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アクティブサスペンション

アクティブサスペンションについて 過去にF1においてアクティブサスペンションが採用されていましたが、平均的に考えて、コーナリング中にはやはり内側より外側のタイヤに負担が掛かるような気がするのですが専門的にはいかがなものでしょうか? 数ヶ月間、図書館や神保町などへ行って色々と書籍を調べたのですが、ナニブン資料がなかなか無く、またあってもほんのすこししか載っていないもので‥ よろしくお願いします。

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  • LB05
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回答No.2

 クルマの研究で食ってる者です。アクティブサス・・・今から20年近く前の話ですが、市販車用の『簡易的な』低周波数制御型アクティブサスから、レーシングカー用の(空力特性までパラメータに含む)高周波数制御型アクティブサスまで、担当研究でした。自分にとっては、まさしく『青春の1ページ』ってヤツですねぇ。青春と言うにはやや歳をとってましたが・・・でも研究を始めた当初は、まだ20代だったし・・・ >平均的に考えて、コーナリング中にはやはり内側より外側のタイヤに負担が掛かるような気がするのですが専門的にはいかがなものでしょうか? ・・・平均的に考えなくても、あらゆる旋回に於いて左右荷重移動は必ず発生します。 >数ヶ月間、図書館や神保町などへ行って色々と書籍を調べたのですが、ナニブン資料がなかなか無く、またあってもほんのすこししか載っていないもので‥  そりゃ発見出来ないでしょう。旋回中の左右荷重移動の発生は、物理的(力学的)に当然なので、書籍や論文には書くまでもありません。  調べる前にご自身でちょっと考えてみてください。旋回で横力(いわゆる遠心力)がかかっても左右荷重移動が発生しないのは、重心点が路面上にある場合だけです。(どれほど車高が低いクルマでも、車体重心が路面上というクルマは有り得ませんね。勿論この現象は、アクティブサスかどうかとは関係ありません。)  尚、余談ですが。  こういう御質問をされるという事は、『アクティブサスだと左右荷重移動が無くなる』とお考えなのではないか?と思いますが、どういう経緯でその様に考えられたんでしょうか?(自分はアクティブサスが左右荷重移動をゼロにする、などとは考えたこともありませんでした。)  アクティブサスが変えるのは、『前後・左右荷重移動の比率』です。  例えば・・・フロントのロール剛性を無限大に上げ、一方リヤのロール剛性をゼロにすれば、計算上は(あくまでも計算上ですが)リヤの左右荷重移動量はゼロになります。リヤサスだけを見ればアクティブサスにより左右荷重移動量がゼロになっていますが、クルマ全体の左右荷重移動量の総和は、パッシブなサスと変わりません。  アクティブサスの機能とは、車高を変えたりダンピングを変えたり、という各輪単独でいろいろ変えられるということだけではありません。特にF1マシンの様に限界付近での加速・制動・旋回特性が重要なクルマに対しては、上述した様に『どのタイヤにどれだけ荷重を移動させるか』を能動的(アクティブ)に変更出来るということが最大のメリットになります。  御質問者様はアクティブサスについて色々調査されている様で、それほどクルマの運動性能に対して知識をお持ちなら既にお気付きと思いますが、荷重の移動先となるタイヤを任意に選べるという事は、旋回性能(いわゆるハンドリング)をダイレクト且つ時々刻々と変更出来るということを意味しています。これこそアクティブサスがパッシブサスに勝る最大の点であり、アクティブサスならパッシブサスでは絶対に得られない旋回性能を実現出来ます。 ・・・研究当時使っていたテストコースの一つに、市販車ではどうしても125km/h以上で旋回出来ないキツいコーナがあるコースがありました。が、全く同じSPEC.のクルマにアクティブサスを付けたら、同じコーナを145km/hでドリフトさせながら回ることが出来、しかもそこからスロットルコントロール一つでアンダステアでもオーバステアでも自由に選択して走行ラインを変える事が可能でした。(しかも、パッシブサスに比べ乗心地も劇的に改善しました。)  あの頃実施した官能評価のアンケートシートの欄外に、『このクルマならセナになれる』とメモしたのを思い出しました。  歴史に『もし』は有り得ませんが、もし『バブル崩壊』がもう少し遅かったら、自分のアクティブサスも商品化されたでしょう。今思い出しても悲しくなる『青春の物語』です。(つД`)シクシク

回答No.1

ウィリアムズFW14Bですね。大好きな車です。 アクティブサスペンションで達成できるパッシブに対する追加機能は ・路面の凹凸をまさにアクティブ(能動的)に吸収する ・ストレートやコーナーでの車高を変える(ライドハイトコントロール) ことで、ダウンフォースを制御する ・ダンパーとしての硬さを4軸独立で制御する くらいかなと思っているのです。(昔F1速報を読み漁った記憶では) なので、ご質問の「タイヤの内外輪差をなくす」という機能は無いと思います。 もっとも「なくす」というのは物理上無理なので、減らすということなら タイヤの接地角度(キャンバー角)をコントロールして万遍無く使うことで可能かもしれません。 自分が未だに分からないのはどうやって路面の凹凸を検知しているかというところです。 恐らくサスペンションの入力があった段階でその力を加速度や圧力のセンサーで検知し そこからどの程度ダンパーを動かせばその衝撃を吸収できるかをパラメータテーブルに照らし合わせて決めている?のではと思っています。 私も専門家ではなくただのF1ファンですのでどなたかご存知の方 併せて教えてください。

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