- ベストアンサー
位相余裕と位相余有について
制御工学で使われるphase marginについてなのですが 検索してみると位相余裕と位相余有の2つ言い方が使われているのですが、これはどちらの方が正しいのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
英語では「margin」で統一されていますが、ゲイン余裕、位相余裕が昔から使われててきた和訳「余裕」が多数派で大勢を占めています。 最近「余有」を和訳にあてる一部の方が出てきています(それなりの言い分や主張があるのでしょう)。まだ「余有」はごく少数派かと思います。すでに和訳の「余裕」があるのを別訳「余有」を与えるのは、後進の制御工学を学ぶものには混乱をあたえるだけだと私的には思います。有名な先生方のなさることですから、そうでない凡人の一般の学ぶ人は、正誤を論じる(白黒の決着をつける)立場にはありません。時間がたてばまた統一されていくでしょう。多分「余裕」の方に落ち着いていくかと思います。 使われない用語は消えていくのが余の常です。どちらの用語も英語の「margin」の和訳として理解し、大学では、当座は学んだ大学の先生に合わせて行くしかないでしょう(そうしないとテストやレポートで多分減点されます。)。 と言うことで、 > これはどちらの方が正しいのでしょうか? 決着をつけない方が良いかと思います。 ただ、大勢は「余裕」の方かと思います。ボード線図は古典制御工学で使われてきた長い歴史があり「位相余裕」、「ゲイン余裕」が和訳として使われてきた歴史があります。「ゲイン余有」、「位相余有」は最近使われるようになった新訳語であり一部のグループで使われだしたことも事実です。 あくまで元の「margin」の和訳であることは、どちらの和訳を主張する方も、共通の認識ですから。 制御工学は世界共通の学問の分野ですから、「margin」という用語は変わることはないでしょう。