>ここの違いが理解できません。同じ「物を盗む」という行為ですよね。
>何をすれば「万引き」で、どうすれば「窃盗」なんですか?
「窃盗」というのは、そういう名前の罪状があり、「万引き」は、そういう名の罪状はないのです。「物を盗めば」基本的に「窃盗」ですが、それは空き巣や置き引き、万引きなどの「形」で、物を盗んだ場合です。
ナイフなどを家人に突きつけ、脅しながら、貴金属のある場所を聞き出して、奪う、つまり盗んだりすれば、これは「強盗」になります。同じ「物を盗んだ」のに、何故「強盗」で「窃盗」と言わないかは、窃盗行為でもあるが、更に別の犯罪行為もあり、「強盗」という罪状になるということです。
「窃盗」と「万引き」では、「窃盗」の方が抽象度の高い言葉であり、複数の「物を盗む行為」を代表して意味する言葉で、更に、刑法の罪名となっているはずです。
「万引き」というのは、色々ある窃盗の実際の行為のなかの一つの形の名前で、だから、他の回答者も、「窃盗>万引き」のように不等式にしているのです。
「万引き」は、商店が陳列している品物などを、代金を払わず、持ち帰る行為をすることで、これは、「物を盗む」行為です。他方、誰もいない家に、他人が、ガラス窓を切って鍵を開け、無断侵入し、物品を勝手に持ち出した場合は、「空き巣」と言って、「万引き」とは言いません。
しかし、「万引き」も「空き巣」も、「窃盗行為」という、高い抽象度の言葉でまとめられるのです(また、犯罪として罪を問う場合は、「万引き罪」とか「空き巣罪」ではなく、「万引きを犯し窃盗罪」「空き巣を犯し窃盗罪」で、「窃盗罪」という罪で裁かれます)。
「鳥」のなかには、「からす」もいれば、「すずめ」もいます。「鳥」というのと、「すずめ」というのでは、意味が違うというのは、「すずめ」は具体的な鳥のなかの種類を示すもので、「鳥」は、抽象的な総称的な名前であるからです。
「鳥」に当たるのが、「窃盗」で、「からす」「すずめ」に当たるのは、「万引き」「空き巣」などだと考えるのがよいです。「からす」も「すずめ」も、「鳥」であるように、「万引き」も「空き巣」も「窃盗」です。しかし、言葉が違っているのです。また、表現の抽象性のレベルが違っているのです。
また、社会的に、「万引き」は、物を盗むことではあるが、「窃盗一般」とは少し違って、大目に見てもよいのではないかという風潮があるという点で、違いがあると述べています。
これは、社会にそういう風潮があるように思えるということで、わたし個人が、万引きは他の窃盗に比べ、大目に見た方がよいとか、そういうことを述べているのではありません。
社会にそういう風潮があるのではないか、そこで、窃盗一般と万引きでは、社会での受け取り方が違っているのではないか、と述べているのです。
お礼
>[あげ足取り]と[屁理屈好き]のあなたに、いつまでも付き合う気は毛頭ありませんが・・・ すごく人を侮辱したカキコミですね。 どこを指していっているのかわかりませんが、意味の無い書き込みはやめてください。