有機酸分析

質問

有機酸カラムで、有機酸の分析をしようとしています。
移動相は5ｍＭの過塩素酸。ポストカラム法でＢＴＢで反応させ、430nmで検出しています。カラムの温度は55℃。
今、スタンダード（クエン酸、ピルビン酸、グルタミン酸、ピログルタミン酸、乳酸、リンゴ酸）を流していますが、ピークが8本出ます。出る位置から考えて、塩酸のピークではないかと思うのですが。
推定できる原因をお知らせくださると助かります。
よろしくお願いします。

回答No.4

gumi_gumi · ベストアンサー

再々登場致します。
ピルビン酸の方からばかり考えていたのですが、頭を暖めて（お風呂に入って）過塩素酸の立場でも考えてみました。ピルビン酸のために酸素を消費してしまうと過塩素酸はどうなるのかしら・・・・・・と。
ｋasuteraさんが最初から出されていた結論につながりませんでしょうか。少し回り道してしまったような気がしますが、私の推定です。
もう必要ないかもしれませんが、過塩素酸のなかの塩酸は、塩化銀の濁りを比濁することで定量できます。塩化銀はアルカリに溶けるので酸性で。細かな操作法は
ＪＩＳ Ｋ ８２２３ 過塩素酸（試薬）の塩化物（Ｃｌ）を参照してください。

お礼

再々登場ありがとうございます。
お風呂の中でもまで、考えてくださっていたなんて・・・・・。
実は私も、gumi_gumiさんのNo.３の回答を見て、お風呂に入りながら考えことをし、あることを思いつきました。
カラムの出口で（反応コイルに入る前に）、出てきたものを採取し、ボトルの中の過塩素酸と、塩素の濃度を比較してみようかと。

＞ＪＩＳ Ｋ ８２２３
ですね。
ありがとうございます。

回答No.3

gumi_gumi

過塩素酸中の塩酸は硝酸酸性にして硝酸銀溶液を加えての濁りで確認または定量できるはず。
過塩素酸の酸化作用が心配になりました。ピルビン酸のカルボニル基が酸化されそうです。よう素でしゅう酸になるのを思い出しましたので。
私の推定はたまには当たるという程度ですので・・・・ゴメンナサイ。

お礼

再登場ありがとうございます。
過塩素酸の塩酸を定量することって、考えてもみませんでした。目からウロコ。
でも、ちょっとわからないことが・・・・・。

＞「硝酸酸性にする」
って、どういう操作をするのでしょうか？
自分でも調べてみますが、差し支えなければ、教えていただけると助かります・・・・・。

＞ピルビン酸のカルボニル基が酸化されそうです
ピルビン酸のピークが、はっきり出なかったりするのは、そういう可能性もあったわけですね。
とても参考になりました。
ありがとうございます。

回答No.2

gumi_gumi

７種類の有機酸スタンダードそれぞれを単品で分析すれば原因がつかめそうに思うのですが・・・・・・・・。
常識的には、くえん酸、グルタミン酸、ピログルタミン酸、りんご酸の市販試薬の純度はよさそうです。
乳酸は通常、無水乳酸とも呼ばれる－ＯＨと－ＣＯＯＨからＨ２Ｏがとれてつながったようなものが混入しているようです。試薬の特級品でも１０％程度含まれているとのことです。
ピルビン酸も常温で不安定で重合や分解物の混入が予想されます。
余分のピークは乳酸かピルビン酸由来を疑いたくなります。細かな操作が不明なので推定です。
塩酸を考えられるのは操作中のどこかで使われたからなのでしょうか。

お礼

回答ありがとうございます。

塩酸を疑った理由は、以前に調味料の有機酸を分析した時に、一番最初にどでかいピークが出ました。「なんだろう？」と思ったら、どうも、調味料中の食塩のナトリウムが、カラムの陽イオン交換樹脂に捕捉され、残ったクロールイオンが塩酸となり、塩酸は解離度が大きいため、カルボン酸類より速く溶出されたのが原因と思われた、ということがありました。
今回もＲＴが、ほぼその時の塩酸のピークと同じと思われたからです。
スタンダードを移動相の過塩素酸でなく、水で希釈したところ、塩酸だと思われるピークは出なかったです（「ウォーターディップ」は出ましたが）。
例えば、過塩素酸が古くなったりすると、「解離して、塩酸ができる」なんてことが、あるのでしょうか？

回答No.1

noname#211914

どのようなカラスを使用されているのか分かりませんが、以下の参考URLは参考になりますでしょうか？
「有機酸の高選択性分析」

ご参考まで。

参考URL：

http://www.sdk.co.jp/shodex/japanese/dc030808.htm

お礼

回答ありがとうございます。
「有機酸カラム」です。
イオン排除モードです。