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「「キャリア」と「キャリアー」の長音記号による区別の根拠
国語のカテの http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=4722587 で「「キャリア」と「キャリアー」の長音記号による区別の根拠」を質問したところ、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1895422.htmlの回答番号:No.5において、「伸ばすのはドイツ語起源、伸ばさないのは英語起源」という御回答があったという御紹介を頂きました。 上記URLには回答番号:No.5以外の御回答も多数ありますが、今回の「キャリア」と「キャリアー」の違いを説明するものはほかにはないように思います。 それで、ドイ語と英語の両方に堪能な方にお聞きしたいのですが、回答番号:No.5に言うような、「ドイツ語では末尾の音を伸ばすが、英語ではそれを伸ばさない」ということはあるのでしょうか。 もしそういうことがあるのであれば、No.5の御回答はかなり信頼性があるように思います。少なくとも、現時点では「キャリア」と「キャリアー」の違いを説明できる説はほかにはありませんので。 よろしくお願いします。
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No.3で,うっかり「ドイツ語でcarrierにあたるのはKarriere」と書いてしまいましたが,「英語のcareerにあたるドイツ語がKarriere」の間違いです。ドイツ語でも通信事業者をCarrierという単語があるようですが,ドイツ語にとっても英語からの外来語で,日本にドイツ語から入ってきたわけではないしドイツ語だからといって特に「キャリアー」と伸ばすわけでもありません。 問題の説が「キャリア」と「キャリアー」の違いに関して成り立たないということは同じです。
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- kichikara
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根拠を求めるのでしたら、たぶんコレに尽きるでしょう。 http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kanji/gairai.html ****以下抜粋***** 内閣告示第二号 一般の社会生活において現代の国語を書き表すための 「外来語の表記」のよりどころを、次のように定める。 平成三年六月二十八日 内閣総理大臣 海部 俊樹 III 撥音,促音,長音その他に関するもの 3 長音は,原則として長音符号「ー」を用いて書く。 〔例〕エネルギー オーバーコート グループ ゲーム ショー テーブル パーティー ウェールズ(地)ポーランド(地)ローマ(地)ゲーテ(人) ニュートン(人) 注1 長音符号の代わりに母音字を添えて書く慣用もある。 〔例〕バレエ(舞踊)ミイラ 注2 「エー」「オー」と書かず,「エイ」「オウ」と書くような慣用の ある場合は,それによる。 〔例〕エイト ペイント レイアウト スペイン(地)ケインズ(人) サラダボウル ボウリング(球技) 注3 英語の語末の-er,-or,-arなどに当たるものは,原則としてア列の 長音とし長音符号「一」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて 「一」を省くことができる。 〔例〕エレベーター ギター コンピューター マフラー エレベータ コンピュータ スリッパ ****抜粋終わり***** 英語由来かドイツ語由来か、に因る明確な決まり・線引きがある訳ではなく、「なんとなく」「今までそう書いてきたから」と云う、これがつまり慣用と云うヤツ。 たぶん最初にカタカナに訳した人の表記法が連綿と受け継がれてきた物で、電機とか工業分野ではドイツ由来の外来語が多い、と云うことではないでしょうか。 外来語表記に限らず何にでも当てはまる法則があります。 「一回目は偶然にそうなった。 二回目はそれに倣った。 三回目からそれが慣わしになった。」
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「英語由来かドイツ語由来か、に因る明確な決まり・線引きがある訳ではな」いんですね。そういうきまりがあるのかと思っていました。 よく分かりました。 有り難うございました。
- maruouji
- ベストアンサー率26% (25/93)
私の考えを申し上げると、「長音記号の付け方には大した根拠はない」です。 乱暴な言い方をしますと「好み」でいいと思います。 もう少し乱暴に言いますと、基本的に長音記号(特に語末)は使いたくない風潮にあります。文字数がその分多くなるからでしょう。ただ、長音記号を付けないとどうも「しっくりこないもの」には付けざるを得ないといったところでしょうか。 なので、「キャリアでもキャリアーでもどっちでもいい」というのが最も正解に近い(根拠などない)ような気がします。
お礼
つまり、ドイツ語では一般に語尾が長いということはないということでしょうか。 有り難うございました。
- mide
- ベストアンサー率44% (333/745)
長音記号の有無についてはいろいろ複雑な話があってここに書ききれませんし,そもそも日本語の母音の長短が英語やドイツ語の発音と対応するわけではないのでカナ書きそのものが元の発音を表していると考えない方がいいのですが,末尾の音を伸ばす云々に絞って話をすると, 英語のchromatographyは -to- に強勢があるのに対しドイツ語のChromatografieは語尾の -fie に強勢があり,長母音を使います。この単語はドイツ語として外来語で,ドイツ語では外来語は語尾に近い音節に強勢を置くことが多いのです。ですからドイツ語からの外来語として「クロマトグラフィー」と書くのはもっともなことですが,一度カナで書かれたら日本人はまず「フィー」を強く読まないでしょうね。 一方,「キャリア」と「キャリアー」がcareerとcarrierだとすると,ドイツ語でcarrierにあたるのはKarriereなので,「キャリアー」ではなく「カリエーレ」に近くなり(「エー」が強い),「キャリアー」ではありませんのでドイツ語起源ということになりません。 つまり,その説は成り立たないということです。
- Oubli
- ベストアンサー率31% (744/2384)
まず、「キャリア」と表記されそうな英単語にはcareerとcarrierがあります。意味は全く違いますし、強勢は前者では第二音節、後者では第一音節にあります。ドイツ語ではKarriereという名詞があり、careerの意味ですが、発音は「カリエーレ」で、かなり違います。 carrierの場合、語末に長音記号をつけるかどうかは揺れていると思います。-erには普通強勢はつきませんので「-」なしでよいように思いますが、学術用語としても学会ごとに対応が異なっています。 careerを「キャリアー」と書くのは論外でしょう。本来「キャリーア」が良いと思うのですが一般的ではありませんので、「キャリア」となります。そうするとcarrierと区別できなくなるという問題が生じます。 結論としてはカタカナ表記ではcareerとcarrierを区別しがたいということだと思います。
お礼
ドイツ語だからといって語尾が長いわけではないんですね。具体的に発音を示していただいて、たいへんよく分かりました。 有り難うございました。
- fluidicB
- ベストアンサー率46% (23/49)
ドイツ語のなんとかgraphieと英語のなんとかgraphyの語尾の発音は確かに何か違うけど、それをあえてカタカナで書くとしたら同じだよ。 質問者の当初の問題は語尾の-erや-ar, -orの音引きを書くかどうかでしょ。問題にすべき綴りが違う。 戦前のドイツ語由来なら-エル、-アル、-オルってカタカナになってるんじゃないですか? 理系専門家の中でもおおざっぱに言えば、音引きをつけないのは物理系全般、つけるのは化学系全般と分かれてます。No.5氏の産業発展時期うんぬんってのも無理がありすぎ。 外来語もドイツ語由来か英語由来かで、モートル/モーター、ベクトル/ベクターという言い方が分かれることがあります(若いかたならモートルの日立なんて言葉はあんまり聞いたことないかもしれませんが)。 前質問のNo.5氏はその話と混同したんじゃないでしょうか。 そもそも前質問の回答の中に詳しい解説があったと思いますが、carrierをキャリアと綴るひとたちも、carはカーと書きます。正確な語尾の発音違いじゃなくて、何となく長いのはくどい、くらいの印象で決まったことのように思えます(根拠なし)。 朝日新聞がmainのことをメーンとカタカナ書きするように決めている不自然とかもありますよね。photoをフォトと書く方が一般的ですけど、ホトと書くのが正しい世界もありますよね。明治時代あたりにだいたいの聞いた感じでカタカナ書きする基準作りをしていく中で、日本中を統一できるほどの力は誰にもどこにもなかった、ってだけの話じゃないでしょうか。 じゃぁ、カタカナ語の当初から両方あったかどうかといえば、未確認です。
お礼
そうですか。いろんな場合があって、一概にドイツ語は語尾が長いなどとは言えないんですね。 よく分かりました。 有り難うございました。
お礼
ドイツ語だからといって特に「キャリアー」と伸ばすわけではないんですね。 明確な御回答を頂いてよく分かりました。 有り難うございました。