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Al溶解用容器の構造,材質
Al合金を約10kg,真空炉(溶解時には窒素100%,大気圧,1000℃)中で溶解することを検討中です.どのような構造,材質の容器が最適なのでしょうか? 溶解後に他の容器に移すため,連続鋳造のタンディッシュのように,底部に穴を設け,ストッパーで開閉させることを考えています. 鋼の連鋳のタンディッシュであれば,鉄容器に耐火レンガが敷き詰められ,不定形耐火物が吹き付けられていると思いますが,Alの連鋳やダイキャストではどのような容器を使用しているのでしょうか? そのような容器の製造メーカーもご紹介頂ければ幸いです. なお,溶解用容器は再利用可能としたく考えています.
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溶解時間からすると、鉄製容器は万が一を考えれば避ければいいと思います。 <小学校の理科の時間でアルミ缶のリサイクルの実験では、七輪の上に鉄の容器を乗せ,溶解実験をしているのを見たことがあります。缶表面の材料からのガス発生を懸念したら、おすすめできる実験ではありませんが...。> テルミット反応は、酸化鉄とアルミの反応ですから、この条件ではあまり気にする必要はないでしょう。外部からの酸素供給がないとして。 お答えが遅れましたが、黒鉛ルツボかハイアルミナの耐火物の内張りということになります。これらの製造メーカーは、下記のカロス出版株式会社のサイト内のアルミニウム設備機器資材総覧というページを参照ください。 アルミ合金の溶解で1000℃は高いと思いますが、何か特殊な合金なのでしょうか? その場合は条件が変わります。
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- josh
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どのような溶解方法をとるのか、わかりませんが、鉄製の容器で充分です。
補足
溶解方法…カーボンヒーターの炉です. 鉄容器…3時間はキープするのですが,溶損,というか反応しませんか?表面は酸化鉄ですよね.テルミット反応が起きそうな気がするのですが.その昔,テレビの「フライパンでアルミは溶けるか?」という企画で,フライパンに大穴があいた,というのを思い出します.
お礼
確かに窒素雰囲気ですから,テルミット反応は起こり続けなさそうですね. Al溶湯が接する部位は,やはり黒鉛かハイアルミナ系になりますか.ご紹介頂いたサイト,素晴らしすぎます.こういうのを探しておりました.おそらくこの中のどこかの会社と組んでやっていくことになるかと思います.大変助かりました.有り難うございました.
補足
1000℃とする理由は,炉内に入れている他の物質を活性化させる為です(としか申し上げられなくて誠に恐縮です)