- ベストアンサー
年末調整
教えてもらいたいのですが、年末調整でお金が返ってきますが、あれは何の税金が返ってきてるのでしょうか?またなぜ 年末調整しなくてはいけないのでしょうか? 私はサラリーマンです。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
所得税は現年課税といってその年の収入に対してその年に発生します。 しかし12月にならなければ、その年の収入は確定しません。 だからといって12月になって収入が確定したときに、所得税の計算をして12月の給与から引いてしまうと、給与が半分以下になってしまうという可能性も出てきます。 これでは12月の生活に困ります、だから毎月概算の金額を引いて12月になって収入が確定すれば、正確な所得税の金額を計算してこれと比べて今まで毎月概算で引いてきた金額の合計が少なければその分を徴収するし多ければその分を返すことによって清算をします、これが年末調整なのです。 だから会社が年末調整をしてくれなければ、税務署で確定申告をして清算しなければならないということなのです。 つまり毎月給与から天引きされている所得税は確定した金額ではなくいわば仮払いのようなものです。 ところで概算と書きましたが、概算といっても会社が適当に決めているわけではありません。 税額表というものがあって、それに月収によっていくら引くか決まっているのです。 ただこの決まっている金額が曲者で、殆ど多く取られるように設定されています。 だから年末調整では多くの人が還付を受けており、年末調整は単純にお金をくれるものだと勘違いしている人もいるのです。 どうして多くとるようになっているかというと、ひとつには心理的な問題です。 同じ金額を所得税として取られるとしても、概算で取られた金額の合計が少なくて追徴されると損したような気分になるが、逆に金額が多くて戻ってくると得したような気分になる、ということで徴税がやりやすくなるということです。 もうひとつは会社が年末調整をしなければ確定申告をする場合にやらない人が多いということです。 そうなると不足分があってそれを追徴するのは大変な作業になるが、多くとりすぎておけばそのようなことは殆ど起こらず余計な作業をしなくてすむということです。 だからといって取り過ぎた分を返すと税務署から言ってくることはないのです、納税する側から言えば確定申告という手順を踏まなければ戻ってこない、面倒だといって何もしなければその分は国庫に入るだけです。 つまり国側としては確定申告という義務を果たせば取り過ぎた分は戻しますよ、でもその義務を果たさなければその分はありがたく頂戴して国庫に入れますよということです。 義務を果たして戻るべき金を戻してもらうか、義務を果たさずに戻るべき金を捨てるかという選択です。 要するに確定申告をしていないで税務署が何も言ってこないというのは、殆どが税金の払い過ぎで還付があり、損をしている場合です。 税務署は追徴がある場合は絶対といっていいほど見逃しません。 しかし払い過ぎあったときは何も言ってきません、確定申告をして返せといわない限り返しません。 しかし一般には確定申告をしなくて税務署が何も言ってこなければ、払わなくてはならない税金を払わずに済んで得をしたという、誤った都市伝説がありそれを信じている人が多いということです。 >あれは何の税金が返ってきてるのでしょうか? 上記のように毎月給与から天引きされている所得税は確定した金額ではなくいわば仮払いのようなものです。 ですからそれを12月になった時点で過不足を清算しているだけです。 ただその仮払いの金額が殆どの場合多く取られているので、還ってくる場合が多いということです。 >またなぜ 年末調整しなくてはいけないのでしょうか? しなくてはいけないということはないと思いますよ。 ただ取られ過ぎた分の税金が戻ってこないだけですから、会社は損も得もしないから痛くも痒くもないし、税務署は税金をたくさん払ってくれるなら何も言いません、ありがたく頂戴して国庫へ入れるだけですから。 むしろ困るのは働いているサラリーマンの方でしょう、サラリーマンの立場からすれば「しなくてはいけない」ではなく、むしろ「してもらわなければいけない」と言うことだと思いますが。
その他の回答 (4)
- ma-fuji
- ベストアンサー率49% (3864/7826)
>年末調整でお金が返ってきますが、あれは何の税金が返ってきてるのでしょうか? 毎月の給料から天引きされる所得税は、国税庁の「源泉徴収税額表」に基づいて天引きされます。 これは、仮の数字で多めに天引きするようになっています。 また、生命保険料や損害保険料の控除は考慮されていません。 所得税は最終的に1年の確定した収入から給与所得控除を引き、各種の控除を引いた額に対して税額が計算されます。 この所得税の精算をするのが年末調整で、毎月の給料天引きされた納めすぎの税金が戻ってくるのです。 >またなぜ 年末調整しなくてはいけないのでしょうか? 先に書いたとおり所得税の精算をするためです。 これをしないと納めすぎた税金戻ってきませんし、もし、不足があった場合には追徴で納めなくてはいけませんから。 要は、年末調整はラリーマンの確定申告です。 自営の人は年末調整がない代わりに自分で税務署に確定申告するのです。
- expert1316
- ベストアンサー率0% (0/4)
サラリーマンは、毎月の所得・・つまり、給料から、其の給料だといくらくらいと云う料率表の数字に従って、企業から所得税を天引きされているのです。 その、所得税の税額が正しいか、不足してるか、多すぎたか、を調べるために年末調整が行われ、多く天引きされた方には返金され、少なかった方は改めて天引きが行われます。 計算の仕方もお知りになりたいなら、国税庁のHPをご覧下さい。 所得税を検索されると出てまいります。 http://www.nta.go.jp/
- mukaiyama
- ベストアンサー率47% (10402/21783)
>あれは何の税金が返ってきてるのでしょうか… 仮の分割前払いをした「所得税」という国税です。 >またなぜ 年末調整しなくてはいけないのでしょうか… そもそも所得税というものは 1年間の所得額が確定してからの後払いが原則です。 自営業者等が、年が明けてから確定申告をするのはこのためです。 サラリーマンの場合に限り (ほかにも一部あるが)、源泉徴収の名の下に分割前払いさせられます。 源泉徴収は、あくまでも仮の前払いですから、1年間が終われば過不足が生じることも多々あり、これを是正するのが年末調整です。 税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
- yamato1957
- ベストアンサー率24% (2279/9313)
年末調整: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E8%AA%BF%E6%95%B4 または会社の給料課(経理課)のお姉さんに聞くと詳しく教えてくれますよ。
お礼
大変わかりやすくて 勉強になりました。ありがとうございます。