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母の迷走
県外の有名私立中高一貫校に通う高1の息子がいます。 中2の後半から学習面で落ちこぼれはじめ、今ではぶら下がり状態です。熱心さが薄れ、勉強に対する姿勢も緊迫感がなく開き直っているような感じがします。部活は中1から武道をやっています。 帰省するたび今後どうしたいのか聞きますが、反抗期とも重なってがんばるともやめたいとも言いません。私としては、息子の決断を尊重したいと思っています。先月担任と面談をしました折、先生も気になって何度も寮へ足を運んで下さって息子と話をしてくれています。途中怠けていた反動で、どう勉強したらいいかわからない状態との事でした。息子なりに、勉強の方法を変えたり本を読んだりして努力はしているようです。私も主人も成績の事は言わず、がんばってねと激励だけしています。 自分から希望して行った学校ですが、今は夢も薄れてきているような感じがします。落第点を取る前に、今のうちに転校の決断をするべきか、一縷の望みをかけて見守るべきか悩んでいます。 同じ経験をされた方や専門の方のご意見を伺えたら有難いです。
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こどもは、自分の居場所、位置・役割を常に確認をして、生きています。 お子さんをこれまでどのように誉めてこられたでしょうか。もし、勉強関係でしか評価をされてこなかったとしたら、成績しか自己評価の基準を持っていないということになります。(こういうお子さんは一貫校には多いそうです) 本来は、工作とかの趣味、性格、運動、家事など、こどもが誉められ、自分の位置・役割を確認する指標は数多く存在するわけですが、自分の身近な人がこれらを指標とみなさないと、その子には無意味な雑事にしか写らなくなります。 成績は序列ですから、半数は「下位」に分類されるわけです。それでも、ひと教科でも得意があれば自分の居場所を確保できますが、真面目にすべてに頑張った子ほど、全滅する場合も出てくるわけです。 単一指標での評価基準は、サバイバルレースです。当然、勝者の何百倍の敗者を生みます。 息子さんを信頼し、居場所を与えることができるかが、お子さんの今後の一生を決めていきます。 転校も、もし進学校へのモノを考えているのだとすると、結局、成績という評価基準での競争者を緩めて、仮初めの安心感を与えているに過ぎません。 今できる最善の方法と思えるのは、 ・成績という指標のない高校への転校を行って、強制的にお子さんの価値観をリセットする。そういう友人を作れる機会を与える。 ・今の環境で、部分的にでも自己満足できる成績が採れるような学習指導を家庭教師などをつけることで行い、今のお子さんの価値観の世界での居場所を確保させる。 ・負けても負けても頑張れるような、戻れる場所、自分の価値を認めてくれる場所を確保する。これは、親御さんのような大人の価値観を今から変えるのは難しいので家庭よりも友人に頼る方法なので難しいです。 の3つの方法くらいかと思いますが、いかがでしょうか? いくらゆとり教育でも、勝者・敗者の割合は受験戦争の時期と同じです。受験専門の中高一貫校に進学させた段階で、このリスクはかなりの効率で存在していることは知っていても良かったかもしれません。放任主義の都心の難関私学ではかなりの数いますし、新興勢力高では少しでも軽減させようと全寮制での完全指導を目指していたりもします。 ご質問の状況の最大の課題は、学力ではなく、心の中にあるんです。
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早い話、目標を失いかけていると思います。 中学と高校が分れていると中学で目標を失う例が多いのですが、(私もそうだった、笑)一貫校だったので時期が遅れたのでしょう。 もし、私の分野から言いますと、理系なら科学技術週間の研究所公開などで先端分野の現在を見ることが良い刺激になると思います。 中高一貫校はともすると外部から隔離された環境になりがちで、目標を失う事もあります。 少し余裕を持って対応することが必要なのだと思います。
お礼
ご意見ありがとうございました。目標・・そうかもしれません。 中学受験をしたのも、「東大」へのあこがれでした。 今の学校にも東大卒の先生がたくさんおられ、話を聞くのが楽しいと言っていましたが、中3で志望校が具体的になってきた折、東大へ入っても、自分の希望する学部に入れない事があるという事を聞いたようです。その頃から「大学はどこでもいい」というようになりました。 私も学校からの「進学のしおり」やネットで大学を調べ、「いい先生に巡り会えて自分の好きな勉強ができたらいいね」と話しましたが、具体的な学校も決まらぬまま現在に至っています。勉強に日々追われ、成績ばかりが気になり、自分は何のために勉強をしているのか?と苦しんでいるのではないかと思います。それなのになんの役にもたたないこの親の至らなさ・・。子供の助けにならず、だめな母親です。 参考になりました。ありがとうございました。
お礼
ご意見ありがとうございました。 自分では、いい所はそれなりに褒めて一緒に喜びを分かちあっているつもりですが、やはり成績の方が気になり一喜一憂している所がかなりあります。最近では、成績が悪くなり焦っていました。親と話をしなくなったのも、反抗期のせいだけではなく、自分を理解してくれてないと思っているからだと思います。学校や寮でも勉強、家に帰っても勉強では、心が休まるところがありません。ほんとに辛かっただろうと思います。親の反対を振り切り自分の意思で行った手前、やめたいとも言えないでいるのではと思います。また安易に行かせた親にも責任が大です。 帰省した折には、この事を子供に話し、反省をしてまた一から出直したいと思います。子供の心が少しずつでも健康になっていくように親として努力していきたいと思います。大変参考になりました。ありがとうございました。