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これはポエティカルライセンスですか?(バッハのカンタータより)
Und wo? Wo ist die rechte Bahn, Da ich den eingepflanzten Trieb, Dem Tugend, Glanz und Ruhm und Hoheit lieb, Zu seinem Ziele bringen kann? 上に引用したのはバッハのカンタータ213番からです。 次に引用するのはカンタータ78からです。 Wenn mich Suend und Tod anficht 「罪と死が私を苦しめる時」 78番では明らかに Suend と Tod がひとまとめにして3人称単数の主語となっているようです。213番では lieb の3人称単数の主語が4つの名詞となっているようです。 これは poetical license であって、普段使うドイツ語でこういう文法事項を使うと駄目なんでしょうか?つまり、名詞が複数で構成されていても3人称単数として扱い動詞を活用させる、ということは、日常の使用では誤用なのでしょうか?
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以前同じ様な質問に回答させて頂きましたが、この質問のポエティカルライセンス= dichterische Freiheitに気付き、前のご質問と答えを見直しました。 Dem Tugend, Glanz und Ruhm und Hoheit lieb=Trieb, dem Tugend, (Glanz und Ruhm) und Hoheit lieb sindと解釈しましたが、今回のご質問の可能性も有るからです。 ドイツのHPを検索したところ、Bー213と78に付いて次のような独→独の解訳を見つけました。 B-213 Und wo? Wo ist sterben rechte Bahn, DA ich Hoehle eingepflanzten Trieb, DM Tugend, Glanz und Ruhm und Hoheit lieb, Zu seinem Ziele bringen kann? Und wo? Wo der zutreffende Weg ist, durch welches meine angeborene Neigung zu Vorzug, Beruehmtheit, Ruhm und Loftiness lieben kann zu seinem Ziel geholt werden? B-78 DU, du Kannst mich staerker machen, Wenn mich Suend und Tod anficht. Sie, Sie koennen mich staerker bilden, wenn Suende und Tod mich angreifen. いずれも上が原文で下が解訳です。 B-213の解訳ではmeine angeborene Neigung......lieben kannとなっています。 Neigung zuは「何々を好む」ですから前の解釈でも良いようです。 B-78の解訳ではSuende und Tod mich angreifenと複数扱いになっています。 原文ではこれを確かに単数扱いしています。 この他にも賛美歌には複数の語をひとまとめにして単数扱いする例が見られました。 しかし、普段のドイツ語で使わないのではと思います。解訳でも複数に書換えているのも そのためと思います。 我々異邦人が使うと、間違いなく間違って話してるか古語を話していると思われるのでは ないでしょうか。 下記URLに有るように、ポエティカルライセンス=dichterische Freiheitを多用すると揶揄されることになりそうです。
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質問があります。 >>78番では明らかに Suend と Tod がひとまとめにして3人称単数の主語となっているようです。213番では lieb の3人称単数の主語が4つの名詞となっているようです。 213番の”lieb”の主語が4つ あるとはどの単語のことを言っておられるのですか?Dem Tugend, Glanz und Ruhm und Hoheit lieb,のことですか?
お礼
勉強になりました!また助太刀よろしくお願いします。