- ベストアンサー
減損の認識
減損会計について 割引前将来キャッシュ・フロー(※)と 固定資産の帳簿価額とを比較し、 減損損失を認識する。 質問 ※なぜ「割引後・・」ではないのですか? 「割引後・・」ならば、現在価値なので 固定資産の帳簿価格と比較しやすいのでは?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「固定資産の現存に係る会計基準の設定に関する意見書」に以下のような記述があります。 「減損損失の測定は、将来キャッシュ・フローの見積に大きく依存する。将来キャッシュ・フローが約定されている場合の金融資産と異なり、成果の不確実な事業用資産の減損は、測定が主観的にならざるを得ない。その点を考慮すると、減損の存在が相当程度に確実な場合に限って減損損失を認識することが適当である。」 下記のような割引後では帳簿価格を下回るが割引前では帳簿価格を下回らないケースでは、将来キャッシュフローが見積もりから乖離した場合、実際には帳簿価格を回収できる事態が頻繁に起こる可能性は、減損の認識に割引前を用いた場合より割引後を用いた場合の方が高くなります。 割引前キャッシュフロー 1000万 帳簿価格 900万 割引後キャッシュフロー 800万
お礼
ありがとうございました。