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Servite Order の日本語定訳
修道会の Servite Order の日本語定訳をご存知の方、いますか? Google で色々検索してみても、まったくわかりませんでした。 意味から言えば、「(キリストの)従僕会」とか、「下僕会」といった感じなのですが。 出来れば、出典付きでお願いします。 http://www.newadvent.org/cathen/13736a.htm
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これは、Google で検索して調べた限りでは、「僕会」と言います。Servite Order というのは、英語での名称で、普通、修道会が中世頃に起源がある場合、正式名は、ラテン語になります。ラテン語での正式名は、Ordo Servorum と言います。 もう少し正確には、Ordinis(Ordo) Servorum beatae Mariae Virginis で、略して、Ordinis Servorum BMV とも書きます。この正式名を、参考2のページでは、「聖母マリアの僕会」と言っています。この名称は、Ordinis Servorum Sanctae Mariae の訳語のはずで、こうも呼ぶようです。Ordinis Servorum beatae Mariae Virginis を訳すと、「福者童貞マリアの僕会」となります。 どうしてそうなるかは、参考1がトップページである、「聖母マリアのサイト」のなかに、参考2にURLを示している、「グレゴリアン聖歌について4」のなかに、ラテン語表記を伴う、教会旧「典礼暦」の説明があり、このなかで、「聖人祝日の部(Sanctrale)」のなかの2月12日の聖人として、「2月=12日 「聖母マリアの僕会」創立者なる七聖人」となっています。 この表現は、参考3のページのトップの見出しにある、「THE SEVEN HOLY FOUNDERS OF THE SERVITE ORDER, (THIRTEENTH CENTURY) Feast: February 24」と意味的に対応します。2月12日と2月24日でずれていますが、これは典礼暦の新旧の違いの可能性が高いです。 参考6に、カトリックの修道会の一覧表のようなものがあります(ものではなく、そのものですが)。このなかに、「Servites (Ordo Servorum Beata Virgine Mariae, O.S.M.)」という会が挙げられており、その説明文で、「伝承では、1233年に、世俗生活を捨てることに決めた、七人の裕福なフィレンツェ人によって設立される(Founded in 1233 (trad.) by seven wealthy Florentines who decided to abandon their worldy lives.)」とあります。 参考3,4,5などには、「Ss. Septem Fundatorum Ordinis Servorum B. Mariae Virg.」とか、「ex Septem Fundatoribus Ordinis Servorum beatae Mariae Virginis」などの表現が出てきます。従って、「七人の聖なる創立者」とは、この七人の裕福なフィレンツェ人のことであり、この七人が創設したのが、Ordinis(Ordo) Servorum BVM ですから、「servite order」は、「OSBVM」であり、この名を、「聖母マリアの僕会」と、参考2では日本語で呼んでいるということです。 参考2の文書にどこまで典拠性があるのか、分かりませんが、かなり高い確率で、「僕会」と呼ぶのだと言えるのだと思えます。また、もし、違う名称があるなら、それは、日本語での訳語が確定していないことになります(カトリックが、正式訳名を定めていると思いますし、「聖母マリアのサイト」の文書は、カトリックの規準に従って、言葉が使われている可能性が極めて高いです)。 トップページに、「伝統的カトリックの教え・考え」に従って、このページを、いちカトリック信徒が造りました、という意味の注釈があります。 なお、参考リンクには、参考2と参考3のURLを入れてあります。 ordo は、色々な意味がありますが、「秩序、秩序体、組織、会、団体、修道会」などの意味があり、英語の order の元の言葉です。ordinis は、ordo の単数属格(所有格)です。「Septem Fundatorum Ordinis Servorum B. Mariae Virg.」は、「童貞福者マリアの僕会の七人の創設者の」という意味で、「僕会の創設者の……(記念日)」などと、続くのだと思います。主格の場合は、ordo(オルドー)です。 注意)参考2のURLを開くと、色々な英文のサブウィンドウが開きます。サブウィンドウの右上のx印を押して、閉じるのが無難です。 >参考1:「聖母マリアのサイト」トップページ >http://salveregina.virtualave.net/index.html >参考2:グレゴリアン聖歌について4 >http://salveregina.virtualave.net/special/gregorian/gregorian4.html >参考3:7 Holy Founders of Servite Order >http://www.ewtn.com/library/MARY/7SERVITE.htm >参考4:Februarius >http://home.earthlink.net/~thesaurus/thesaurus/Calendarium/Februarius.html >参考5:Martyrologium Romanum - Augustus >http://members.aol.com/liturgialatina/martyrologium/18.htm >参考6:Catholic Orders >http://home.online.no/~cnyborg/orders.html
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- maris_stella
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「定訳」とは何を意味するのか定かでありません。しかし、例えば、『カトリック大辞典』などに載っているものは、正式な訳語だと考えてよいでしょう。この大辞典は、旧版は半世紀以上前のものですが、相応に大きな図書館に行くと、備えています。 また、新版も出ているのですが、全巻出ているのかどうか、わたしは確認していません。(2巻までは出ていたと思います)。これも図書館で調べると分かります。 もっと確実なことは、カトリック教会での用語名などの日本語訳語は、「カトリック中央協議会」が管轄しているそうです。この電話番号を以下に記しますから、平日に電話をして、尋ねてみてください。そこで、定訳はないということでしたら、定訳はないのだということになります。 また、定訳ではないが、こういう訳語を使うことがあるということでしたら、それが定訳に準じるでしょう。 今日は日曜で、電話をしても繋がりません。平日に繋がるはずです。番号が違っている場合、電話番号案内で確認してください(以下は、確認した番号ですが)。 「カトリック中央協議会」 03・5632・4411
お礼
すみません、締め切ったつもりでいたのですが、まだ受付中にしたままでした・・ 補足までしていただいて、有難うございます。
お礼
どうも有り難うございました。僕というのは、キリストの僕ではなく、 マリヤ様の僕だったのですね。そういえば、この修道会の有名な聖堂が Santa Maria dei Servi というのを思いだして、納得したところです。