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イラク問題で何故スペインは・・・
イラク問題で、スペインが USA を強力に支持する理由がわかる方がおりましたら教えていただけませんでしょうか? できれば「イラクを攻撃する方が「より人道的」とスペイン政府は考えているから」といった回答ではなく、USA を支持することによっていかなる国益がもたらされるのか?という視点でお願いできればと思います。 (なお、回答ではイラク攻撃の是非、善悪については触れないでいただけると助かります)
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- damdamdam5656
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首相自身がテロの経験者で、テロ撲滅に熱心だと聞いたことがあるような・・・ バスク地方の独立問題もあり、弱みを見せられないと言うところでしょうか。
- mmky
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追伸まで スペインは中南米への投資国ですね。当然メキシコもその他の多くの中南米諸国はスペイン系ですから。アメリカとスペインはアメリカ大陸のお仲間なんです。 参考まで
お礼
二度もご回答ありがとうございます。 私がイラク情勢に対するスペインの態度について聞いていた情報を述べますと・・・ ・スペイン政府ははUSAに全面的に協力していると表明している。 ・しかし、国内のアンケートでは国民の86%がUSA協力反対。 ・もし国連決議で攻撃となったとしても実に74%の国民は攻撃協力反対。 ・にもかかわらず、首相はスペイン国民の民意とは反対にブッシュと共同会見した。 ・また、フランスのシラクにも首相が単独で直談判に向かった((数日前)←シラクにぼろくそやられてましたが))。 ・どうもUSAとの協力は首相の一人舞台であるようだ。 ・スペイン国内でも首相の動きは疑問である、と言われている。 ・国会は首相を査問する動きが出ている。 ・首相は任期は少なく、次期選挙には不出馬を表明している。 ・もしかするとバスク独立に関連して、バスクをテロ集団と見做すことにより、今後弾圧がしやすくなると思っている可能性がある。 というところです。質問時に知っていた私の知るカードはこれで全てです。 更に、その他の西欧諸国ではどうも「任期が短い首脳(!)」はUSA支持をしているらしいですね。 例えば、チェコでは、退任1日前の大統領がUSA支持にサインし、首相が拒否するというというびっくりするような事態になっています。 それから、ご存知のとおり中南米の諸国は現在アルゼンチンを始めとして経済は破綻的状況です。 スペイン語圏だとはいえ、再建のために旧宗主国が資本投資をして有利な情況ではありません。 USAにしても同様です(アメリカの投資家に聞いてみてください、今、中南米に投資をする心算があるかどうかを。皆、笑うことと思いますよ)。仲間意識でスペインがUSAに加担するとは思えません(民意・国会の動きを見ても明らかです)。 それで、とても不思議だ、と思っていたのです。 世界の報道を見ますと、スペインの動向はどうも首相の個人的な偏向になるのではないか、という意見が大勢を占めているようです。が、私としてはまだ納得がいかなかったのです。 いずれにせよ、mmkyさんのご意見については、時代的にとても naive な方の国際情勢の見方としてとても参考になりました。ありがとうございました。 ただし、まことに失礼ながら、もうすこし他の方の回答をお待ちしたいと思います。
- mmky
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参考程度に スペインの隣国はフランス、軍事大国フランスに迎合しても併合の恐れはあっても独立は維持できない。 フランスに対抗するためには大国アメリカの援助が必要。 外交の基本「遠くと交わり近くと戦う。」を実践しているだけですね。 さすが7つの海を制覇したスペインですね。外交にたけていますね。 日本の状況も軍事大国の中国・ロシア・北朝鮮の盾はアメリカですね。外交の基本にのっとって早く結論を出さないとね。
補足
回答ありがとうございます。確かに仏国関係に限定した場合の Realpolitik の立場からはおっしゃるとおりだと思います。ただし、国民の80% 以上がイラク攻撃に反対で、国会への首相召喚も取りざたされているといいます。もう少し込み入った事情はないものかと想像しているのですが・・・。
お礼
>首相自身がテロの経験者で、テロ撲滅に熱心だと聞いたことがあるような・・・ なぁるほど。もし実際に ETA のテロなどに遭ったことがあるとすると、かなり説得力がありそうな線ですね。アスナール氏の略歴なども調べてみることにいたします。 御回答、どうもありがとうございました。