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「を」の発音
既出ではありますが、皆さんは「を」をどのように発音していますか。 自分は"o"と発音しますが、"wo"のように発音する人はどのくらいいるのでしょうか。 よく歌手などが"wo"と発音しているのに違和感があります。
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もともとの質問の主旨は、回答番号1の補足より、現代仮名遣いの助詞の発音と理解しました。 現代の「お」は、旧かな遣いでは、男「をとこ」、顔「かほ」、音「おと」のように表記が区別されていて、 更に以前には、発音も、男「wotoko」、音「oto」のように区別されていた時代もありました。 その区別が地域や人によって現代に残っているのであれば、文化として尊重されるべきだし、 また、あえて旧かな遣い通りに「お」と「を」を書き分け、読み分けて、 本来はこれが正しいという主張をするのなら、それも理に叶っていると思います。 しかし、発音が変化するにつれ、発音と表記が異なることに不便が生じたため、 発音通りに表記することを目的として制定されたのが現代かな遣いです。 これにより、「お」と「を」は発音通り「お」に統一され、例外として、 助詞の「は」「へ」「を」は、表記の慣習を尊重してそのまま残されました。 その現代かな遣いに過去の発音を適用して、「お」は全て「o」と発音しておきながら、 助詞だけ「wo」と発音する行為には、意味も価値も感じません。 また、現代かな遣い制定以降に方言や音韻体系が発生するはずもなく、 従って、助詞のみ「wo」と発音するのは文化や風習というよりは思い込みによるものであり、 質問者様の違和感は正当です。 比率としては調査のしようもないですが、「を」がワ行にあること、IMEで「wo」と入力すること、 かつては「wo」と発音されていたこと、ウヲーター、ウヲッチのように 外国語の発音を代用しようとしたこと等により、「wo」と信じている人が予想外に多いように感じます。 ちなみに、ローマ字の正書法では、「お」も「を」も発音通り「o」です。
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- minorinoak
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私は60余年「WO」と発音しています。 「O」と発音するようになっているということを、10年ほど前に知り驚きました。しかし、「平安中期までは……」というのは、社会学的調査もすることなく学者が机上で考えたことではないのかと思いたくなります。http://pro.tok2.com/~nhg/reserch/reserch1-5.htmの調査でも4割ぐらいの人が「WO」と回答しています。
- Ic1
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WO です 統計的には手元に資料なし
- 尾藤 達也(@chuden)
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広辞苑で「を(音節)」を引くと平安中期まではwoと発音したが現在ではoと発音するとあります。 歴史的仮名遣いでは助詞の「を」以外にも青(あを)、男(をとこ)などにも「を」が使われています。でも現代に「を」はwoと発音すると主張する人は助詞の「を」しかwoと発音していないと思います。現代仮名遣いで助詞の「を」のみが残っているのは、表記上の慣習を尊重したから(助詞の「は」「へ」もそう)で、発音はあくまでもoでした。 パソコン入力でwoと入力する影響で発音を勘違いしている人が多いのでしょう。でもwoと入力するのは便宜上のもので本来はローマ字でもoです。
- SortaNerd
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- cyototu
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「わゐうゑを」が、「わいうえお」と同じ発音になってしまったのは、時代の流れでどうしようもないことだと受け入れる以外に、仕様がないと思います。もともとは、「ウァ、ウィ、ウ、ウェ、ウォ」と発音していました。しかし、その発音が変わってしまったために、我々が失ってしまったことがいくつもあることは、認識しておくべきだとも思います。 例えば、「ばか」はもともと、「をこ」すなわち、「をこがましい」と同系の言葉で、ウォコと発音していたそうです。それが段々訛って、ヴォコになり、ヴァカになり、最終的にバカに落ち着いたそうです。 他の例では、「いのしし」はもともと、「ゐのしし」と書き、ウィノシシと発音していました。「しし」とは昔の日本語で、四つ足動物のことです。日本庭園の「ししおどし」を「鹿脅し」と書くのは、質問者さんもご存知でしょう。そして、ウィとはイノシシの鳴き声のことです。すなわち、イノシシとはウィと鳴く四つ足のことです。昔の日本人には、今のイギリス人やアメリカ人のように、豚やイノシシの鳴き声がウィ、ウィやウィンク、ウィンクと聞こえていた証拠ですね。ところが、いつの頃からか、日本の豚やイノシシはブーブーと鳴くようになってしまったようです。 直接この話には関係ありませんが、「けだもの」という言葉で毛の生えた動物であることが分かりますが、それと同系の言葉の「くだもの」から、昔は、木のことをクと発音することもあったようで、それが木になる食べ物であることも分かります。 このように、言葉って、ほんの小さい言葉遣いでも、その裏に膨大な歴史を背負っており、それを分析して行くと、日本人の巨大な思考構造が見えてきます。たとえば、柳田國男の「鴨と哉」は、日本語のm音からn音への変遷を探りる記念碑的な日本語論を展開しておりますが、その論説の出だしの文章は、 「私の話は思ひ切って問題が小さい」 という言葉で始まっております。 ところが、旧仮名遣いを新仮名遣いにしてしまったために、発音まで変わってしまい、語源が分からなくなってしまったり、我々の先人達がどのように自然を見たり、感じていたりしたかが分からなくなってしまいました。 私の個人的な意見では、日本の先人達の作り上げて来た貴重な財産を守るために、旧仮名遣いの発音を残しておいたほうが良いような気がしますが、言うは易し、行い難しで、それを人前で敢えて発音するには勇気が要りそうですね。
- tomajuu
- ベストアンサー率38% (304/782)
飛騨の山猿です。 たぶん古い、いろんなシキタリが まだ濃く残ってる土地柄だからだと思うのですが、私たちはハッキリと 「wo」と発音します。 決して「顔を洗う」を、「Kao O Arau」などとは発音しません。 「Kao Wo Arau」と言います。
- garamond
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歌は別です。 それ以外は共通語では「o」です。 江戸時代には「を」と「お」の発音は同じになっていました。 ずっと昔、「を」を「wo」と発音していた時代には、 「丘(をか)」を「woka」 「香り(かをり)」を「kawori」 「青(あを)」を「awo」 と発音していました。 1946年11月16日の『現代かなづかい』で、発音と表記のズレをなくそうという考えから、 「岩」は「いは」だったのを実際の発音に合わせて「いわ」に変え、 「家」は「いへ」だったのを実際の発音に合わせて「いえ」に変え、 「青」は「あを」だったのを実際の発音に合わせて「あお」に変えました。 そのとき助詞の「は」「へ」「を」は例外とし、実際の発音に合わせて「わ」「え」「お」と書くことはしないと決めたのです。 社会全般でその表記が行われているので、若い世代に 「O」は崩れた発音で、正式には「WO」と発音すべきだ と考える人が出てきました。
1960年生まれですがwoです。5年ほど前にテレビで若い人では「を」と「お」の発音が同じだと知って驚きました。私が物心ついた頃は外人を「ぐぁいじん」と発音する人が普通に居ましたよ。若いみなさんも将来日本語の変化に驚く日が来るのです。
- 3times
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確かずいぶん昔(中世ころまで)は"wo"と発音していたようです。 ですが、今はほとんどの人が"o"と発音しているので、それでいいんじゃないでしょうか? 僕は当然"o"で発音しています。
お礼
回答していただき、ありがとうございます。 やはり"o"と発音する人のほうが多いのでしょうか。
- 中京区 桑原町(@l4330)
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Woです 「お」と「を」は別物 キーボードの変換も「o」「wo」でしょ 他に「え」「ゑ」も発音は別ですよ
お礼
回答していただき、本当にありがとうございました。
補足
質問がわかりにくくてすみません。 「を」という文字の発音ではなく、「顔を洗う」などの助詞の「を」について質問したかったのです。 l4330さんは助詞の「を」も、"wo"と発音なさるのでしょうか。
お礼
お礼が遅れまして,大変申し訳ありません。 意外にもにも「wo」と発音される方が多く,正直驚いています。 回答してくださった方々,ありがとうございました。