないのでしょうか？
　尤も、どうやって架橋したのかが不明ですし、明確な融点が存在している事も説明出来ませんが。（BTBは一応水酸基を2つ持っていますが、架橋剤にはならないでしょうかねえ）
　ポリビニルピロリドンやポリビニルポリピロリドンは、重合時の反応条件や、酸化する事によって、黄色または茶色に着色し易いらしいです。

【参考URL】
　ヨードチンキ - Wikipedia
　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%AD

　ポビドンヨード - Wikipedia
　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%89

　ポリビニルピロリドン - Wikipedia
　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%B3

　ポリビニルピロリドンの製造方法 - 特開２００８－２５５１４７ | j-tokkyo
　　http://www.j-tokkyo.com/2008/C08F/JP2008-255147.shtml

　或いは、黄色いのは乾燥後のBTBの色（淡黄色または淡紅色）という可能性もあるかも知れません。

【参考URL】
　ブロモチモールブルー - Wikipedia
　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC

回答No.3

htms42

ヨウ化カリウムと同じようにヨウ化ナトリウムも水に溶けます。
塩化ナトリウムと塩化カリウムの関係と同じようなものだと考えると分かりやすいと思います。

ヨウドチンキにはアルコール（エタノール）が入っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%AD
ヨウ素のアルコール溶液にヨウ化カリウムが添加されていると書かれています。

それに水酸化ナトリウムを加えるのですからヨードホルムＣＨＩ３の可能性が高いです。
ヨードホルム反応は高校の化学で出てきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E5%8F%8D%E5%BF%9C

回答No.2

Tacosan

NaI の色はおそらく (NaCl と同じく) 白だろうと思って Wikipedia を見たら白と書いてあった. 多分これはあってると思うので, 「黄色」ということはないと思います.

ヨードチンキを使っているということなので, NaI3 の可能性はありませんかね. NaI3 の色はわかりませんが....

回答No.1

alwen25

有機物は混じっていませんか。
ヨードホルムCHI3のような
感じがします。

補足

確かに融点測定を行ったところ１１２．４℃とヨードホルムのm.p１２０℃に近かったのですが、エタノールに溶解しなかったのでヨードホルムである可能性は低いかと思います。