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航空・宇宙に関する職業
現在高校2年です。 将来は、航空機または宇宙船等の開発に携わりたいと思っています。 しかし、大学の研究室などはかなり専門的に分かれているので、やはり推進機なら推進機、材料なら材料というように自分の専門とするものを選ばなくてはならないのかなと感じています。 しかし、どれがいいかなんてなかなか選べるものでもないし、強欲なようではあるけれど設計全般に関わっていきたいというのも本音です。 この方面に詳しい方で、大学や大学の研究室の選び方、どのような職業があり、仕事内容はどのようなものなのか… など、ささいなことでも教えてもらえたら光栄です。 人生をささげれる、自分にとって最高の選択ができるよう、今のうちにたくさんの人の意見を聞いておきたいので、「これは少しジャンルが違うかな?」というのでも歓迎です。 厳しい意見もかまいませんので、回答よろしくお願いします。
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#2/#3/#4/#5です。 補足を拝見しました。 >最後の質問ですが、航空機や宇宙機等を肌身で感じるにはどうすればよいでしょうか。 >あまり知識がないもので、種子島宇宙センターを訪れるということくらいしかぱっと思いつくところがありません。 航空宇宙関連博物館に展示されているものは時期を問わず訪れることができますが、やはり大空のもと動いているものを見る間近に見る方が肌身で感じやすいと思います。 宇宙機では、お分かりの通り、種子島ぐらいしかないでしょう。ごくたまにメーカなどが一般向けの工場見学を行うこともありますが、あまり期待できません。 航空機は、努力次第で機会はいくらでも作れます。 愛媛では大きな空港や自衛隊の基地がないので出かける必要がありますが、空港や基地に長くいることで雰囲気を感じることができます。また、空港では9月20日の空の日などに一般開放をしたり、自衛隊の基地では航空ショーを開催してくれることがありますので、これらに参加してもよいと思います。 東京などに出かけることができれば、航空会社の見学ツアーに参加することもできます。羽田や成田の格納内を案内してもらえます。 また、東京以外では、航空関連の団体が青少年向けの見学ツアーや講習会を開いてくれることもありますので、それらに参加してもよいでしょう。そのような活動を行っている団体のURLを下記に貼っておきますので、参考にしてください。 http://www.jaea.or.jp/ http://www.japa.or.jp/
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- Mr_Holland
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#2/#3/#4です。 補足を拝見しました。 >「技術系」は、「開発系」の人が製作した設計図に基づいて組み立て・整備・官制等をするものという先入観があるのですが、実際のところはどうなのでしょうか? あなたのいう「技術系」は、メーカでは<工作><サービス>と言っています。 <工作>は製造や生産技術を担当し、<サービス>は製品の維持を担当しています。 また、<工作><サービス>も開発を行います。 新製品を開発するときには新しい設計・工作技術や生産管理技術が導入できるチャンスですので、<工作>も開発チームに加わります。また、製品納入後のアフターサービスも、現在では、製品選定に関わる重要な要素です。ユーザにとってメリットのある整備サービスを提供する体制やシステムを提供する仕組みも考える必要もありますので、<サービス>も開発に加わります。 >僕はさまざまな理論に基づいて案を出し合い、練り上げていき、航空機・宇宙機の設計をしていく、というようなことを想像していました。 >そういう意味で、今の時点では「空力」に魅力を感じています。 「さまざまな理論に基づいて案を出し合い、練り上げていき、航空機・宇宙機の設計をしていく」という過程は、開発過程ではすべての部門が行っています。この作業過程の連続といっても良いと思います。ある仕様を決めるために、関連する人たちとともに、選択肢を調査検討し、それらを比較していきます。これは機体の形状を決めるだけでなく、どんな材料を使うのか、どんな装備品を搭載するのか、など様々な事柄が検討対象になります。 あなたが「空力」に魅力を感じているのが 航空・宇宙の花形だからというのであれば分かりますが、上記の理由だけでは、なぜ「空力」に魅力を感じているのかの理由がはっきりしません。 >「航空・宇宙工学系の学科」が存在するのは、東大・東北大・名古屋大・九大なのですが、先生には「応用理工」や「物理工学」といった学科も勧められます。 >わかる範囲でかまいませんが、そのような学科から「空力」を目指すことが可能か、指摘いただけたらと思います。 流体力学を専攻されるなら「空力」に触れることもできるでしょうが、あまり勧められません。 航空・宇宙分野での「空力」に求められるのは、それだけでは不十分です。航空機・宇宙機全体の中での「空力」の位置づけや、他の周辺分野との関わり、最終製品としてどのように使われるのか、現状での課題など幅広い知識が必要です。「航空学科」を出てきた人たちはそれらのことに空気としても触れられることができていますし、その後の人脈も豊富です。 他方、私の知る範囲で恐縮ですが、「流体」を専攻してきた人たちには、そのような事柄に触れられる機会が限られていて、航空・宇宙分野に進んでも<空力>に進められる人は僅かです。 途中で進路が変わる可能性があるのであれば別ですが、真に<空力>を目指すのであれば、まっしぐらに「航空学科」に挑戦した方が良いと思います。
補足
「空力」が魅力的といいましたが、おっしゃるとおり花形と感じたからというのが第一の理由です。 やはり、なにが好きでなにを究めたいのかということがはっきりしない今、どの分野に就職するかを決めるのは少し難しく感じます。 ですから、教えていただいたことを参考に、「これだ!!」と思ったときにその分野を目指せるよう勉学に励むとともに、いろいろな方面からも情報を集めたいと思います。 学科に関しても、じっくり考えてから決定します。 最後の質問ですが、航空機や宇宙機等を肌身で感じるにはどうすればよいでしょうか。 あまり知識がないもので、種子島宇宙センターを訪れるということくらいしかぱっと思いつくところがありません。 愛媛県在住で、いろいろと時間の制約から実行できるかわからないのですが、どこかお勧めの場所があれば教えていただけたらと思います。 貴重な経験ができるのであれば、少々の長旅になってもかまわないと思っています。 よいHPがあるということだけでもかまいませんので、参考程度の気持ちでお願いします。
- Mr_Holland
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#2/#3です。 補足を拝見しました。 「技術系ではなく開発系への就職を希望」とありますが、あなたの言われる「開発系」とはどのようなことを指していますか? 航空機や宇宙機を開発することをイメージしておられるのでしたら、技術系と不可分です。 航空・宇宙分野では、40年近い現役生活の中で開発に携われる機会はせいぜい2回と言われています。開発がない期間は、次の開発に備えた研究開発や、既存機の維持に勤しむことになります。 航空では、防衛省向けの開発と民間機開発の2つがあります。 防衛省向けは、あなたが卒業したことにはPX、CXの開発が完全に終わっていて、その後の主力戦闘機FXなどの開発があればよいのですが、米国から買ってくるだけになってしまう可能性もあり、あまり期待できる状況ではありません。 一方、民間機開発では、ボーイング社との共同開発が進んでいますので、機体全体ではありませんが、一定の仕事があると思われますが、これも約束されたものではありませんし、あなたの考える開発とは異なるものかもしれません。 唯一あなたの希望に添えるものとしては、三菱重工が主導して開発している民間旅客機MRJ開発が考えられます。うまくいけばあなたが卒業する頃には活況を呈しているかもしれません。 また、宇宙機では、ロケットについては次の開発は望み薄でしょう。しかし、人工衛星なら期待が持てるかもしれませんので、衛星メーカに就職するのもよいかもしれません。 いずれにしても、開発ばかりしている部署はないと思ってください。 次に、大学の進路ですが、JAXAを目指すならお気づきの通り、旧帝大系の一部の大学に進むことを勧めます。しかし、JAXAが行う開発は、メーカが開発を行いやすくするための要素技術の研究開発という側面が強いことに注意してください。 メーカに勤めるのでしたら、極端なことを言えば、理系4大以上であればOKです。ただ、「空力」を専門としたいのであれば、旧帝大の航空学科はほぼ必須の要件です。「構造」「装備」であれば、航空学科であるよりは、それぞれの専門学科を出られた方が良いと思います。「空力」でなければ、私大でも問題ありません。
補足
そういわれると、「技術系」と「開発系」の区別がはっきりしていないことに気づきました。 「技術系」は、「開発系」の人が製作した設計図に基づいて組み立て・整備・官制等をするものという先入観があるのですが、実際のところはどうなのでしょうか? また、説明をいただいて、そういわれてみると開発ばかりしているわけではないんだよな、ということも合点がいきました。 僕はさまざまな理論に基づいて案を出し合い、練り上げていき、航空機・宇宙機の設計をしていく、というようなことを想像していました。 そういう意味で、今の時点では「空力」に魅力を感じています。 次に大学についてなのですが、旧帝大を選択するものとして話を進めさせていただきます。 「航空・宇宙工学系の学科」が存在するのは、東大・東北大・名古屋大・九大なのですが、先生には「応用理工」や「物理工学」といった学科も勧められます。 わかる範囲でかまいませんが、そのような学科から「空力」を目指すことが可能か、指摘いただけたらと思います。
- Mr_Holland
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#2です。 補足を拝見しました。 >「空力」と「構造」の境界線というのがいまひとつ見えてきません。 >空力は外観的な設計を行い、内部のことに関しては構造が担当するということなのでしょうか? 大雑把に言えば、「空力」は必要な性能を決め、その性能を得るための形状などを決めるものであるのに対し、「構造」はその形状を実現するために構造を作ることになります。このとき「構造」は必要に応じて新しい材料を開発するなどして、必要な空力性能の実現を図ります。 >また、エンジンは装備(機械)に入るのですか? その通りです。 航空の機体メーカでは大抵は自社ではエンジンは開発しませんので、主に「空力」からの要求に応じた推力などの要件を備えたエンジンを選定もしくは開発することになります。 >あと、装備(電気・電子)とは電気回路の構築やシステムの設計ですか? その通りですが、多岐にわたります。 いわゆるCNS(通信・航法・監視)機能や、コックピットなども範疇に入ります。
補足
職業の内容面に関しては、大体のところを理解することができました。 これらのことを参考に、どの分野を専門とするかはこれから考えていこうと思います。 そこで、進路についてなのですが、大学に進学するものとしてどのような大学のどのような学部をを狙えばいいのでしょうか? 現在は帝大クラスを狙っているのですが、ネットで調べてみると、JAXAくらいのレベルになると大半が東大・京大・東工大の出身者であるという情報もありました。 レベルの高い大学にいくにこしたことはないと思うのですが、技術系ではなく開発系への就職を希望しているという点を踏まえた上で大学選びや学部に関したことでアドバイスをいただけたらなと思います。
- Mr_Holland
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あまりに広範囲な質問にどのように的を絞って答えたらよいものか悩んでしまいますので、まずは大雑把な話をしたいと思います。 機体メーカ(重工三社)では、航空でも宇宙でも、主に空力・構造・装備(機械)・装備(電気・電子)の4つに大別されています。メーカでは、このいずれかが最初の出発点になります。 最初の10~15年ぐらいは最初のそれぞれの分野で働くことになりますが、経験と知識を深めて行くうちに、関連のある他の分野のことを知っていくことになり、有能な人は、次第に最初の分野を超えた仕事をするようになります。 航空機でも宇宙機でも巨大なシステムを扱う仕事ですので、全体をとりまとめる人(チーム)は、自分の専門分野を知っているだけでは不十分で、他分野のことにも精通していなければなりません。 従って、優秀な人であれば、専門分野だけでなく設計全般に自然と関わらざるを得なくなります。 質問者さんの目下の質問は、どの分野を専門分野として選んだらよいか困っていると言うことであれば、空力・構造・装備(機械)・装備(電気・電子)に関わるものの中で、あなたの良さを引き出すことができるものを選んだらよいと思います。 そして、この世界は巨大システムを扱うものですから、入社後は選んだあなたの専門分野を一生を掛けて磨きを掛け、それを軸足にして関連する他分野にも興味をもって貪欲に吸収し、それらを包括的に活かしていけばよいと思います。 以上、取り敢えず、大まかな話を書きました。 質問者さんが具体的に聞きたいことがあれば補足欄等に記してください。私で分かる範囲でお答えしたいと思います。
補足
丁寧な回答ありがとうございます。 「空力」と「構造」の境界線というのがいまひとつ見えてきません。 空力は外観的な設計を行い、内部のことに関しては構造が担当するということなのでしょうか? また、エンジンは装備(機械)に入るのですか? あと、装備(電気・電子)とは電気回路の構築やシステムの設計ですか?
- nemoax006
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三菱重工は航空機の開発、H2の主要開発を行っています
お礼
アドバイスありがとうございます。 三菱重工について、もっと詳しく調べてみます。
お礼
ありがとうございました。 できるだけ時間を見つけて、身近に感じれる機会をつくりたいと思います。 まだまだ実現までは遠いですが、今まで「夢」でしかなかったものを、だいぶ具現化することができました。 いつの日か、世界をリードできるくらいになるよう日々精進して、また、多くの人々に夢と幸せを与えられるよう頑張りたいと思います。 貴重なお話を聞くことができ、自分にとっての道しるべを見つけることができました。 本当にありがとうございました。