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江川先生の「英文法解説」のmayとcan

江川泰一郎先生の「英文法解説」(改定三版)を読んでいたら §197.May-(1)基本的な意味 に次のような小話がありました。 Johnny:Can I go out? Mother:Not can, may. Johnny:O.K., may I go out? Mother:Sure you can. この最後の母親の台詞は、 "Sure you may."とすべきところを"Sure you can."と言ったという 「落ち」なのでしょうか? 先生の解説では、mayとcanの基本的な区別として mayは話者が与える許可、canは周囲の事情が許す許可とありましたので…

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回答No.1

まず,Can I go out? だと, 「出かけてもいい?」というくだけた感じなので, 親にはもっとていねいな言葉を使いなさい,という意味で, Not can, may. と言っています。 May I go out? 「出かけてもよろしいでしょうか」 一方,それに対して, Yes, you may. と答えると, 「よろしい」と尊大に響きますので, Yes, you can. 「ええ,いいわよ」 と答えるのが普通です。

zeichef
質問者

お礼

なるほど。 Yes, you may. だと、尊大に響くのですね。 よく判りました。 どうもありがとうございました。

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その他の回答 (1)

  • Agee
  • ベストアンサー率42% (414/964)
回答No.2

江川泰一郎教授が翻訳し、豊富な訳註も付けられた名著Oxford University Press 'A Practical English Grammar' (日本語版題名は『実例英文法』)には「MayとCan---許可・可能性」という章があります。 「許可を求める場合: can I?、could I?、may I?、might I?は全て、現在および未来における許可を求めるのに使うことが出来る。そしてcan I?が最も形式張らない口語的な表現である。 may I?はcould I?よりも堅苦しい感じになるが、couldと同様にどんな場面にも使える」 また、 「現在または未来の許可を表すmayとcan: 二人称で使われるmayは、主として話し手が人に許可を与えるときに使われる。"You may park here."(ここに駐車してもいいですよ)という文は「私が君に許可する」ということであって、警察が許可していることとか、君に駐車する権利があるという意味ではない。 口語ではmayの代わりにcanを使うことが出来る。そして、canはmayよりも許可の意味の含みが広くなる。つまり、"You can park here."は「私が許可する(I allow it.)/警察が許可している/君には駐車する権利がある」などのどの意味にもなることが出来る」 御質問のケースは、英米の母親が子供に礼儀正しい云い方を教えている場面です。病気の子供であれば、"Can I go out?"は「もう外に出てもいいだろうか?」ですが、健康な子供であれば自由に家を出入り出来るわけですから、「外に出られるだろうか?(可能かどうか)」と聞くのはナンセンスです。可能性ではなく許可を求めているのは明白ですから、"May I?"でなければならないというのがこの母親の躾です。 母親の最後の許可を与える台詞は"Yes, you may."が普通の応答だと思いますが、上の説明によれば"Yes, you can."にも「私が許可する(I allow it.)」の意味はあるわけですから、二つは同等であると云えます。しかし、わざわざ母親がmayを使わずに、子供が最初に使ったcanで応じているのは、多少子供をからかっている感じではないかと思われます。

zeichef
質問者

お礼

詳細な解説、どうもありがとうございました。

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