アメリカに35年ほど住んでいる者です。
辞書は怖いですね。 いろいろな英語の文を日本語に直した時に、その単語に対しての日本語としてつかえる意味を書いているだけなんですね。
丁度いいですから、Wさんが引用した(著作権に反する行為とみなされるかもしれません)例を書くと、「そうだ」、「いいぞ」、「その調子だ」、「よーし」、「そのとおり」、「正しい」、「どんぴしゃり」、「賛成」、「異議なし」。と言うような言い回しとして使われています。
このRight on!は70年代頃から使われ始めた言い回しです。 ただ、これらの日本語訳として使われる場面と使われない場面があるんですね。 つまり、その一つをとって、その意味で使われる時もありますが、状況により、つかわなり、使えない、事があるんですね。
ですから、ある場面での使い方を見て、辞書の意味と較べても、あわない事がある、と言う事なんですね。
特にフィーリングしか意味のないこのような単語/フレーズは、辞書には頼れないと言う事なんですね。
ですから、場面で感じたフィーリングをつかむようにするしかないと言う事でもあります。 (丁度、アメリカ人が新しいフレーズを「体で」身につけるのと同じように)
使う人ですが、男だけではありません。 例えば、小学生の子供がいい点を取れたのを、見せられて、ママがRight On! That's my babe!というような、使い方で、よくやったね! とか、「やったじゃん」とか言うフィーリングで使います。
何か遊びで正しい解答を出した人に、Right on!! You got the answer!ということで、ドンぴしゃり、あたり!、また、正しい!!と言うフィーリングなんですね。
でも、正しい、と辞書に書いてあるから、「正しい」と言う意味でいつもつかえる(使わないではなく)とは限らないんですね。
また、例文にあるような、「昨日○○に行ってきたよ」とかいう文などで、状況により、「やっと言ったくれたか」「アドバイス聞いてくれたのか」「頑張ったんだな」など、違ったフィーリングで使われたのではないかと思います。 つまり、ただの相槌ではなく、言われた方の「機体にそう」とかこれで仲間に入れてあげるよ!と言うような、状況背景があるわけです。
誤解が無いように書きますが、right on timeはここのright onとは違います。 これはon timeを強調した言い方なんですね。 rightはon timeにかかってくる単語なんですね。
ここのright onはThe answer was right onのフィーリングに近いといえます。 さらに、この用法が語源になったとも言える可能性はあります。
今では、Give me five, Give high-five, Give me ten!が使うようになりましたね。
これでいいでしょうか。 分からない点がありましたら、補足質問してください。
お礼
いつも詳しい解説をありがとうございます。また勉強させていただきました。