ここまで堕ちたNHK。 振り込め詐欺の尻馬に乗って視聴率を稼ぐNHKに受信料など支払う必要なし!
昨日、NHKスペシャルにて振り込め詐欺の特集を放送していました。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090209.html より引用
職業“詐欺”
~増殖する若者犯罪グループ~
「今の日本、勝ち組か負け組かどちらかですよ。この格差社会で勝とうと考えたら、振り込め詐欺が一番近道ですよ」―――詐欺師たちはカメラの前で平然とこう語った。
警察の厳しい取締りにもかかわらず一向に減らない振り込め詐欺。去年の被害額は276億円、5年間の累計では1300億円を超えた。実行犯は20代の若者がほとんどで、有名大学や一流企業の出身者も多い。詐欺を「仕事」、実行犯を「従業員」と呼び、友人、知人を“高給”でスカウトし組織化を進める。「騙される方がバカ」と悪びれず、高級マンションや外車を購入、「金こそ全て」の生活を送る。逮捕のリスクが高い犯行は、安い報酬で雇った生活苦の失業者を使うなど極めて悪質だ。雇用環境が悪化する中、これまで犯罪とは無縁だった人々が「明日の生活費が欲しい」と、振り込め詐欺組織の下働きをする構図が生まれている。
若者たちはなぜ詐欺に走ったのか。その軌跡を徹底的に取材し辿っていくことによって、日本社会の抱えるいびつな病理を浮かび上がらせる。
引用終了
たまたまチャンネルが合ったので見ていましたが、非常に後味の悪い番組でした。
取材班は詐欺グループや手下の”出し子”(だまして振り込ませた金をATMから下ろす役目。詐欺グループの主犯格ではなく、臨時に仕事させる。捕まる可能性が非常に高い。)に接触し、犯行現場のATMを案内させたり、主犯人物にインタビューし「売上高」と称して騙し取った金額を自慢する様子を放送していました。
報道機関に取材源の秘匿の原則があることは知っていますが、もしNHKは昨日の放送内容を見た捜査機関から取材相手の照会を求められた場合も取材源の秘匿をするのでしょうか?
もしもそうならあまりにもひどいでしょう。”取材源の秘匿の原則”というのは、犯罪を告発する取材源を犯罪者から守ったり、政治家や官僚の横暴を告発する取材源を国家権力やそれらが差し向ける刺客から守るためのものであると考えます。
もしNHKが
”取材源の秘匿の原則”
を貫くのであれば、それ以前にNHKは
”犯罪事実を知ったときに捜査機関に通報する善良な市民の義務”
を放棄し、自己の利益(視聴率獲得)を追求するために犯罪者集団を守り、犯罪集団を利用した第二の犯罪者とも言えるのではないかと思います。
もしこの番組が民放なら
「視聴率稼ぎのために、多少の脚色をしているのでは?」
「犯人にインタビューしたVTRがあったが、実際には犯人本人ではなく取材内容に基づいて役者が台詞を喋っている(つまりヤラセ)のでは?」
とも思いますが(もちろんヤラセもイカンのですが)NHKではその可能性が低いと思います。
民放の行き過ぎた演出傾向に影響されたNHK取材班が、「社会問題を告発・啓蒙する」という目的意識を忘れ、
「いい絵が取れた!」
「これで数字(視聴率)も上がるぜ!」
「裏番組に勝てる!」
などと低俗な高揚感に浸って汚い笑みを浮かべている様子が目に見えるようでした。
NHKはいますぐ捜査機関に犯罪者を告発し、二度とこのような番組作りを行わないことを視聴者にわびるべきと思いますが僕の考えはクレイジーでしょうか?