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氷河地形
氷河地形についてです。 圏谷と懸谷という地形がでてきたのですが、2つの地形がどのような地形なのか教えて下さい。
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No1さんの答えは、ちょっとまずいんじゃないかな。 圏谷は氷河地形、懸谷は河川地形で、本来別物。。 1.圏谷(けんこく)とは、 圏谷氷河が削って形成した凹地形で、氷河が消滅した跡に残された、椀形の地形。 >U形の椀型地形を特に、U形カールと呼ぶ。⇒いいません。氷帽氷河や圏谷氷河から、氷河が拡大し、谷氷河となって流下すると、氷河の底がU字型に削られる。氷河が消滅した跡残されたU字型の谷を、U字谷といいます。U形カールというのはまず使わない言葉です。 2.懸谷 >懸谷(けんや)・・・ ⇒よみは「けんこく」です。この地形は、河川地形として定義されていますので、氷河地形ではありません。ただ、圏谷氷河等が消滅した跡に、圏谷氷河の下流の岩壁(模式的には本流の谷氷河のU字谷の岩壁)に川が流れて、水が流れるようになり、氷河地形起源の不協和合流する支流ができ、成因は別ですが、河川地形の懸谷と形は似ているので、懸谷といっています。厳密には、氷食懸谷とでも言うべきでしょう。 3. > つまり、氷河形成されたものの内、「圏谷」は氷河本流が作り出した谷。「懸谷」は、氷河支流が作り出した谷のことである。 ⇒「圏谷」は、氷河本流支流の別はない、また、「懸谷」は、河川地形ですので、対比するのが不適切でしょう。 上述の 氷食懸谷の場合でも、水は支流の水ですが、懸谷の岩壁は氷河本流が作ったものであることが多く、支流が作り出した谷とはいえない。
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- debukuro
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- kt1965
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圏谷(けんこく)とは、ドイツ語の「カール」を訳したもの。日本国内では、日高山脈や立山連峰、木曽駒ケ岳千畳敷などで見られる、椀状の地形。U形の椀型地形を特に、U形カールと呼ぶ。 懸谷(けんや)とは、「懸垂谷」、「ハンギングバリー」の事を言う。本流に対して不協和的に合流する支流の谷。本流に対して、支流は谷を削る能力(下刻力)が劣るために生じるもので、本流へは滝の形で合流したり、急流の形で本流と合流するもの。 つまり、氷河形成されたものの内、「圏谷」は氷河本流が作り出した谷。「懸谷」は、氷河支流が作り出した谷のことである。 その他、地理学的な地形の定義は、参考URL(国土地理院内)参照。