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ヒグス粒子は南部=ゴールドストンボソンなのですか?
ヒグス粒子が真空の自発的対称性の破れから生じているというのは聞いたことが有るのですが、積極的に《南部=ゴールドストンボソン》と呼称して良いのかどうかワカリマセン!質量はお世辞にも0とはいえない重い素粒子だから違うのだと思っていましたが検索箇所によってはそのように書いてあります・・。 真相を知ってる方、教えてください・・。
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ヒグス粒子はもちろん南部=ゴールドストンボソンではありません。質量が0でないというだけでなく、そもそもヒグス粒子はHiggs-KibbleメカニズムによりGoldstone bosonが出現しないようにするためのものです。もしヒグス粒子が南部=ゴールドストンボソンだと書いてあるサイトがあったとすればとんでもない間違いです。一つ考えられることはHiggs-KibbleメカニズムでGoldstone bosonの自由度がゲージ粒子の質量に吸収されるという言い方をすることがあります。そう書いてあるサイトならばあるかもしれません。質量が0でなくても近似的にGoldstoneボゾンと見なせることもありますが(例えばπ中間子)、上で書いたようにHiggs粒子とGoldstone bosonは対立する概念です。 このサイトで私の理解を超えた高度な回答をしていらっしゃる「専門家」の諸先生にはこの質問は簡単すぎてご回答されないのでしょうか。