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近頃のネアンデルタール人は...?
- 最近のネアンデルタール人は、見た目が従来のイメージとは異なり、現代人に近い顔つきになっているということがわかりました。
- ネアンデルタール人は、時代や地域によって顔が変化した可能性があります。
- ネアンデルタール人が原始的な顔で描かれたことが広まり、それが一般的なイメージとなっていた可能性があります。
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質問者が選んだベストアンサー
こういう質問大好きです! 私も子どものころから散々博物館通いをしていた口です。 過去のことについて、全く無責任に想像を膨らましてはよく楽しんでいました。(今も!) 4と5はなんだかとてもありえそうな気がします。 学校の先生や教科書なら2や3というでしょうし、 事実、各時代における進化の差や、地域により体に特徴が出るのも重要な要素です。 でも、それだけでは面白くないので、NO51さんに習って仮説を立ててみました。 手元に1982年発行の「図説 原始人類」というマニアな本がありますが 本当に、下顎が出ていて、鼻腔が大きく潰れていてサルっぽいというか、 とても線の太い人物として描かれています。 一方、1996年の「ピテカントロプス展」のカタログに出ている こちらはジャワ原人ですから、旧人たるネアンデルタール人より 昔の人類にもかかわらず、あまり毛深くもなく、線も細い…。 う~ん、この程度の顔なら現代人にもままあるかも…。(笑) まずはマジメな答えを。 (人類学研究進歩説) 時代が進むとともに様々な時代の人類の骨や足跡等が発見された。 当然、資料が多いほど研究はしやすいもので、大勢の研究者が 研究した結果、現在のような姿が復元されている。 たとえば顔面の復元にしても、生物学、解剖学をベースに とても丁寧な復元が試みられている昨今である。 (1996年の科学博物館のピテカントロプスの復元では、唾液腺もちゃんとつけたとか。) こちらは私の説でも、ちょっと意地悪な見方。(現人類退化説) 人類は、文明、特に機械、工業、化学文明の発達に反比例するように 肉体的、精神的虚弱化が進んでいる。 便利になりすぎ、野性味がなくなっているのだ。 この傾向は加速化しており、現代では、5年10年という短い期間でも 間を見張るばかりの変化が生じる。 つまり、20年前の研究者たちのほうがより野性味があり、 復元図なども、線の太い力強いものとなった。 無さそうでそのくせ科学の世界でたまにある (流行説) 時代の中での流行。あるいは研究者のイマジネーションの変化。 20年前の研究者の間では、骨太、毛深い、猫背といったイメージがあった。 最近の研究者の中で、もう少しやわらかいイメージの復元をした研究者がいた。 それが現代に受けたというか、好まれて復元のイメージが変化した。 例えば、20年前の恐竜の復元図は、茶や黒グレーなど地味なものが多かったが このごろはとても派手になりました。 しかし恐竜の皮膚化石が、色素入りで残っているはずもなく これらはまったく想像の世界なのです。 しかし本を読んでみると、20年前も現在も ものすごく変わったということはないようです。 研究者の方は大変地道な研究をされていることと思います。 縄文土器を見たり、古代人の壁画を(写真で)見たり、 今回のようなか仮説を立てたりしていると、とても楽しくなります。 道具を使い、狩をして、火まで扱う人たち。現代人よりずっと骨太で 筋骨逞しかったであろう彼らは、私たちと同じように 仲間を埋葬したりします。タイムマシーン出会いにいけるものなら会いに行ってみたいものです!
お礼
そう言えば、「恐竜は爬虫類ではなく恒温生物で、鳥に近い。」って説 が有力になってきてますね。もっと言えば、恐竜で生き残った種族が、 現在の鳥であるとか。 (昨今では、羽毛付きの化石が発見されているそうです。) 従来考古学で扱っていた「化石」は、今や生物学の範疇になり、 過去のイメージが一新されそうです。 それに、「現人類退化説」は説得力がありますね。 50年前の日本人の写真を見ると、「人種が違う。」という気がします。 (まあ、せいぜい祖父の代なんですけどもね。) ちなみに....私の家には、 祖父の父の肖像画が残っていますが、某有名暴力団の初代会長さんに そっくりです。(あの頃はああ言う顔が流行っていたのか?) で、私は...某女優さんに似ている、と言われる男です。 当家が衰退していった理由がわかったような気がしました。