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似非、えせ
1. “えせ”ということばは、“似せ”または“贋(にせ)”から変化した語なのでしょうか? 2. それとも、“似せ”または“贋(にせ)”ということばとは異なる系統を有することばなのでしょうか? 3. 漢字の“似非”は意味を理解させてくれますが、知識がないと、“似非”を“えせ”と読むこと出来ないかと存じます。“えせ”ということばの意味に対して、“似非”という漢字を宛てたのでしょうか? どうぞお教えのほどをお願いします。
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様々な説があるみたいですが、 正しいものになりえぬ→得せぬ からきた説 正常・まともでないこと、またはあまり好ましくないことを表す僻・癖(いせ) からきた説 まぬけ・おろかを表す鈍(おそ)からきた説 荒物・荒賊(えしもの)からきた説 などがあります。 そもそもえせという言葉は劣っているものや価値がないものを表していたので贋などの系統とは違います。 使われるうちに悪質的な意味がつき現在の偽物という用いられ方をしています。 似て非なるものは完全な当て字です。
お礼
ありがとう御座います。 “似非”という漢字と一体化した、完全に現代口語の言語であるかのようでしたが、やはり宛て字で、歴史な理解がいろいろあることばであったのですね。 いずれにしても“負”の意味観念の伴うことばですね。 “贋”は“にせ”という読みですが、“贋”という字の意味とはことばとの系統が違うのですね。 上手に“似非”なんて字が宛てられ、自明のようなことばですが、やはりことばは難しいですね。 “似非”に似ている、“偽”、“贋”の発音も相乗効果があるのでしょうね。醤油などについて曽っては言っていた、京、上方などからの、下りもの、下らないものなどの、ことば表現も重なってきます。 ありがとう御座いました。