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「近頃の若い者は..」の出典について
すみません。ちょっと疑問に思ったことがありますので皆さんのお知恵を貸してください。 [「近頃の若い者は...」という言葉は古代の遺跡にも刻まれているくらい昔から使われている言葉だ。] よく聞く話なのですが、”近頃の若い者...云々と記述されているのは○○にある□□という遺跡だ”と明確に指定した具体的な話を聞きません。場所も話によってエジプトとかシュメールとか一定しませんし、媒体も粘土板とか古文書とか壁画とかいろいろです。それともそれらが全部あてはまるくらいあちこちに存在するのでしょうか。 この言葉の出所に関する具体的な情報をご存じでしたら教えていただけないでしょうか。
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出典は「シュメール文明の遺跡から出土した粘土板の記述」で良いと思います。 シュメール文明はBC3500~で、古代エジプト文明はBC3000~とされますから。 出典という事で考えれば、仮に同じ事が書かれていたとしても、シュメール文明の方が早いと言う事になりますね。原典を直に読みたい場合は、“Sumerian+Proverb”~のキーワードで学術論文などを検索、閲覧なさってみて下さい。色々と面白い事が書かれてますよ。 で、元ネタになったと思われるのは… 「近頃の若者はなっていない。実に嘆かわしい時代になったものだ」 ~という記述があり。文面からして、恐らくは年長者が若年者に対しての不満を書き綴った物であろう事が推測されるため。これが様々な国や文化圏で意訳される内に、KuroikoSSさんの耳にも入った物と思われます。 他にもシュメール遺跡から発見された粘土板には… ・楽しみはビール。辛いのは長旅。 ・シュメール語を知らぬ書記。それは一体どんな書記。 ・薬味がある時は肉が無く、肉がある時は薬味が無い。 ・貧乏人は弱い。 ・浪費家の妻はあらゆる悪霊より怖ろしい。 ・運命は服のようなものだ。草原で人に纏わり付く。 ・運命は犬のようなものだ。人の後を付けて歩く。 ~等々があります。 古エジプト文明にも似た様な格言は存在した物と推測されますが、「今の若者~」的な物は自分は認知しておりません。恐らくは歴史的知識の無い人が、又聞きの又聞きで語っていく内に、最も有名な古代文明である古エジプト文明と、比較的マイナーだったシュメール文明を取り違えてしまった結果だと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 なるほど。シュメールの粘土板だったのですね。 英語はつらいので「シュメール+ことわざ」で検索かけています(苦笑)。 まだ、○○文書のような名称の特定にまでは至っておりませんが、この線で調べ続けようと思います。 それにしても「浪費家の妻は...」など現代人にも注釈なしでわかるあたり人間の感性って変わらない物ですね。(また、浪費ができる社会であったということも凄いです)