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メチルセルロースの構造式と水溶性
基本的なことで申し訳ないのですが、エチルセルロースの構造式はセルロースのOH基がOHC3に置換されたものですよね。すると親水性を示す官能基がなくなってしまうので、非水溶性になるような気がするのですが、メチルセルロースはなぜ水溶性になるのでしょうか? 仕事で必要になったのでなるべく回答を早くほしいです。よろしく御願いします。
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セルロースは分子構造中で(-OH)どうしが水素結合を形成していてこれが分子自体を堅くしているので水に溶けません。 逆にセルロースの(-OH)を疎水性を与えるメチル基(-CH3)やメトキシ基(-OCH3)に「部分的に」置き換えてやると、水素結合が少なくなって水に溶けやすくなることになります。だから普通のセルロースよりもメチルセルロースやメトキシメチルセルロースの方が水に溶け易いのです。
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- jay
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>CH3に置換される程度によって水溶性は異なってくるということですね。 そうですね。それと分子量によっても溶解度は異なるはずです。
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ありがとうございました。おかげさまで何とか仕事を終わらせることができました。
MiJunです。 BOBーROOKさんの紹介のサイトは「メチルセルロース」ではありませんが、説明は分かりやすいかも知れません。 セルロースは古い材料ですが、基礎面で未だに未解決の問題もあるようです。 「セルロース」「水素結合」「結晶構造」等のキーワードで検索されてはいかがでしょうか? ご参考まで。
補足
判りました。ありがとうございます。では、エチルセルロースと言うっても、OHC3に置換される程度によって親水性が異なると言うことでしょうか?
- BOB-RooK
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お急ぎなら、メーカーに直接問い合わせるのがよろしいかと、 試薬として購入ですか? 信越化学工業株式会社 有機合成事業部 セルロース部 tel 03-3246-5261 検索かければ、該当メーカーが少ないので上記会社のURLが見つかるかと思います。参考までに、下記に入れておきます。
お礼
ありがとうございます。 特許の明細書を書いていて、水溶性高分子に関して言及しなければならないところがあったからです。
- rei00
- ベストアンサー率50% (1133/2260)
裏を取ってませんので,MiJun さん(お久し振りです)がお示しの成書などで確認して下さい。 ◎ メチル化の割合 メチルセルロースとは言っても,セルロースの水酸基の総てがメチルエーテルになっている訳では無いはずです。親水性の水酸基も残っています。 ◎ メチルエーテルも親水性 元の水酸基よりは程度は下がりますが,メチルエーテルもある程度の親水性を持ちます。メタノールが水に解ける事を考えて下さい。 これらの理由で,メチルセルロースも水溶性になると考えられます。
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ありがとうございました。おかげさまで何とか仕事を終わらせることができました。
>エチルセルロースの構造式はセルロースのOH基がOHC3 この部分の記載が間違ってますよね・・・? ダイレクトな回答ではありませんが、以下の参考URLは参考になりますでしょうか? 「ヒドロキシプロピルメチルセルロースの食品添加物としての指定について」 「メチルセルロース」ではありませんが、ここで「置換度」に注目して調べてみてください。 「セルロース」関連の成書は古いのがありますが、 =========================================== セルロースの材料科学/磯貝明/東京大学出版会/2001.2 セルロースの事典/セルロース学会/朝倉書店/2000.11 ============================================ これらが参考になるかもしれません・・・? ご参考まで。
お礼
ありがとうございました。おかげさまで何とか仕事を終わらせることができました。
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ありがとうございます。 では、CH3に置換される程度によって水溶性は異なってくるということですね。