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英米文学をより深く理解する為には、どうしたらよいですか?
こんにちは、 英語中級レベルのまま、伸び悩んでいる者です。 洋書をを読んでいる時に、意味は分かるのですが、何でこんな言い方するの? だとか、意味は分かっても心に今一響かない、、、。と感じており、今まではその理由は、自分の英語力にあると思っていたのですが、、、 先日、著者が日本人の英語の本(英訳された本)を読んでいたら、 I can ski after a fashion. スキーは一応できるんだけど。 だとか、表現が日本的だった為、すごい良く理解できました。 もしかしたら、英米的な表現が理解できてないから洋書を今一楽しめてないのかな? と思い、、、。 しかし、どう努力したら良いのでしょうか? キリスト教文化理解のために聖書を読む?? それとも、やっぱり、英語力をアップすれば良いだけの話でしょうか? 私の英語力は、洋書の好きなジャンルだったら、1ページ3分。 映画は大体字幕無しで理解できる。 程度です。 ここの英語カテの達人の用に読めるように成るには、、、どうしたら良いのでしょうか? 特に急いでいないので、10年位かかるような長期計画でも構いませんで教えてください。 よろしくお願い致します。
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Narumaru17さん、こんにちは!お久しぶりです。 幾多の難局をちゃんと乗り越えられているご様子ですね。「私の英語力は、洋書の好きなジャンルだったら、1ページ3分。 映画は大体字幕無しで理解できる。」とは存じませんでした。堂々たる上級者です。 さて、英米文学を読みこなせるようになりたいというお話――近頃では珍しいことかと思います。今の知的風潮は、社会科学的なものが主流となり、また、視聴覚メディアの発達により、文字に想像力を託すことが衰退しているためか、文学をきちんと読めるようになりたいと思う人が少なくなりました。ちょっとした隠喩でさえもう通じない時代...外国語の文学となるとなおさらです。 でも個人的には文学を読むのは何か大事なものを含んでいるように思います。また英語の習熟という点でも、生きた文に接してこそ磨かれるわけですので、ジャーナリズムの英語や学者の英語だけでは本当は英語の真髄に触れていることにならないわけですので、「一語一句が生けるが如き」作家の文章こそ、英語の一番いい先生ではないでしょうか。 私自身は正直、あまり読めないし読まないのですが、以下、エラそうな持論(=与太話)を開陳(?)してみますので、眉に唾してお聞き下さい。 1)どの文学にも、大きく言って2つの要素があります。ア)indigenous なもの、と、イ)universal なもの、です。ア)が多いほど、外国人には理解しづらくなり、イ)が多いほど外国人にも理解しやすくなります。 たとえば日本文学では、太宰治は日本人臭く津軽臭いと思われるでしょうが意外に海外で人気があるんだそうです。つまりイ)があるんですね。逆に志賀直哉は、外国人には何がいいんだかさっぱりということが多いんだそうです。予想に反して、ア)の作家なのですね。 ということは、日本人が英米文学を読む場合には、最初はやはりイ)の要素をふんだんに持っている作家を選ぶことが大事だということですね。その中で、自分の好みに合う作家を特定すること――これが肝腎です。こいつは面白い、何か深く訴えるものがある、と感じられる作家に巡り合えば、嫌でもよく読むようになります。牛に引かれて善光寺、ならぬ、作家に引かれて知らないうちに英語の奥の院まで連れていってもらうのがうまい手なのです。 2)最初は翻訳があるものを選ぶのが賢明です。分らなければ翻訳が先生になってくれますから。小説の場合、最初が分らなければ、あとずっと分りません。1章読んだら、ほんとに分っているのかどうか翻訳で確かめてみるのもいいでしょう。 3)翻訳のことが出たついでに言いますが、1つの作品を自分で翻訳してみるくらいいい勉強になることはありません。1つ翻訳すると、間違いなく1皮剥けると言われています。どういう機微でそうなるのか、頭が悪くて分析できませんが、私の貧しい経験に照らしてもある程度そのように思いますし、また多くの翻訳者が、自分が翻訳するのはよく読むためであると証言しています。 4)社会科学は理屈ですので、あまり文化とは関係ありませんが、文学は文化の地下水脈とつながっています。(つながっていないのは三流文学です。)ですから、キリスト教だの、古典古代だの、歴史だの、風習だの、価値観だの、社会制度だのについての知識は本当は文学を味読する上で不可欠です。同国人はそれらを共有したうえで文学を通じてコミュニケーションをしているのですから。ですが、われわれが、古代ローマについて知ろうと思ったら、間違いなく道半ばでミイラになりますので、文学を読みながら、少しずつ勉強していくという心構えが必要でしょう。逆に文学を通じて、ハア~、こうだったのか、と知る場合もあります。同国人は古代ローマについて何も知らない人が多いですが、言葉やいろんな文化の中にそうした伝統が生きていて、労せずしてそれを体得しているわけですね。ちょうど私が仏教について何も知らなくても、寂を少しは分るように... 5)語彙力は一番要求される分野でしょう。専門分野の本は頻出用語さえ押さえてしまえば何とかなりますが、文学はどこから言葉が出てくるかわかりません。普通は4千~1万くらいでなんとかなりますが、文学だと2~3万くらいないと、辞書ばかり引くようになって読むのは苦しいでしょう。 文法はいわずもがなです。口語コミュニケーションなら文法無しでも相当いけますが、文学は文法がしっかりしていないとまるで歯が立ちません。 6)そろそろアクビの出るころですね。知之者不如好之者、好之者不如楽之者と申します(ハア~~~ ←アクビ)、1番の境地は、文学を読んで楽しむということではないでしょうか。つい知ることばかりに意識が凝り固まってしまいますが、それではすぐに限界が来てしまいます。 特に日本人は、偏差値に馴らされていますので、競争感からつい肩肘張ってしまって、自分で自分をくたびれさせてしまいます。私は偏差値から見放された(?)人間でしたので、若い頃は情けなかったですが、今はかえってよかったかなと思っています。まことに誰憚ることなく、自由に読むことができるからです。そういう気分的なものも馬鹿にできませんね。「お勉強モード」からの脱却です! というようなことで、読み返してみると、どこが「持論」なのやら、くだらないゴタクに終始してしまいましたが、1つでもご参考になることがあれば幸いです!
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私は大したことを言えるほどの英語力を持っているわけではありませんが: 英語の勉強も大切ですが、その作品の歴史的背景は? とか作者の人生は?とか、本国でその作品がどの様に受け取られているか?なども、その作品をより深く理解するために欠かせないことでしょう。 一言にキリスト教と言っても結構面倒です。一応の知識は、ヨーロッパ文学を研究する為に必要でしょう。また、その作家がカトリックなのか、それともイギリス国教会なのか、それとも別の宗派なのか?などなど、面倒ですね。ところで、聖書をただ読んだだけではキリスト教を理解できないでしょうね。聖書と言っても旧約、新約両方を読み通すことは、信者の方でもナガーイ道程でです。
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ご回答ありがとうございます <その作品の歴史的背景は? とか作者の人生は?とか、本国でその作品がどの様に受け取られているか?なども、その作品をより深く理解するために欠かせないことでしょう。> 意外とそういう事も大切なんですね! ネイテブから見ても、『?』な作者だったら、英米的な表現の理解になりませんものね。 今迄、そんな事に気をつけて本を選んでいませんでした! これも、大発見です ありがとうございます。 <ところで、聖書をただ読んだだけではキリスト教を理解できないでしょうね。> 確かに、、、、。 日本人的な、、、というか自分的な読み方の解釈と西洋的な解釈が、必ずしも一致しませんし。 信者ではないので、信じている人の気持ちってのも、分かりませんしね。 <聖書と言っても旧約、新約両方を読み通すことは、信者の方でもナガーイ道程でです> 結構簡単で、以前1年くらいかけて、新旧両方とも一応読み通した事はあるんですよ、、、。 多少は、、理解できたかな? 程度でした。 また、色々と「このページと、このページは、矛盾している。」だとか、、、、そう簡単には理解できませんね! ご多忙の中ご回答ありがとうございます。
私は全然達人ではないのですが、 英語で読んでいて「ああ、英語ってこういう言い方をするんだ、美しいなあ」と思うこともあります。 もっと下手なスペイン語で『星の王子様』を読んで、あまり読めないのですが、この文はいいなと感動したこともあります。 語学力というより言葉が好きで、感覚的にですが。 日本語に引き寄せて考えずに、英語は英語で別モノと思ったほがいいと思います。 自分の場合は翻訳SF(ハヤカワ文庫など)が元々好きなので、ある意味で変な日本語に慣れており、英語のノリがなんとなく分かりやすい気がしています。 でも、英語力が高くても、日本語発想で喋ったらうまく行かなくありませんか? それこそ、同じことを言うのにも表現方法が違う、アプローチの仕方が違うというか。 日本語を直訳すると、まわりくどくなってしまったり、すっきりした表現にならない気がします。 私自身はそんなに出来ませんけれど、感じとして。 表現でなく内容理解のためには、 聖書やキリスト教についてざっと知っておくのは役立ちます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >私は全然達人ではないのですが、 大げさなご謙遜は読み飛ばしてと、、。 <自分の場合は翻訳SF(ハヤカワ文庫など)が元々好きなので、ある意味で変な日本語に慣れており、英語のノリがなんとなく分かりやすい気がしています。> そんな方法もあったんですね! 翻訳もので私は「刑事コロンボシリーズ(ボロボロファッションのコロンボ警部にあこがれて2,3冊読んだ記憶が、、、)」「ハリーポッタ(4巻までしか読んでいません)」が好きだった時期がありますが、そういえば殆ど翻訳もの読んでいません、、、、!!! 和訳された洋書も、良い勉強になるんですね! これは大発見!!! <でも、英語力が高くても、日本語発想で喋ったらうまく行かなくありませんか?> 確かに! <それこそ、同じことを言うのにも表現方法が違う、アプローチの仕方が違うというか。 日本語を直訳すると、まわりくどくなってしまったり、すっきりした表現にならない気がします。> 確かに英訳された日本の本を読んでいて、「自分にスッキリ理解できるって事は、、、ネイテブには???その逆?」と多少感じます。 <聖書やキリスト教についてざっと知っておくのは役立ちます。> そういえばアメリカ人たちがUFOにやたらと興味があるのは、、、また怖がっているのは、聖書にこの世の終わりに天から人が降りてくるという予言があるからだそうです。 日本人的な感覚では、UFOなんていたとしたら、、(いないと思いますが。)世界が地球以外にも広がるっていうだけで、、、多少ワクワクするかも? って程度ですよね。 ネイテブ友人に聞くまで、アメリカ人のUFO好きは全くの謎でした、、まさか聖書とは、、、。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
- kiwi_candy
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「英米的な表現が理解できてないから洋書を今一楽しめてないのかな?」 多分そうだと思います。 やっぱりそれぞれぼ言葉にはそれぞれ独特の表現の仕方とかあるのでね♪ 洋書を楽しむため、英米的な表現を理解するため、言える事は読み続ける事ですね。 そして「あぁーこういう言い方もあるんだ、こういう時にこういう風に使うんだ」とかを気づいていき、学ぶことです。 後やっぱり読むだけとなるとそれぞれの作者さんの表現の仕方とかもあったりすると思うので・・・まずはもっと英語のネイティブスピーカーの人達と日々コミュニケーションを取ることですね。 人と実際話しをして学ぶ事の方が早いと思いますし、役に立つと思います!
お礼
ご回答ありがとうございます。 <言える事は読み続ける事ですね。 そして「あぁーこういう言い方もあるんだ、こういう時にこういう風に使うんだ」とかを気づいていき、学ぶことです。> なんで、way to goが「よくやった!」になるの?だとか、I am flatteredが「光栄です。」の意味と分かっても、なんかすっきりしない、、、。 これも、何回も読んだり聞いたりしている内に、慣れてスッキリ、ストーンと心に落ちてくるようになるんでしょうか??? <後やっぱり読むだけとなるとそれぞれの作者さんの表現の仕方とかもあったりすると思うので・・> 実は以前、かなり独特な表現をする作者の本を読んだ時は、、、、(そんじょそこらのネイテブに聞いても、意味が分からないと言われる程!)ここでたくさん質問しました。(質問番号:4418756等。) <まずはもっと英語のネイティブスピーカーの人達と日々コミュニケーションを取ることですね。> 何でだか、分からないのですが、、、私の周りのネイテブは言葉遣いがかなり変なんです、、、。 かなり、スラングの勉強にはなるんですが、、。 やっぱり、慣れるしかないんでしょうかね~? やっぱり、数年はかかりそうです。 ご回答ありがとうございます。
- wanky
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英語圏のサイトで会話ができる所に行き、そこの住人になる。
お礼
こんにちは、早速のご回答ありがとうございます。 一応、英語圏に住んでいまして、会話力には特に困っていないのですが、やっぱり問題は意味は分かっても、「なんでこんな言い方するの?」という疑問が中々解けません。 例えば、スケートに友人達といった際も皆、「I can skate.」と言うから滑れるのかと思いきや、、、スケート靴を履いて歩くのがえんやっと、、、。 誰も、I can skate after a fashion.もしくは、 I can't skate.だとかいう日本人だったらこう言う、という言い回ししないんですよね。 意味は分かっても、、、、という状態です。 慣れるしかないんでしょうかね? ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
お礼
こんにちは、質問から4ヶ月近く経っていますが報告します。 翻訳してみました、日本語の文章力がないので、本当にただ訳した、、、というものなのですが、4ヶ月間で、6冊翻訳しました。 大雑把な翻訳だったせいか、1冊では脱皮できなかったのですが、5冊目が終わった辺りから、全く違った目で英文が見えるようになりました、、、。 今思うと、、、翻訳する前の自分の英語力の低さに、、呆れてしまいます、、、。 英語カテで回答していた事が恥ずかしいくらいです。 自分でも何が変わったのかよく分からないのですが、、、今では、翻訳の前の自分は英語を結局理解していなかったから、洋書がつまらなかったんだと思います。 今では、洋書を読めば、情景が思い浮かぶし、和書を読む時と、違いが全く無いとはいえないけど、殆ど感じません。 読むスピード自体は落ちて、情景が思い浮かぶように読んでいると、1ページ5~8分は掛かってしまいますが、(情報だけ読み取れば良い専門書と小説は、読み方が違うんですね、、、)1皮剥けるまでに5冊も掛かってしまいましたが、やっと分かりましたよ!!!! 本当にありがとうございます。 このまま英語の奥の院まで行けると良いのですが、、、。
補足
いつもお世話になります。 >幾多の難局をちゃんと乗り越えられているご様子ですね。 もはや、難局を日常と感じるようにしようとしています。 <「私の英語力は、洋書の好きなジャンルだったら、1ページ3分。 映画は大体字幕無しで理解できる。」とは存じませんでした。堂々たる上級者です。> go_urn様の足元にも及ばなくても、これくらいはできてしまうのです。 <ジャーナリズムの英語や学者の英語だけでは本当は英語の真髄に触れていることにならないわけですので、> そういえば、新聞や週刊誌、教科書の英語って意外と簡単ですよね。 英語を学習する前は、「新聞が読めるようになったら、、、極めたレベルだと思っていたのに、、。」 <太宰治は日本人臭く津軽臭いと思われるでしょうが意外に海外で人気があるんだそうです。> それは、知りませんでした! 意外ですね! そういえば最近作家では、宮部みゆきさんの本が普通に英訳されて図書館に置いて有るんですが、、、これも、不思議です。 <ということは、日本人が英米文学を読む場合には、最初はやはりイ)の要素をふんだんに持っている作家を選ぶことが大事だということですね。> なるほど! 始めからあまりにも英米的な表現をされている作家の本は分かりづらいですよね。 <その中で、自分の好みに合う作家を特定すること――これが肝腎です。> そういえば、大変紛らわしいタイトルを書いてしまったな、、と思って後々後悔したのですが、、、「英米文学じゃないくて、英米大衆小説をより深く理解するには、、。」という質問でした。(一応、ホメロスとディケンズは好きなので、、二人の作品は英語で読みましたが、、、。) 私は話の内容の合間に、季節の風情が描写されている小説が好きなので、そういう意味ではkaren Essex著のkleopatraや、pharaohなんか、、話の内容よりも、、季節の風情が出ていて好きでした。(とういうか、ナイル川から流れる風の描写を読んでいて風情があって、、、。) <翻訳のことが出たついでに言いますが、1つの作品を自分で翻訳してみるくらいいい勉強になることはありません。> えええ!!! これは意外! でも、専門家の先生方が遥か雲の上の実力を持っているのは、こんな所に秘密があるのかも? 短めの作品で実行してみます。 <また多くの翻訳者が、自分が翻訳するのはよく読むためであると証言しています。> 全く素人の私には想像もできないトレーニンング法でした。 教えていただきありがとうございます。 <文学はどこから言葉が出てくるかわかりません。> 確かに! なので、好きなジャンルだったら1ページ3分なのですが、、、それ以外のジャンルだとその本にどれだけ自分が知らない単語が少ないかによって読むスピードがすごい変わります。 <文法はいわずもがなです。> 大概の本は私の貧弱な文法知識で太刀打ちできるのですが、たまに、作者がとてつもなくやっやこしい表現をしている時があり、そんな時はもうお手上げですね。 <私は偏差値から見放された(?)人間でしたので、若い頃は情けなかったですが、> またまた、そんな事いって! <「お勉強モード」からの脱却です!> あ、それだけは結構得意です。 長くなり文字数制限に引っかかりそうだったので、補足欄に書いてしまいました。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。