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「私の母は毎週美容院に行っている」。the と a
他の方の、過去のQ&Aの「むしかえし」です。(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4612846.html) 「私の母は毎週美容院に行っている」の英作ですが、 my mother goes to a beauty shop every week でも間違いではないと(試験の解答なら ○)と思うのですが違うのでしょうか。 a beauty shop とするか、the beauty shop とするかは、「私の母は毎週美容院に行っている」と言う人(or 書く人)とそれを聞く人(or 読む人)の関係で決まると思うのですが。 私は英語の勉強をしている社会人ですが、冠詞の使い方が難しいので便乗しておたずねしました。
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問題の英文を否定文にして考えてみるとよいでしょう。最も自然な解釈が成立するのは、notがevery weekを否定する場合です。つまり、情報価値が最も高いのは、every weekとなるので、問題の英文で重要なのは、美容院に通う頻度であって、どの美容院かは二の次ということになります。したがって、a beauty shopかthe beauty shopかという対立は、影が薄くなります(ちなみに、My mother doesn't go to a beauty shop.では、aは"any"の意味で解釈されますが、every weekを含む文は、My mother goes to a beauty shop, but not every week.と言い換えることができ、この場合のaは"a certain"を意味します)。 aとtheとの間で選択が問題になるのは、典型的には、主語がyouの場合です。(a)は、どの医師かを問題にしているのではなく、とにかく診察を受けることに重点があるのに対して、(b)では、診察を受けることに加えて、診察する人が「決まった」人を想定していることを伝えています(「youを担当する医師」という意味合いで、your doctorという言い方も可能です)。 (a) You should see a doctor. (b) You should see the doctor. (b)を聞いた相手は、実際に、かかりつけの医師がいる場合には、the doctorが具体的に指す対象を頭の中にイメージすることができます。theのコアの意味は、名詞の指す対象に関して、聞き手との間で情報の共有(shared knowledge)が成立すると話し手が考えている場合です。ところが、問題の英文で、いきなり、the beauty shopと言われても、どのbeauty shopのことを指しているのか聞き手にはイメージできないので、(b)とは事情が異なることになります。したがって、the beauty shopを選択した場合、aとtheの対立を背景に想定するのではなく、むしろ、先行文脈の中で具体的に現われた固有名詞を言い換えたthe beauty shopとして現われていると理解する方が自然と考えられます。 動詞の意味解釈は、副詞の影響を受け、例えば、play the pianoも、at 5 o'clockがつくと「5時からピアノを弾き始める」、for three hoursがつくと「3時間ピアノを弾き続ける」のように意味合いが変化します。a(=a certain) beauty shopを選択した場合は、every weekと結びつくことによって、毎週通っているbeauty shopが、実質的には、the sameであることを表すことになります。その意味では、aとtheの違いは、いつもより小さくなりますが、それでも決定的に違うのは、aの場合、どのbeauty shopを指しているのか、聞き手が了解できるとは話し手が期待していないことです。
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昔、定冠詞でいつも×を喰らっていた私の直感ですが、、、 私は、the でも間違いではないが a のほうが良いと思います。 theを使ったばあいは、 「私の母は毎週、ある美容院に行っている」 になると思います。(もしくは、特定の美容院についての説明が事前にある場合) これは、英語の問題ではなく 日本語で、「私の母は毎週美容院に行っている」といった場合、 特定の美容院をさすのか?という問題であるような気がしますね。 ちなみに、私は国語は特に苦手でした。
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ご回答、ありがとうございました。
補足
この欄を借りて、回答を寄せてくださった皆様にあらためてお礼申し上げます。 回答者の方により若干の見解の違いはあるようですが、おかげさまで冠詞の使い分けの感覚と知識も深まったように思います。