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プライスリーダーについて
はじめまして。ゼミでプライスリーダーシップについて学んでいる大学生の者です。 このたび、プライスリーダーシップについて調べることになったのですが、どの参考文献にも「寡占市場において」という風な形で定義づけされているんですが、 なぜ寡占市場でなければ成立しないのかという明確な理由が分からず、困っています。 もし、そちらの方面で精通していらっしゃる方がいましたらアドバイスいただけたら幸いです。 また、よろしければ、プライスリーダーシップとコストリーダーシップの違いも教えていただけたら嬉しいです。 よろしくお願いします。
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>プライスリーダーシップは寡占市場でしか起こりえないものなのですか? 起こらないとは言い切れないかもしれません。ただ、寡占市場でないということはそれぞれの企業の持つ市場シェアが少ないということですので、同業他社に対して及ぼす力が小さいとも言えます。ですので、プライスリーダーシップを持った企業というのが寡占市場のほうが登場しやすいということなのだと思います。 そして、プライスリーダーシップを発揮するということは、単なる価格競争ではなく「あの会社が価格を変えたからうちも…」と思わせることです。(前の回答文と少し食い違うところもあるかもしれず申し訳ありません…)企業によっては価格を上げるという行動に出る企業もあるかと思います。激しい競争をしている環境の中では、それに追随する企業というのはそうそうあるものではないと思います。 >また、まとめると、プライスリーダーシップは企業の外部的要因で、コストリーダーシップは内部的要因と捉えてもいいんですか? 外部的、内部的ということをどのようにとらえてらっしゃるかにもよると思うのですが、市場における企業間の行動か、ある1社の中での行動かということであればそうだと思います。 ただ、回答文中のは私の言葉をそのまま書いたので、あまり外部的、内部的というのをこの場合で使っているのを聞いたことがないのであまり一般的な使い方ではないと思いますが…混乱させるかもしれず申し訳ありません。 >個人的な意見では、プライスリーダーシップをとれるということは、その業界ではトップの位置にあり、自社のコストと利益の割合をその会社中心に価格設定することができるということで、プライスリーダーが一番コストを低く提供することができるのではないかと、またそれは経験則的観点からみて結局はコストリーダーにつながっていくのではないかと思うんですがどうでしょうか? その通りだと思います。市場シェアでトップということはそれだけ規模の経済性なども発揮できるということで、価格を下げるという行動にでるときには有利に働くでしょう。
その他の回答 (1)
寡占市場であれば、ある一社が価格を下げたときの他社への影響が大きいということです。 たとえば、東京都内に100店舗があるという業種があるとして、そのうちの1店が価格を安くしたからといって他の99店舗にそんなに重大な影響が出るわけではないので、価格を合わせてくるのは近隣にある数店舗だけになるでしょう。 ところが東京都内に2店舗くらいしかないとなると、一方が下げたら他方は価格で負けるというのがはっきりとわかりますので、どちらかが下げたときには追随しがちになると思います。 これと同じように、業界に無数に企業があるのなら一つの企業で価格を下げてもみんながみんな価格を合わせてくるのは難しいですが、寡占している状態だとむしろ合わせなければ割高感がすぐに表れます。 ちなみにコストリーダーシップは企業の内部的な要因です。同じ売上高でもかかるコストを他社より低く抑えれば利益が高く取れるし、利益を取らないのであれば他社よりも安い価格を実現できるというものです。
補足
大変分かりやすい返答ありがとうございます。 では、プライスリーダーシップは寡占市場でしか起こりえないものなのですか? また、まとめると、プライスリーダーシップは企業の外部的要因で、コストリーダーシップは内部的要因と捉えてもいいんですか? 個人的な意見では、プライスリーダーシップをとれるということは、その業界ではトップの位置にあり、自社のコストと利益の割合をその会社中心に価格設定することができるということで、プライスリーダーが一番コストを低く提供することができるのではないかと、またそれは経験則的観点からみて結局はコストリーダーにつながっていくのではないかと思うんですがどうでしょうか? 長くなりすいません。 助言お願いします。
お礼
非常に分かりやすい説明ありがとうございます。この回答を参考に今後のゼミに活かしていきたいと思います。今後もまたなにかと疑問を抱くことがあると思いますが、またJP-21さんにアドバイスいただけたら幸いです。 ありがとうございました。