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「天霧らふ」「雨霧らふ」の文法的解釈は?

文語に「天霧らふ」「雨霧らふ」「花散らふ」「雪照らふ」などと似た様な 言葉がありますが、文法的に分解するとどうなりますか? 又どういう意味でしょうか? よろしくお願いします。

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回答No.1

「ふ」は古語で繰り返しとか、反復する様子を表現するときに付く助動詞です。動詞に付いて、それが継続するとか、一帯にその状況である、というような意味になります。この助動詞「ふ」が付く前の動詞は未然形(ア行)に変化します。 「霧る」(きる)=霧がかかる………「霧らふ」=一面に霧が立ちこめる 「散る」(ちる)……「散らふ」=花吹雪のように一面に散っている 「照る」(てる)……「照らふ」=一帯に照りつけている 雪照らふ、という表現は初めて聞きましたが、とてもきれいですね。雪明かりの冬の光景が一語で表現されている。 今は失われた日本語に、優れた表現がたくさんあるものですね。 かえって教えて頂いたようで、ありがとうございます。

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  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.2

持続・反復を表す派生動詞です。 ◇四段 (主に自動詞) 向く→向かふ 住む→住まふ 祈(ね)ぐ→祈がふ (願ふ) 病む→病まふ→病まひ 移る→移ろふ 祝(の)る→祝ろふ (呪ふ) ◇下二段 (主に他動詞) 押す→押さふ (抑ふ) 取る→取らふ (捉ふ) 引く→引かふ (控ふ) 附く→附かふ (仕ふ)

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