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ネアンデルタール人の埋葬
どうぞよろしくお願いします。 ネアンデルタール人は死者を埋葬する時に、一緒に花を埋葬していたことは、その場に残っていた花粉などから分かっているようですが、これは一体何のためだったのでしょうか?? 大きく分けると、宗教説と非宗教説とがあるようですが、現在の考古学研究においてはどちらが有利なんでしょうか? あと、出来ましたらこの双方の意見が記されている書籍も教えていただけると助かります。
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今年の1月15日付朝日新聞の記事は参考になると思います。 http://www.asahi.com/science/update/0111/TKY201001110217.html この記事によれば、 ネアンデルタール人は、ヒトと比べて知的能力が低かったという説があったが、そうではなく発達した知的能力を持っていたのではないかと、ある研究チームが推測しているそうです。 こんなことが議論されている段階なのですね。 私は、宗教説も非宗教説も知りませんが、ただ単に「亡くなった人に花を手向けていた」という解釈以外は知りません。 つまり、「花を手向けた行為」を現代人の心性で「死者を弔うという気持ちを持っていた」とか「優しい心を持っていた」とか、というように理解してよいのか、という根本的な疑問があります。 そういう立場で書かれた本なら推奨できます。 文藝春秋社 「ネアンデルタールと現代人ーヒトの500万年史ー」 河合信和著 http://nobukazu-web.hp.infoseek.co.jp/page/hoko.html
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- tanuki4u
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回答ありがとうございます。 そういった説もありますよね。ヤッパリ、ネアンデルタール人に宗教の起源をみると言うのは、まだ研究の余地がありそうですね。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 とても参考になりました。 日本人はどうもロマンチストが多いのか、宗教的なものの起源を遡るとき「ネアンデルタール人の花の埋葬」まで遡る方が多かったりします(もちろん専門家ではないのでしょうが)。 私も >>つまり、「花を手向けた行為」を現代人の心性で「死者を弔うという気持ちを持っていた」とか「優しい心を持っていた」とか、というように理解してよいのか、という根本的な疑問があります。 このような立場に共感します。 ありがとうございました。