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もし地軸が傾いていなかったら。。。
お世話になります。 学術的探求心からの質問です。 もし地軸が傾いていなかったら、四季はどうなるでしょうか? 自分なりにいろいろ調べてみたのですが、1年中春秋程度のほぼ一定の気候になるという結論に達していたものが多かったのですが。。。 気候には極地方の影響が少なからずあるとなにかでみたことがあるのですが、ともすれば上空の気流等についても考察する必要があるのかなと。。。 素人ながらいろいろ考えを巡らせてみましたが今イチ納得がいきません。 素人にもわかりやすいご教授をお願い致します。
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この質問の答えは、そう簡単なものではないですよ。 今の環境がほんの少し変わってだけでも、人間の考えが及ばないところまで関連して変化するのが普通ですよね。 100人の専門家や学者がいても、厳密には100通りの回答や意見が出て来る訳は、結論を出すために見ている部分が100人とも違うことや、人によって拾ってくるデータの数がまちまちであったり、処理の仕方や精度の違いなどがあるためです。 たとえば「自然界」の現象を100とします。人間の科学技術とは言っても、せいぜいその中の1とか2くらいしか認識できていとすると、たったそれだけの認識数で全体の100が推測できるわけがなく、自然界は究極の「複雑系」なので予想以上の結果になる確率が大変高くなります。ヘタをすれば100パーセントかも。 地軸の傾きが日本では四季を生むと言うところだけを見ている人であれば、傾きがなくなれば四季がなくなると言う単純な結論しか出せないでしょ?。で、質問者様の仰られるように、そうなれば上空の気流にも変化がおよぶのではないかと見る人もいれば、さらに突っ込んで海流はどうかとか、それによる海の生態系が変化するのではないかとか、そうなるとプランクトンが異常な分布を始めるのではないか。そうなると人間の食料としての魚に影響が出るのでは・・・。 所詮人間の科学では、「気流」、「海流」、「プランクトン」、「魚」と言うように、自然界をデジタル的にしか見ることができず、アナログ的な構造の自然界の変化を正確に予測するのは不可能でしょう。 気流が変わるだけでも、想像できないほどの変化が出てきます。 日本の地形が変わるわけでもないし、山の高さが変わるわけでもない。だけど日常の環境の中にあっても、「天気予報」って決して予報は正確ではないですよね。 人間の考えが及ばない「外乱要因」が非常に複雑に絡んでいるために、自然界の天気に関わるすべてを知ることができないから「確率」でしか表すことができないのです。 人間の「科学技術」って、実はすべてがそんなレベルなんです。 上述の例のように、気流が変われば海流が・・・と見る人もいれば、気流が変わると山頂の雪や氷が融けて川が氾濫する、と見る人もいるでしょう。 なので、地軸が傾いていなかったら四季はどうなるかと言う質問については、「わからない」としか言いようがないと思いますよ。 いろいろな人からいろいろな意見が出てくるは当然ですが、見方や考え方が違うだけであって、「断言」できるものではないです。 逆に言えば、すべての意見が正解とも言えます。 変化の断片を垣間見る可能性としては高いと思います。 地球誕生の頃から地軸に傾きがなかったら、それなりの環境で進化をしたはずです。そして日本と言う国ができたとして、日本人と言う人間が存在していて「四季」がなければ、「四季」と言う概念はないことになります。 徐々に地軸が変化したとしたら、それこそ気流や海流などの周期的なリズムによって、「四季」は存在を続ける可能性も絶対にないとは言い切れませんよね。 ですからやはり、「わからない」と言う回答をします。
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- debukuro
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たらいのような変化のない容器を回転させただけでも中の気流は複雑な動きをします だから地軸に傾きがなくてもかなり複雑な気候変化になっていたでしょうね
お礼
御回答有り難う御座いました。 お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
- hisappy
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「地軸の傾きが無い」というのが、公転面に対して垂直という意味だとしたら… 確かに(日本の場合なら)春秋程度の気候で落ち着きそうですが そこに揚げ足取りのような突っ走りの推測で突っ込んでみると・・・ 「地球は太陽を中心に公転している」と言われていますが、 実際には「太陽を焦点とした楕円軌道を回っている」というのがあります。 つまり簡単に言えば、「公転していても地球自身が太陽に近い時と遠い時がある」のです。 地軸の傾きから生じる(夏と冬の違いとして現れる)太陽との距離に対して その距離がどれほどの大きさかは分かりませんが 「なんとなく夏っぽい状態」とか「なんとなく冬っぽい状態」は発生するのかもしれません。 なお、地軸の傾きがないため北半球でも南半球でも 「夏っぽいときはどちらも夏っぽい」となります。 傾きがあると北が夏なら南は冬ですね。 その傾きが無いために、白夜がなくなったり 北極点、南極点では「一年中ずーーっと夜」なんてなるのかも。 逆に赤道面では「一年中、容赦なく真夏」となってしまうので 自転の影響も考慮したフリで考えて見ますと・・・ 中国や日本、カナダなどなどのような 「北半球では東側に海、南半球では西側に海」な大陸では 「お天道様の気が向いたときはトコトン梅雨」みたいになるのでしょうか。 もちろん北極、南極に近付くと豪雪です。 そうやってドンドコドンドコ水分が上空を巡ったかと思えば 今度は降り注いだ分が海に戻っていきます。 はい、豪快な海流が生まれることでしょう。 ということで、題意の「四季はどうなるのか」にもどしてみますと 今は一年の中に春夏秋冬と4つに分かれているのが 「今週は豪雨!」とか「今週は晴れ間があるけど豪風!」とか 「10日間くらい突然乾燥!でもゲリラ豪雨も時々有り」なんてなるのでしょうか。
お礼
御回答有り難う御座いました。 お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。 揚げ足取りな推測なんてとんでもないです。 読ませていただきながらいろいろと考えることができました。
- chiezo2005
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地軸の傾きがないと一年という単位での気候の変動はなくなります。 しかし,ずっと安定な気候が続くのかというとちょっと難しいことになります。 一年という単位での外乱が消えた場合に確かに定常的な状態というのがひとつの解ではあるのですが,それが安定なものか簡単には証明できないように思います。 何かの原因で変動が始まったときに, これまでは一年という大きな外乱のためにその周期に引き込まれてしまっていて大きな振動になることができなかった変動要因が, 外乱の無い状態になった結果,日にち単位の周期の外乱により増幅され大きな気候振動に成長するという可能性があるように思います。
- kirigirios
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地軸が傾いていなければ四季の変化はあるはずがないでしょう。 地球が回転しているのだから偏西風や貿易風はあり、したがって大陸東岸と西岸の気候は、やはり異なるでしょう。 しかし季節風はなくなり、日本は、一年中、春分と秋分を足して2で割ったような穏やかな気候でしょう。 ただし、前線が一年中ほぼ同じ位置にあるとすると、そこは一年中雨ばかりということになりますね。 ここまで書いてふと思ったんですが、(気候ではなく)そもそも日々の気象の変化というのはあるのでしょうか。昼と夜の違いだけで毎日同じ天気が続くのでしょうか。 私より詳しい人教えてください。
お礼
御回答有り難う御座いました。 お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
- 風車の 弥七(@t87300)
- ベストアンサー率24% (1392/5660)
地軸が傾いていなくても四季はあると思いますよ。 ヒマラヤ山脈があるので日本には四季があるのです。 なかったら日本は乾燥地帯の砂漠です。 ただ地軸が直線なら北極に近づくので若干寒冷化するでしょうね。
お礼
御回答有り難う御座いました。 お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
お礼
御回答有り難う御座いました。 お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。 素人の自分にもわかりやすい御回答を有り難う御座いました。 やはり人間が考えて答えが簡単に出るほど自然は単純ではないのですね。とても勉強になりました。