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戦国時代の武将の辞世の句の現代語訳を教えてください!
室町期の加賀守護、富樫政親の辞世の句、 「五蘊(ごうん)もと空なれば、何者か、借りて来たらん、借りて返さん」 この句を現代語で言うとどうなるのでしょうか。是非教えてください。 この句に至るまでの簡単な経緯は、室町末期、加賀国で守護家富樫氏の後継者争いで、一向宗と手を結んだ政親が勝利。その後一向宗と政親が激突。様々な策を行使して戦うも、結果として、守護の富樫氏が敗北。力戦の果て、自刃。
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五蘊は(たしか)般若心経にでてくる言葉で「身体や心を構成する五つの要素」といった意味だったと記憶しています。 般若心経の説く教えにおいては、「その五蘊自体もその本質においては空である(色即是空?)」ということになっています。 なので、そういった点から類推すると、政親は「私という存在は元来”空”であり、この体もどなたからか借りてきたものである、ならば(今から自刃することにより)それをお返し申し上げよう。それだけのことだ」といった心境で句を詠んだのではないでしょうか? 細切れの知識からの単なる推測ですが、ヒントにでもしていただければ・・・と思います。
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- ryogoku
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随分前の質問だからもう見ていらっしゃらないかな…。 調べてみたところ『官知論』の一節のようです。 詳しくは参考URLをご覧下さい。 (ご質問の一文は 16 高尾城落城のこと、また富樫政親の自害のこと というところにあります。) それはともかく現代語にすると、ということですが >借りて来たらん(参考URLでは借て来ぬらん) この"らん","ぬらん"はそれぞれ"らむ","ぬらむ"で 辞書を引くと推量をあらわす助動詞 とあるのでniraさんの訳が近いでしょうか? もっと古文を真面目にやっておけば良かった…。
- hiruchan
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前半はniraさんに賛成。後半は反語ではないでしょうか。高校の古典の授業風に直訳すれば「何者が借りて来るだろうか、借りて返すだろうか。いや、そんなことは誰にもできない」。つまり「肉体はもともと空なのだから、借りてきたり返したりできるものではない」ということではないでしょうか(この解釈のほうが理屈は通ると思うのですが)。「肉体は借り物」という類型的発想を超えた、澄み切った心境を表している、ということになるのかな。 原文は漢文だろうと思われますが、これで全部なのですか? もともとどこに載っているものでしょう?(加賀一向一揆を題材にした軍記物ですか?)よろしかったら教えてください。
お礼
お礼のメールが送れてしまい、ごめんなさい。私の思い描いていた政親像にかなり近い回答をいただきました。ありがとうございます。原文はなんなのかはよくわかりません。「信長の合戦」という文庫本に加賀一揆の説明があり、その中に記載されていたものです。
お礼
お礼のメールが遅れてしまい、ごめんなさい!五蘊が仏教用語だとは思いませんでした。これでかなりわかってきました。もう少し質問を続けてみたいと思います。ありがとうございました。