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目的「ために」と「のに」の違いを外国人にどう教えたらいいでしょうか
こんにちは。 今度日本語学校で、模擬授業があります。 初級の生徒に 「~ために」と「~のに」の導入をするのですが、この2つの厳密な違いの説明がうまく思いつきません。 例えば フランスへ行くために、お金を貯めます 健康のために、ジョギングをします これは、ワインを開けるのに 使います ここは、学校へ通うのに 便利です 「フランスへ行くのに」にしたらおかしいし、「ワインを開けるために」は、絶対不可能とは言えないけれど、やっぱり「のに」を使うべきですよね。 特に心配なのは、「ために」を導入したあと(この導入の仕方も模索中なのですが)、「のに」を新たに加えた時に、 「ために」との違いは何ですか? 「ために」を使ってはいけないのですか? と質問されることです。 「ために」は目的の理由? 「のに」は説明? ・・・曖昧です。 初級の生徒にもわかるような説明の仕方はありませんか? また、生徒への説明の仕方以外でも、学問的な意味の違いを教えて頂くだけでも結構です。 皆様のご意見をお待ちしております。 ちなみに教える相手はフランス人4~5人、 教え方は直説法(日本語で日本語を教える)です。
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初級の相手なら「~のに」を使うこともある・・・で、良いのでは 慣れて覚えてもらいましょう 初級の人がコミュニケーションのために習ってるなら、そんな厳密な事にこだわるより話すことを広げるほうが良いです。 紙を丸めて・・・・ 机の上には「置く」 床には「捨てる」 たんすの上には「上げる」 引き出しには「入れる」 この動詞の使い分けも理屈では難しいですよ。 机の上のゴミ箱に「入れる」時は「捨てる」だし....
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- sanori
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こんばんは。 私が考えた例文も足してみます。 ○フランスへ行くために、(私は)お金を貯めます ○大学に合格するために、(私は)勉強する ○健康のために、(私は)ジョギングをします ○これは、(一般に誰かが)ワインを開けるために使います ○フランスへ行くために、(私は)お金が必要だ ×ここは、(一般に誰かが)学校へ通うために便利です △ここは、(一般に誰かが)学校へ通うためには便利です ×この家は、偉い人が住むためにふさわしい ×ここの気候は、僕が住むためには暑すぎる ×フランスへ行くのに、(私は)お金を貯めます ×大学に合格するのに、(私は)勉強する ×(健康のに、(私は)ジョギングをします) ○これは、(一般に誰かが)ワインを開けるのに使います ○フランスへ行くのに、(私は)お金が必要だ ○ここは、(一般に誰かが)学校へ通うのに便利です ○ここは、(一般に誰かが)学校へ通うのには便利です ○この家は、偉い人が住むのにふさわしい ○ここの気候は、僕が住むのには暑すぎる 以上のことから、 1. 形容詞(ふさわしい、暑い)、形容動詞(便利だ、必要だ)を修飾するときは、 「~のに」が正解となる。 (たまに、「~ために」も正解になるケースもある。) 2. 動詞(貯めます、勉強する、使う)を修飾するときは、 「~ために」が正解となる。 (たまに、「~のに」も正解になるケースもある。) ということが言えると思います。 ご参考になりましたら幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 頂いた追加の例文などを参照すると、前文に本人の意志(目的)があって、後文でそれを実行するのが本人という場合に「~ために」をよく使うような感じですね。 分かりやすかったです。ありがとうございます。
- taichi_82
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こんばんは 「のに」は、以下ページの2番目、すなわち「…である場合に。…している際に」という意味での用法だと思います。 (ちょっと例文とはピタッと合わないのですが) http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%CE%A4%CB&kind=jn&mode=0&base=1&row=0 「これは、ワインを開けるのに 使います」 ⇒ 「これは、ワインを開ける場合に(もしくは際に) 使います」 「ここは、学校へ通うのに 便利です ⇒ 「ここは、学校へ通う場合に(もしくは際に) 便利です」 「ために」は目的を表す、「のに」は機会あるいは場面を表す、と説明されたら、すっきりしないでしょうか? (フランスの方の気質がよくわかりませんので、理屈っぽかったら通用しないかも知れませんね^^;) ご参考まで
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはりこちらも、「ために」には目的と意志が感じられて、「のに」は意志とは関係なく「こういったものだ」という感じでしょうか。 フランス人は確かに理屈っぽい・・・と言うと言い方が悪いですが、理屈を通したがる生徒が多いです。 初級なので、そこまで突っ込まれなければいいのですが。 goo辞書の存在、今初めて知りました(汗) ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 こだわっていたのは、もちろん、生徒たちに全てを説明するわけではありません! 例文をオリジナルでいくつか考えたかったので、自分が正しい知識を持っていれば、後で誤解を招くこともないような良い例文を作れると思ったからです。 初級のうちは、確かに余計な解説をせず、例文をバシッと出して状況で理解してもらう方がいいですよね。 紙1つでも、仰る通りにそれだけ表現の幅があるんですもんね・・・ さり気なく訂正しつつ、会話を楽しんでもらうように努力します。 もっともなご意見、ありがとうございます。