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制御
フィードフォワード制御とフィードバック制御の違いについて教えて下さい できるだけわかりやすく説明してもらうとありがたいです。
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たとえば、実験用電源で電圧を調節するときに、 つないだ電圧計の指示値を見ながら、目標の電圧値になるようにダイヤルを調節する(出力が目標値に一致するように操作する)のがフィードバック、 あらかじめ「つまみを何度回したら何ボルト出るか」というのを調べておいて、必要な角度だけつまみを回す(目標値に相当するだけの操作量を計算して与える)のがフィードフォワード です。
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違いといったら色々ありますが… わかりやすいところだと、 フィードフォワードは外乱や特性変動に弱い。 フィードバックは、外乱や特性変動に強い。 でしょう。 例えば、特定のバケツいっぱいに水をいれることを制御目標としましょう。 そしたら、バルブを何回転するか、どれくらいの時間でバルブを止めるか、ということが、計算しとけば"予め"わかりますよね。 "予め"、どれくらいの操作をしてやるか指定してるのが、フィードフォワードです。 最初からバルブにどんな操作をくわえるか指定してやれば、特定のバケツを水いっぱいにできます。 しかし人間は、予め全てのことが予測できるほど万能じゃありません。制御対象にもしかしたら予期しないこと(外乱)が起こるかもしれません。 例えば、船の方向を制御するのだとしたら、急に突然早い波で流されたり、色々と人間が予めわかっていないことがおこるでしょう? さっきの例だと、途中でバケツから水を汲んでいかれちゃったら、バケツいっぱいじゃなくなっちゃいますよね。 こんな感じで、予想していない外乱が入っちゃったら、予めフィードフォワードで目標値に設定してたものと、結果が変わっちゃいますよね。 こういったものに対処できるのがフィードバックです。 目標値と、出力値(制御量といいます)の誤差を偏差といいます。 出力値をセンサで測定して、そのセンサから得られた情報を使って、目標値との誤差(偏差)を計算します。この偏差を0にしていくように、入力を変えてやるのです。これがフィードバック。 つまり、制御信号を予め計算しておく(フィードフォワード)んじゃなくて、偏差をオンラインで常に測定しながら、この偏差をなくすように制御信号を入力してやるのです。オンラインで常に測定しているので、予期しない外乱がおきても、最終的には偏差をゼロにすることが可能になります。(目標値と出力の値が一致するようになります)。 目標値応答とかも一応違います(二自由度制御とかでフィードバックの外乱の強さと、フィードフォワードの応答性を利用したり)。
お礼
すごく分かりやすかったです! 回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 分かりやすかったです