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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:国際収支に関しての質問)
国際収支に関する疑問
このQ&Aのポイント
- 国際収支についての疑問について解説します。資本投下と資本流出、外貨準備増減の意味を明らかにします。
- 国際収支のプラスマイナスの意味について説明します。輸出と輸入、外貨準備増減のマイナス表記の理由を解説します。
- 中央銀行の介入が国際収支に与える影響について考察します。国際収支の均衡を維持する仕組みを解説します。
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質問者が選んだベストアンサー
(1)経常収支の+19.8兆円は輸出>輸入で正しいです。以下、外貨準備増減の-3.7兆円、資本収支の-12.5兆円の考え方も正しいです。 実際の統計表には、備考欄に次のような注釈があります。 「資本収支及び外貨準備増減のマイナス(-)は資本の流出(資産の増加、負債の減少)を示す。」 なお、国際収支表は、貸記=正の符号、借記=負の符号となっています。 貸は 財サービスの輸出(実物資産の減少) 対外債権の減少(金融資産の減少) 対外債務の増加(金融負債の増加) 借は 財サービスの輸入(実物資産の増加) 対外債権の増加(金融資産の増加) 対外債務の減少(金融負債の減少) です。 自動車1億円分を輸出すれば貿易収支輸出が+1億円 その入金で投資収支その他投資が-1億円です。 国際収支表は、国際比較のためIMFマニュアルに準拠しており、日本の企業会計原則とは異なるため、複式簿記ではなく「複式記入」とよんでいます。 ですから「敢えて符号を変えている」のではなく、IMF準拠でそうなった、というところでしょう。ともかく、結果として出てくる統計表のプラスマイナスの符号は、資金の流れの方向でみていると理解してよいと思います。 (2)通貨や政府当局の外貨準備を用いた介入といっても、それは米国債の売買であったり、為替市場への直接介入などで市場売買されるものですから、複式記入することに変わりません。国際収支が均衡するのではなくて、国際収支表が均衡しているだけであり、そうするために複式記入しているのです。
お礼
回答ありがとうございます。少し簿記をかじっていたので逆に混乱していたのですが、分かりやすい解説で助かりました。 キャッシュフローで見ている事、政府介入も複式記入されている事を鑑みると疑問は全て?解決できました。 ありがとうございました。