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帰一の詳しい意味が知りたい。

お世話になります。 書道の雑誌で帰一と書いた掛け軸をよくみかけます。 他のカテゴリーで質問したら 帰一の由来は 「所帰者一也」<荀子・王覇編より> 〔所と帰の間にレ点が入る〕からきていて いろいろちがったものが一つになるという意味だそうです。 具体的にどういう意味なのか教えてください。 私は 勝手に 一に帰る つまり初心忘れずの 意味にとっていました。

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回答No.1

この帰一はひとによって意味がそれぞれと思います。 「初心忘れずの意味」はいいですけど、 「世界の色々は、全部ただ陰と陽の一組合だ」とわたしが理解しています。陰陽は、中国古代の哲学に重要の概念です。「陰陽は太極を生む、太極は両儀を生む、両儀は萬象を生む」という哲学の説がよく言われますよね。帰一は、萬象あるいは世界の色々を理解や把握したいとして、もともとの陰陽に遡っていいとの意味なのです。 ともに、「複雑の極みは最簡単に戻ってくるらしい」「世界は循環に、一から九まで、また一になってた」との意味もあります。実は、同じ哲学です。 日本語の不自信ものですが、この説明はいかがでしょうか。

noname#92471
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 何となくですが イメージとして理解できました。 色々違った現象に見えるものも 陰と陽が微妙に混ざり合って起きていて 元は一つだという事でしょうか。 その事象が いろいろ変化していて 良くなったり悪くなったり循環していくとイメージしました。 自分自身にもあてはめてみると 性格の中に長所 短所があり 日常生活でいい方に出たり 悪い方にでたり いいと思ったものも場合によっては悪くなったり 又諦めずに辛抱していると又快方に向かったり いったいどうなっているのだろうと不思議に思ったりもします。 森羅万象がそうならば 自分自身にも起きているということでしょうね。 帰一とはスケールの大きい言葉だと改めて理解できました。

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回答No.2

何となくです。中国語でいえば、これは「玄」、また「玄妙」です。即ち、誰もはっきり言えない、ただ自分で。 ご理解とおり、いいものがわるいものになり、辛抱なら転機がくる。 さらに、 「柔らかいものが強いものに勝つ。」というのは中国人に誰も知っていますね。でも理解は人によって。 だとえば、アメリカの軍力が強いですが、安全でしょうか、テロに襲われたんだよね。中国古代哲学にとって、本当の強いものは敵がないものです、本物の無敵です。そして、柔らかくして、対抗の構えを捨て去って。その柔らかさは、強すぎか、弱すぎか、実は同じものです、「一」です、強いと弱いは陰と陽です。 胸を張って、自慢のひとは、自信より自卑ではないでしょうか。本当の実力者は、勝手に威張らないでしょう、何もわからないように見かけられます。それは「帰一」の奥義をよく知ってるひとだと思います。

noname#92471
質問者

お礼

再びの回答ありがとうございます。 具体的に説明していただいて さらによくイメージできました。 「柔らかいものが強いものに勝つ。」という言葉は魅力ですね。 柳と風のように しなやかで 強い風にも折れないといった感じなのでしょうか。 価値観も時代によって どんどん変わり 昔は良しとしたものが今では古いと評されたり むかしのものが 再び評されたりと何が良くて何が悪いのか 混乱しますが 陰と陽で考えると もとは一つという事なんでしょうね。