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隅柱、その他について。

隅柱、(出すみ、入すみ)とは、家の角の部分の柱ですよね? 仕様書に、隅柱の寸法は120x120とする、とあったのですが、平屋で105の土台の場合は105でいいのでしょうか?  また、渡りあごを105の木材で作る場合、深さは各何ミリにすればいいでしょうか? 仕口の長さやサイズも、決まった寸法があるのでしょうか? もし仕口の詳しい寸法などのっているサイトがあったら教えてください。 最後に「峠墨」 これは何とよむのでしょうか? 本やネットで調べてみたのですが、見つけることができませんでした。 教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。

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回答No.1

 こんにちは。 <仕様書に、隅柱の寸法は120x120とする、とあったのですが、平屋で105の土台の場合は105でいいのでしょうか>  文章の意味が理解できませんが、  (1)或る文献に隅柱は120が良いと書いてあって、図面を起こすに当って105ミリの土台だったら柱も105ミリでいいのではないか?ですか?  (2)家を建てるに当って仕様書を見たら隅柱が120ミリで土台は105ミリである。寸法がおかしいのではないか?ですか?  (1)(2)とも後々の工事を考えれば寸法は統一されたほうが仕事はやりやすいと思われます。 <渡りあごを105の木材で作る場合、深さは各何ミリにすればいいでしょうか>  「渡りあご」が、私は何を指すのか判りません。「あご」とあるのと、その下の文章から「繋ぎの仕口」のことであろうと推測されます。それであれば、継ぎ手は全て「木半分」です。 <仕口の長さやサイズも、決まった寸法があるのでしょうか>  あります。  (1)鎌蟻=  首の長さは、2寸、2寸、合計4寸の長さです。太さは首が1寸、頭の先が1寸、そこから差し金で頭1寸差し金外側、首の根元差し金内側に合わせて、差し金の外側を隅をつければ鎌蟻の頭の勾配の隅が出ます。  腰掛は5分、木半分。  地回りは下に1寸の目地が入り、上にも首の両側に5分の目地が入ります。  (2)腰掛蟻  蟻の長さ1寸、首1寸、先は1寸6分(8分、8分)。  腰掛にする場合は5分で木半分。  (3)母屋(3寸)  上記(1)鎌蟻、(2)蟻のほかに、束の上で繋ぐ場合は、心から5寸、5寸(1尺)で、下から1寸、2寸の場所を勾配に加工して、反対側は逆の加工をして繋ぎます。 <最後に「峠墨」 これは何とよむのでしょうか>  「とうげずみ」と読みます。  通常「峠(とうげ)」という言い方をします。  峠は「大桁」「母屋」の全てにあります。「屋根垂木」の下側が峠になります。  蛇足ですが、大桁から下は「峠算段」、大桁から上は「水算段」と言い、梁木などは水算段で隅を出します。  母屋の下場を「水」と言います。  上記の「峠」と「水」の寸法が決まっていないと屋根の墨付けは出来ません。  通常3寸の母屋であったら、屋根勾配が4寸勾配の場合、「水」が3寸であれば峠は母屋芯で上場ぴったり、側面で6分下がりとなります。  上から6分(下からは2寸4分)で墨を打って、上場は芯で勾配に取れば4寸勾配の屋根垂木がぴったり取りつかります。  母屋を場合に拠ってあまり痛めたくない場合は、「水」は母屋の下場と決まっていますので「峠」を上げます。  3寸の母屋で屋根勾配6寸の場合、峠隅は母屋の側面で上場から9分下がりになってしまうので取りすぎです。その場合、峠を3分上げれば6分になり(峠は3寸3分)、5分上げれば4分になります(峠は3寸5分)。  私が書いた「絵」をアップできればよいのですが、1回も写真や絵をアップしたことがないので申し訳ありません(挑戦したいとは思っています)。

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回答No.3

 こんにちは。ANO1です。 <仕口の詳しい寸法などのっているサイトがあったら教えてください>  http://www.path.ne.jp/baumdorf/knowhow/shiguchi1.htm  http://www.monotsukuri.net/wbt/wbt_tsugite/mokuji/mokiji.htm  http://www9.ocn.ne.jp/~atom21/tech/tugitesikuti.html  http://echigo.hp.infoseek.co.jp/mokei/index.shtml  http://www.kyoto.zaq.ne.jp/araki/kyomachiya/kigumi/index.html    取りあえず、「継手 仕口」で検索をかけて見つかった中から適当なものを載せておきましたが、詳しい寸法はなかなか出ていません。  実際のところ「蟻」「鎌」以外は、材料の大きさに拠って大きさが違ってきます。実際には経験則から仕口のバランスが最良の寸法に見えるように墨付けの現場でその都度決定しながら墨付けを行います。  前回の回答では分かりづらくて申し訳ありませんでした。  ANO2さんの補足もありがとうございました。  分からないから質問をされたのですよね?こちらの一方的な思い込みから普段口にする言葉が一般的ではないことに思い至りませんでした。  分からない部分がありましたら、補足でまたお尋ね下さい。

noname#112369
質問者

お礼

ご丁寧な回答、ありがとうございました。  サイト見てみましたが、図で載っていて、とてもわかりやすかったです。 ずべの素人なので説明だけだとわかりにくいところもありますが、これから模型を作ったりしながら勉強していきます。 すぐわからなくても、実際に作ってみて、また参考書をもっと読んでからだと理解できると思います。 どうもありがとうございました。

  • nikilauda
  • ベストアンサー率52% (76/146)
回答No.2

隅柱を4寸にし土台を3寸5分にしても構造的には問題ないと思います。管柱は3寸5分だと思いますが、隅柱の外ツラを合わせるかで否かで納まりは違ってきます。 木材の柱の建ち方向(軸方向)による圧縮・引張強度に比べ、垂直方向の圧縮強度は弱いと言えます。その意味で土台も4寸の方が好ましいでしょうが3寸5分でダメだという事はないでしょう。 田舎造りでは柱のほぞを基礎まで突き抜けさせ(4寸の土台なら4寸のほぞ)柱のほぞの小口でも過重を持たすことのできる仕事の仕方もしていましたが、最近の木造住宅では見なくなりましたね。 老朽化が進んだ家で、土台が多少腐ってもほぞの小口が支えていた家もありました。 「渡りあご」ですが、仕事の仕方は様々ですね。 No.1さんがおっしゃっていることが基本形で、下木に1寸くらいの掻きを部材の半分まで掻き、あごを造ります。 場合によっては1寸下がりに5分の掻きをしたりもします。 そこら辺は部材の大きさや用途により様々ですね。質問者さんが問う3寸5分角の部材の場合は、部材が小さいので1寸下がりに5分の掻きが多いと思います。 峠墨はNo1さんのおっしゃる通り垂木の下側が峠になり、4寸勾配で垂木下側を垂直に母屋や桁に持ってきた時、仮に3寸巾(部材の巾)の場合、三角形の芯からの底辺が1寸5分なので三角形の垂直の部分が6分下がりとなり、3寸5分巾の場合は三角形の底辺が1寸7分5厘なので7分下がりとなります。 No.1さんが最後のほうで言っているのは素人の方には分かりにくいでしょうが、峠を上げることによる口脇の変化のことを言っているのだと思います。6寸勾配で9分下がりの位置だと口脇が掻き過ぎになるからです。3分あげれば口脇の深さ(掻き)もその分少なくなり、峠は3分伸びると言う事です。(これはちょっと言葉では説明しにくく、捉える人によっては勘違いしやすいと思います) 峠及び口脇の奥行き・深さなどは文章で説明すると理解しにくいでしょうし、峠墨に関して素人の方は墨付けを行うための基準墨のひとつと覚えておけば良いでしょう。

noname#112369
質問者

お礼

どうもありがとうございました。 素人なのでわかりにくいところもありましたが、もうすこし勉強してみます。 ありがとうございました。