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ベクトル空間
ベクトル空間の問題なのですが, f:V→Vを線型変換とするとき,Imf^n=Imf^(n+1)を満たすn(≧1)が存在することを示せ。またそのnについてKerf^n=Kerf^(n+1)が成り立つことを示せ。(f^nはfのn回合成変換) という問題なのですが,全然解けなくて…。 どなたか解説お願いします。
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たぶん,条件が落ちてる. 無限次元ベクトル空間だったらNo.1さんのように 反例ができちゃう. きっと,「多項式の積分」(積分定数は固定)も反例になる. たぶん「有限次元」であることは 教科書かなり,講義なりの大前提なんだと思う. で証明なんだけども,有限次元だと仮定すると これはそんなに厄介ではない. 以下に証明してみるけども, 実は一箇所ほど論証をごまかしてるところがある. 掲示板で書くと記号が錯綜するのであえて端折ってるけど 本当はきちんと論証しないといけないんだが, それくらいは自力で. 線型写像f:V->Vに対して dim V = dim Ker(f)+dim Im(f) だから, dim V >= dim Im(f) f^2:Im(f)->Im(f^2)に対しても同様で dim Im(f) >= dim Im(f^2) 以下同様にして, dim V >= dim Im(f) >= dim Im(f^2) >= ・・・ >= 0 と「0以上の整数の広義単調減少列」ができるので, かならず,0以上の整数nが存在して, dim V >= dim Im(f) >= dim Im(f^2) >= ・・・ >= dim Im(f^n) = dim Im(f^(n+1)) = dim Im(f^(n+2)) ・・・ Im(f^k) (k=1,2,・・・)は Im(f^k)⊃Im(f^(k+1))なので Im(f^n) = Im(f^(n+1)) このnに対して,f^n:V->Vを考えれば dim V = dim Ker(f^n) + dim Im(f^(n)) 同様にして dim V = dim Ker(f^(n+1)) + dim Im(f^(n+1)) 両辺をひくことで dim Im(f^n) = dim Im(f^(n+1)) より dim Ker(f^n) = dim Ker(f^(n+1)) そして,Ker(f^k) (k=1,2,・・・)は Ker(f^k)⊃Ker(f^(k+1))なので Ker(f^n) = Ker(f^(n+1)) 終わり
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- koko_u_u
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例えば V として実数体 R 上の多項式全体 R[x] を考え、 f : R[x] → R[x] ( a(x) -> x * a(x) ) とすると、f は R ベクトル空間 R[x] 上の線形写像となる。 明らかに Im(f^n) = { a(x) | deg(a) ≧ n } 、Im(f^n) ≠ Im(f^(n+1))
補足
有次元実ベクトル空間という条件が抜けていました。。。 申し訳ありません。
お礼
返信遅くなりました。 範囲が有次元実ベクトル空間で,その条件が抜けていました。 申し訳ありません。 無事解決しました。ありがとうございます。