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モット絶縁体について
モット絶縁体は強い電子相関作用が働くが故に絶縁体としての性質を示すのは良く分かるのですが、実験的にはどういったことが観測されればモット絶縁体と言えるのでしょうか? 金属-絶縁体転移をすることは実験で確認できたのですが、した実験がこれだけです。前提としてモット絶縁体であることは分かっていただけで、この前提が無ければ他のややこしい絶縁体かもしれませんよね?
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磁化率の温度変化を測定し、低温で磁化率が大きくなればモット絶縁体だと考えられます。 金属ではパウリ常磁性で、温度によらずほぼ一定の値を示します。 モット絶縁体になると電子相関が働いて、磁化率が大きくなり、反強磁性的な振舞いを示します。 高温ではキュリー・ヴァイス的な振舞いをし、低温では低次元反強磁性体の振舞い(ボナー・フィッシャーやQLAF)になって磁化率が残るか、反強磁性体になり磁化率が減少します(磁化率の異方性あり)。 他のややこしい絶縁体(?)の場合は、絶縁化する温度で付近で磁化率が減少するはずです。
お礼
分かり易い説明どうもありがとうございました! 納得しました!