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古文
問・この人々の深き心ざしは、この海にも劣ら( )べし。 ( )の中には、助動詞氏のず連体形のざるが入るようですが、 助動詞のべしは、終止形にくっつく助動詞じゃないのですか?
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「べし」は通常は終止形接続ですが、例外があります。 辞書や古典文法のテキストでたしかめてみましょう。 打ち消しの助動詞「ず」の活用は、「下二段型」とかの単純な活用ではなく、文法のテキストでは「特殊型」ということになっているかと思いますが、細かく見ると3つの系統が合わさったものです。 ぬ系 (な)・(に)・ ○ ・ ぬ ・ ね ・ ○ ず系 ○ ・ ず ・ ず ・ ○ ・ ○ ・ ○ ざり系 ざら・ ざり・(ざり)・ざる ・ざれ ・ざれ このうちの「ざり系」は「ず」系の連用形の「ず」にラ変動詞の「あり」が付いた「ずあら」や「ずあり」「ずある」「ずあれ」がなまって「ざら」「ざり」等に変わったものです。 したがって、「ざり」系の活用はラ変型なのです。 このことと、先の「べし」の接続の特例とを考え合わせると、なぜ「劣ら【ざる】べし」となっているのかが分かります。
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noname#111034
回答No.1
そういう理屈をこねないで,教科書を丸暗記しましょう。言葉というものは,自然に出てこなきゃしょうがないです。
お礼
とってもわかりやすかったです。ありがとございます。