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曽根崎心中という本で・・・
参考:http://koten.bungaku1.com/kinsei/sonezaki.html 曽根崎心中という本でよく使われている、小さい文字で「中」、「中ゥ」、「ゥ」、「フシ」、「ワキ」、「スヱテ」などがよく出てくるんですが、これらの意味は一体何でしょうか? それと参考のサイトには無いんですが、これも曽根崎心中の本であったことなんですけど、単語に「一」とか「四」とか数字がついているんですけれども、 これって何ですか?読む順番でしょうかね 漢文の返り点にはみえないんですけど・・ 教えてください!!
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回答がないようなので、よく知りませんが・・・。 この本は、普通の本ではなくて、浄瑠璃の本のようです。 浄瑠璃というのは一種の音楽です。 以下はウィキペディアの浄瑠璃に関する記事です。 =============================== 浄瑠璃は、三味線を伴奏楽器として太夫が詞章を語る音曲である。詞章が、単なる歌ではなく、劇中人物の台詞やその仕草、演技の描写をも含むものであるために、語り口が叙事的な力強さを持つ。このため浄瑠璃の口演は「歌う」ではなく「語る」という用語を以てし、浄瑠璃系統の音曲をまとめて「語り物」と呼ぶのが一般的である。 =============================== そういうことで、大きい字で書かれているところは「台詞(せりふ)」というか、「歌詞」のようなものです。 小さい文字で「中」、「中ゥ」、「ゥ」、「フシ」、「ワキ」、「スヱテ」・・・とあるのは、多分、謡い方でしょうね。 >それと参考のサイトには無いんですが、これも曽根崎心中の本であっ>たことなんですけど、 >単語に「一」とか「四」とか数字がついているんですけれども、 >これって何ですか?読む順番でしょうかね どんな単語にどんな付き方をしているのかわかりませんが、注釈の番号じゃないでしょうか。後ろにまとめて注釈がありませんか。 以上、全くの素人のあてずっぽうです。 後を詳しい方にバトンタッチ(^-^ 。
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- KoHal
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浄瑠璃は音楽です。 「曽根崎心中」は浄瑠璃の中でも義太夫節と言われる音楽の代表的な作品です。 百聞は一聴にしかず。ちょうど「曽根崎心中」が試聴できるサイトがありますので環境が許せばぜひ一度聴いてみてください。 http://www.7andy.jp/cd/detail/-/accd/C0185180 ※ただしこれは戦後新しく作曲されたものです。近松の時代の曲とは異なります。 義太夫節は大阪で生まれ育った浄瑠璃で、京大阪の人々に愛され続けてきました。 関西では未だに浄瑠璃の一節を鼻歌でうたう(浄瑠璃は正しくは「語る」ですが)人がいます。私もそうなんですが(苦笑。 で、浄瑠璃の版本というのは、素人が自分で稽古して「語る」ためのものなんですね。 ですから文章だけでなく音符に相当するものも印刷されています。 この「音符に相当するもの」を全部ひっくるめて「節譜(ふしふ)」といいます。 「ウ」とか「スヱテ」とか書かれているものがそうです。 ただし、現在出版されている本だと全ての節譜が印刷されているわけでなく、かなりの部分が省略されています。節譜には活字で表現できない記号があるのです。 全ての節譜を見たいときは昔の木版印刷された本を見ます。関西ですと古本屋に行くと幕末から戦前にかけて印刷されたものが結構手に入るんですよ。 なお、プロの方は手書きです。師匠から本を借りてそれを写します。 そのプロの手書きの本と語りが同時に視聴できる面白いサイトがあります。曲は曽根崎心中ではないですが「道明寺」という大変有名な曲です。 http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/exp2/w/102.html さて、義太夫節のメロディーには決まったパターンが沢山あります。「フシ」とか「スヱテ」はその旋律パターンを示します。 そして「ウ」とか「ハル」とかは音域を表します。 ちなみに「。」は普通、句点、文の終わりを表す記号ですが、浄瑠璃では息継ぎを表す記号です。だから文の途中でも平気で「。」がついてますね。 一つ一つの記号の示す具体的なメロディーは言葉では説明できませんので割愛。 といいますか、説明しろと言われてもさすがに荷が重いです(笑。 興味がおありでしたらぜひ実際に聴いてみて下さい。 最後に、一二三…の数字。 これは節譜ではありません。脚注の番号ですよ。岩波文庫ですね。 見比べてみたらNo.1の補足とまったく同じに番号振ってあります。
- shinsho4
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下のURLは中国の人が書いた曽根崎心中の解説です。 これの二頁(P54)を見ると「小さい文字」の部分がかなりわかります。 http://elib.doshisha.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.utf-8/BD00012627/Body/016000390005.pdf 太夫は語り手で主役です。複数の場合もあるかもしれません。 ワキなんていうのは、主役でない周りの人でしょう。数が多いと番号が付いているかもしれません。 こういう音楽は西洋音楽のようにメロディーが無数にあるというものではなくではなく、数は限られています。 ですので、西洋音楽のように一音一音音符で表すのではなく、西洋音楽の数小節分くらいのメロディー(歌い方)を「小さい文字」で表していると思います。 そして、その数小節分は師匠の歌うのを耳で聞いて覚えるのだと思います。 また「小さい文字」は、この部分の担当は誰かということも、表しているんじゃないでしょうか。 解説のはじめの方を少し読んで以上のように思いました(^-^ 。
お礼
お礼がずいぶん遅くなりましたが、回答ありがとうございました!
補足
回答ありがとうございます。 単語に数字というのは こういう感じです ワ四 キ 中 数 フ一 ふ シ れ 此 ば の・ ハ五 名 ル 残 暁 の あと「・」のようなものもついてました。