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反応断面積の問題

厚さ10^-4cmのAl箔に10MeVの重水素が入射して陽子が放出した。重水素による電流を1×10^-6amp、27Al(d、p)28Alの反応断面積を3×10^-2barnとするとき1秒間の反応数を求めよ。 Alの密度は2,7g/cm^3とする。 意味が分かりません。。。お願いします。

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  • sanori
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回答No.3

まいどっ! >>>よって反応数=核子数×入射数×反応断面積 >>>として答えを求めたのですが考え方は間違っていますでしょうか 間違っていません。 前回までの回答をよく見れば、あなたと私が全く同じ計算をしていることに気づかれるはずです。 しかし、「核子」という術語は、「原子核」ではなく、「陽子または中性子」という意味の言葉です。 ですから、あなたが式に「核子数」と書いたのは本当は誤りで、「原子核数」や「Al原子核数」とするのが正しいです。 以上を踏まえ、 No.1の回答の最後で、 反応の確率(重水素が素通りしないでAl原子核と反応する確率)は、 6.0×10^18 個/cm^2 × 3×10^(-26)cm^2 と書きましたけど、 6.0×10^18 個/cm^2 は、単位面積当たりAl原子核数 3×10^(-26)cm^2 は、反応断面積です。 No.2に書いた 6.25×10^12 個/秒 は、重水素入射数です。 ですから、 6.25×10^12 個/秒 × 6.0×10^18 × 3×10^(-26)  = 1.1×10^6 は、 入射数 × 単位面積当たりAl原子核数 × 重水素入射数 = 1.1×10^6 ということです。 >>> それとなぜ 重水素1個の電荷は、1.6×10^(-19) クーロン となるのかが分かりません・・・ 重水素は、2つの核子、すなわち、陽子1個と中性子1個からできていま。 中性子の電荷量は、0クーロンです。 陽子の電荷量は、1.6×10^(-19)クーロンです。 重水素は、あくまでも水素ですから、電子は1個だということは理解できますよね? 電子の電荷量は、-1.6×10^(-19)クーロンなので、 普通の水素であれ、重水素であれ、三重水素であれ、原子番号1番である水素なのですから、電子は1個です。 ですから、原子核の電荷が、+1.6×10^(-19)クーロンでないと、帳尻が合わなくて(原子の電荷の合計がゼロにならなくて)困るのです。 (どんな原子でも、陽子の数と電子の数が同じだということ、そして、その数こそが「原子番号」であることは、中学か高校で習っているはず。) つまり、重水素というのは、 ・陽子 ・・・ 電荷は、+1.6×10^(-19)クーロン ・中性子 ・・・ 電荷は、0クーロン ・電子 ・・・ 電荷は、-1.6×10^(-19)クーロン からできている原子です。 しかし、10MeVもの猛スピードで入射あるいは飛来する重水素というのは、 電子を置いてけぼりにして原子核だけがやってきた1価のイオンと考えてよいです。 ですから、「重水素による電流」は、本当は「重水素原子核による電流」「重水素イオンによる電流」ということなんですね。 本件、これを最終回答とさせてください。

pippikatu
質問者

お礼

素晴らしいご回答ありがとうございます。 非常にわかりやすく頭に入りました。 本当にありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • sanori
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回答No.2

まいどっ! 重水素1個の電荷は、1.6×10^(-19) クーロン、 重水素の電流が 1×10^(-6) アンペア なので、 1秒当たりの重水素発射個数は、 1×10^(-6) アンペア ÷ 1.6×10^(-19) クーロン/個  = 1×10^(-6) クーロン/秒 ÷ 1.6×10^(-19) クーロン/個  = 6.25×10^12 個/秒 これに反応確率をかければよいですね。 前回回答の通り反応する確率は、 6.0×10^18 × 3×10^(-26) なので、 6.25×10^12 個/秒 × 6.0×10^18 × 3×10^(-26) (= 1.13×10^6)  = 1.1×10^6 合いましたが、有効数字は2桁がよいと思います。

pippikatu
質問者

補足

お返事遅くなりすみません。 ご回答本当にありがとうございます。 私は単位面積当たりのAlの核子数 6.02×10^18 1秒当たりの重水素発射個数は、 1×10^(-6) アンペア ÷ 1.6×10^(-19) クーロン/個  = 1×10^(-6) クーロン/秒 ÷ 1.6×10^(-19) クーロン/個  = 6.25×10^12 個/秒   (ここは同じです) よって反応数=核子数×入射数×反応断面積 として答えを求めたのですが考え方は間違っていますでしょうか>< それとなぜ 重水素1個の電荷は、1.6×10^(-19) クーロン となるのかが分かりません・・・ 本当に申し訳ないです><

  • sanori
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回答No.1

こんばんは。またお会いしましたね。 アルミ箔は ・厚さ 10^(-4)cm ・密度 2.7g/cm^3 ・Alの原子量は、27g/mol なので、入射してくる重水素から見ると、 10^(-4)cm × 2.7g/cm^3 ÷ 27g/mol  = 10^(-5) mol/cm^2  = 10^(-5) × 6.0×10^23 個/cm^2  = 6.0×10^18 個/cm^2 つまり、重水素から見て、1cm^2 当たり、6.0×10^18個のAl原子核が散らばっているように見えます。 反応断面積は、3×10^(-2) barn ですが、 1barn = 10^(-24)cm^2 なので、 3×10^(-2) barn = 3×10^(-2)barn × 10^(-24)cm^2/barn  = 3×10^(-26)cm^2 よって、反応の確率(重水素が素通りしないでAl原子核と反応する確率)は、 6.0×10^18 個/cm^2 × 3×10^(-26)cm^2 ここまで来れば、わかるのでは。 では。

pippikatu
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 計算してみましたら1.13×10^6 となったのですが あっていますでしょうか><

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